演出家：宮本亜門さん「北斎は、チャレンジする事を教えてくれる先輩」

新年最初のゲストは、演出家・宮本亜門さんをお迎えしました。
亜門さんの演出家としてのお話から、次回演出の舞台について。

「20代の頃は全員に、”お前こそ演出家に向いていない！なんて威厳の無い顔！”と言われました(笑)
でも演出家になれて、上下関係ではない対等な位置関係で、スタッフ・キャスト皆と
”ああいうのどう？こういうの面白くない？”って子供のように稽古場で楽しませて貰ってます」

「海外で仕事をさせてもらって思ったのは、怒鳴ったり何かを投げたりとかしてしまったら、
その業界からアウトですね。一瞬で。エネルギッシュな稽古場ではあるものの上下関係というのは無しですね。」

過去一度だけ思いのあまり机を倒したことがあった（！）そうなんですが、
逆に総スカンを食らって改めて「こういう事は向いていない」と思われたとか…。
今の亜門さんからは想像出来ない事で驚きです！

また、間もなく始まる舞台のお話も。

「北斎は、70歳を過ぎて自分はまだ骨格が分かったくらい、
90歳になったら奥義を極めて、100歳以上になって初めて一点一格が描けるっていうんですから！これはすごい！」

そんな北斎の往年を描いた舞台「画狂人北斎」。
お話は来週もたっぷり伺います！

▼舞台「画狂人北斎」
1月10日(木)～1月20日(日) 新国立劇場(小劇場)

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