9月13日、20日は
NPO法人「農スクール」代表理事の小島希世子さんをゲストに迎えてお話を伺います。

2013年にNPOに認定された農スクール。 代表の小島さんは 小さなころから農業へのあこがれが…(理由は放送で(^^)/)
NPO法「農スクール」は、神奈川県藤沢市にあるNPO。
ホームレスやひきこもりの方が農作業を経験することで
自信を取り戻し、仕事に大切なことを学び、農業の知識や技術も身につく‥
そんな「農業と福祉をつなぐ」取り組みです。
毎回 様々なバックグランドを持った10~12人が受講。
週1回2時間、畑での講習を3カ月かけて10回行います。この10回の目的は
「自信を取り戻すこと」。
畑に通い作業をするために体力をつけるなど努力が必要な10回ですね。
種をまき、育て、収穫して食べるという農業の流れは、成果が目に見えてわかります。
そうした「農スクール」のプログラムと彼ら自身の努力の相乗効果で、3カ月の間に驚くほど変わる人もいるとか。
身だしなみがきれいになったり、誰とも話さなかった人が 話すようになったり、表情がイキイキしたり(^^)/
小島さんのお話を伺っていると、本当に「農業の魅力」に惹かれて、今の取り組みをされているんだなあ…と感じます。
しかし、団体をたちあげた当時はいろいろご苦労もあったようです。
「みんなで楽しく農業ができるだろう」と思っていたそうですが
ホームレスの人たちが自暴自棄になったり、お酒を飲んで農地へ来たりすることもありました。
壮絶なの生い立ちや、順調だった仕事が突然 リーマンショックなどの影響で失ってしまったり‥‥様々なつらい過去を抱えた方々。
小島さんはそういった方々の根気強く話をきくことで、寄り添うことを学んだそうです。
また、活動する上でのルールも 参加者に決めてもらうそうです。
おしつけたルールではなく、自分たちで決めたルールにすると
休む人はほとんどいませんし、遅刻も欠席もほとんどないとか。
農業の魅力について問われると、
「種をまき、育て、収穫して食べるという農業の流れは、成果が目に見えてわかります。 自然は 厳しい面もあるし、癒してくれる面もあるからいい。
そして、食べ物は生きている人間全ての命を支えるもの。その食べ物を自分で作れたら、「まだ自分いける!」と思える。それを教えてくれるのが農業。」
コロナ禍で 空いた時間で、市民農園やプランター栽培で 野菜作りをはじめる人も増えました。
NPO法「農スクール」では 一般の方へも農地を貸して指導してくれる事業もやっています。
コトモファーム
http://www.eto-na-en.com/cotomo-farm/
NPO法「農スクール」の小島さんの本もぜひ読んでみてください
「無農薬で楽しむ家庭菜園のコツ 1人で始める小さな農業」1000円+税
「奇跡の農園」1550円+税