8月30日は NPO法人「ミャンマー ファミリークリニックと菜園の会」代表で医師の 名知仁子(さとこ)さんが現地ミャンマーから出演されます。

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今年2月1日に起きたミャンマー国軍によるクーデターからまもなく7か月が過ぎようとしていますが、
有効な解決策が見だせないまま、軍による市民への弾圧で、亡くなった方は1000人を超えています。

クーデターでミャンマーの人々は安心した生活を送れないだけではなく、
生活困窮がおきています。そして、さらに今 コロナウィルスの感染も急拡大しています。

そんなミャンマーの、都市部ヤンゴンから車で5時間ほどいった、ヤンゴンの南西部、エヤワディ地域の町「ミャウンミャ」で活動する日本人の女性医師がいます。
その方が NPO法人「ミャンマー ファミリークリニックと菜園の会」代表で医師の 名知仁子(なちさとこ)さんです。

ミャウンミャの名知さんをつないで、リモート収録しました。

マザーテレサの「あなたの愛を誰かに与えれば、それはあなたを豊かにする」31歳の時にこの言葉に感銘を受けて、国際医療を目指されたそうです。地球上の人類すべての人がその思いを持てば、明るい未来が待っているはず。

NPO法人「ミャンマー ファミリークリニックと菜園の会」の名知さんは 2008年に任意団体を設立、2012年に「ミャンマー ファミリークリニックと菜園の会」の東京に
事務局を開設しました。
2015年から、医者がいない村、いわゆる「無医村」で
巡回診療と保健指導、そして健康予防(栄養を補うための身体づくり)のための菜園指導をしています。

今回お話しいただくは 無医村の村々のコロナ感染状況、住民たちへ行うコロナ感染対策の指導、
クーデターとコロナで 非常に苦しい状況にある住民たちの生活の様子、
また、自身も現地スタッフも感染リスクのある中で、どのように巡回診療をしているのか、
そして ラジオを聞いている日本人のリスナーに伝えたい思いを伺います。

NPO法人「ミャンマー ファミリークリニックと菜園の会」は設立から9年、どんな思いを名知さんは伝えてくれるのでしょうか。
現地 ミャウンミャから出演していただきます。

NPO法人「ミャンマー ファミリークリニックと菜園の会」をぜひ応援お願いします!
https://mfcg.or.jp/gaiyo/

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ミャンマーの大きなトピックを少しだけまとめますと…

※今年6月に国連総会が、平和的なデモに対する暴力の停止、アウン・サン・スー・チー氏をはじめ、拘束されている人々の解放と、
 ミャンマーへの武器流入の阻止などを呼びかける決議を
 119か国の賛成多数で採択したというニュースがありましたが、軍は内政に干渉するといってこれを拒否。

※ニューヨークにいるミャンマーのチョー・モー・トゥン国連大使の暗殺計画事件が起こります。
 国軍と犯人のミャンマー人2人のつながりを指摘があがりますが、軍はこれを否定。

※注目は 9月14日から開催される国連総会。
 軍評議会が派遣するミャンマー代表者とNUGを支持する国連のミャンマー大使のどちらを
 国際社会が承認するかということ。

※ASEANが外相会議を開き、ミャンマーで 国軍と民主派との対話を仲介する特使として、
 ブルネイのエルワン第2外相が派遣されることに。実際の時期、その成果にも注目が集まります。

そして、世界で次々と変異株が生まれ、感染拡大がとまならない新型コロナウィルス。
6月末ぐらいから ミャンマーもコロナウィルスが広まり、今、かなりの勢いで感染拡大しています。
一時期は陽性率40%までいったのですが、8月中旬に入って陽性率は24%に、しかし連日200名近い方が なくなっているようです。
もともと医療レベルや体制が盤石ではないうえに CDMで医療体制も機能してないため、その急激な広がりに歯止めをかけるのが難しい状態です。
最近になって、ようやくワクチン接種が進んできたり、ロックダウンの成果もあって、少しおさえられてきているようですが…

平和につかった日本人には なかなかイメージできないかもしれません。
しかしイメージしてほしい。この平和はどこからきたのか‥‥を。

ある日突然、平穏で、自由な生活が奪われたら。大事な人が目の前で殺されたら。
自分たちの未来のために、あきらめないミャンマーの人々に少しでも心を寄せてみてください。