現代アーティスト向山喜章さん：高野山で過ごした幼少期に培われた”美”の感覚

世界的に活躍されている現代アーティスト、向山喜章さんをお迎えしました。

「私の母の生まれ故郷が高野山なものですから、高野山というのはご承知の通り宗教都市で大変な聖地なのですけれども、そこが私にとってはごく当たり前の日常でした。
街を歩いていていればお坊様にお会いしますし、寺院や霊場が私たちの遊び場で、肝試しをしたりかくれんぼをしたりしていました。」

「私自身は特定の美術学校には行っていなくて。
祖父や叔父たちが高野山の寺社の修復をしたりお茶室を作ったりお仕えしていた街の大工で、
母はお茶とお花の師範代でしたし、日本の伝統に触れる機会が幼少期から多かったんですね。
そして、20歳頃に諸先輩に”出来るだけ世界の超一流に振れたほうが良い”と言われて、
いきなり色々とび越えてアメリカのディア・センターや、フランスのルーブル美術館に行っていました。なので現場仕込みです(笑)」

密教美術が根っこにあるというお話。
小さい頃から描く作品は左右対称のものばかり。
そんな向谷さんの作品はこちら。

創作をはじめて25年間はワックスを使って作品を突き詰められていらっしゃいます。
ここ5年程はまた新たな創作活動にも取り組まれています。

向山さんのお話はまた来週も伺います！

「　KISHO MUKAIYAMA | 向山喜章　」

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現代アーティスト 向山喜章さん：高野山で過ごした幼少期に培われた”美”の感覚

現代アーティスト向山喜章さん：高野山で過ごした幼少期に培われた”美”の感覚