ピアニスト・熊本マリさん：ピアノを弾くのに手の大きさは関係ない！

ピアニスト・熊本マリさんをお迎えしました。

5歳からピアノに親しみ、10歳で家族と共にスペインへ。
1975年よりスペイン王立マドリード音楽院に。
更にアメリカのジュリアード音楽院、イギリスでは王立音楽院で学ばれました。

「14歳、中学2年生の時に感動して自分も舞台にたって人を感動させたいとおもって、ピアニストを志しました。
今の外国と当時の外国は日本人に対する見方も全然違ったし、早いうちから自分が日本人だって事を意識しましたね。
日本人の良い所も意識したし、アイデンティティも意識しました。」

「私が14歳でロンドンにいた時、”あなたは手が小さいからピアニストは諦めた方が良いんじゃないか”って言われたんです。すごくショックで。
でも他の先生に”まだ可能性はある。お風呂で毎日お湯の中でストレッチをしてごらん”って言われたんです。
当時まだオクターブが届かなかったんですけど、3ヶ月で届くようになって！
それで、やっぱり諦めてはいけないと。本当に手の大きさっていうのは関係ないんです。
指使いであったり選曲の仕方であったり、自分のルールを作れば全部乗り越えられるんです。」

力強い、そして貴重なお話でした。
諦めずに自分に合った方向に努力をすること。ピアノだけでなく色々な事に繋がる気がします。

▼コンサート情報
『熊本マリの夜会　ちょっと早いバースデーパーティー』
10月8日（火）東京文化会館小ホール

「　Mari Kumamoto [Pianist]　」

▼radikoタイムリー（一週間聴取可）
「ENTERTAINMENT NEXT！」radikoタイムフリー

ENTERTAINMENT NEXT!

ピアニスト・熊本マリさん：ピアノを弾くのに手の大きさは関係ない！