今回も先週に引き続き、銅版画家・腐蝕アーティストの小柳優衣さんをお迎えしました。

現在31歳の小柳さん。お2人のお子さんのお母さんでもあります。
作品の内容や制作に対するスタンスも変化されたそうです。
それまでは「自分、作品第一」としていたのが、「子供の思い、家庭運営とのバランス」を考えるようになったそうです。

「平日は朝こども達の世話をして、保育園に送って。自宅の二階をアトリエにしているのでそちらに戻りまして制作をします。
ずうっと銅版画をガリガリやってる訳では無くて、９割以上は資料を読み込んだり、文献を当たったり、構想を練ったり、コンセプトを詰めたり画面構成を考える時間ですね。銅版画に向かったら頭のイメージを一気に描き出すという感じです。
で、保育園に子供を迎えにいきまして、子供たちとご飯を食べて、という感じですね。」

保育園がとてもありがたい！というお話も。入園の前には悩みも多く体調を崩された事もあったとか。

「自分のやりたい事と子育てと悩まれる女性の方多いんじゃないかと思うんです。仕事の転機とのバランスで。私も色々思うところがあったんですが、その時期に社会の中で営みながら子供を育みながら暮らす事について考える事が出来ました。」

働く女性にとって色々な選択肢がある社会であれば、素敵な作品がもっと世に出てくる。そう感じるお話でした。

▼『学園前アートフェスタ2019』
2019.11.9（土）～16（土）
会場：近鉄 学園前駅周辺

「　小柳 優衣 公式ウェブサイト　」

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