音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第198回目のテーマは『ニール・セダカが書いた曲特集』。
2月27日に、数々のヒット曲で知られるアメリカの歌手、
ニール・セダカさんが、86歳でお亡くなりになりました。
彼のヒット曲はここ数日で何度もかかりましたので、
今回は、「ニール・セダカが他のアーティストに書いた曲」を特集。
彼の「ソングライターとしての功績」にも迫ってみました。
まず1曲目は、コニー・フランシスで「ボーイ・ハント」。
1961年、全米最高4位のヒット曲になりました。
コニー・フランシスに提供した「間抜けなキューピッド」が1960年にヒットしたので
翌年また、ニール・セダカに発注が行ったわけです。
この曲は、コニーの主演映画『ボーイ・ハント』の主題歌になり
コニーの情熱的なボーカルに、セダカが書いた切ない曲が見事にマッチしています。
2曲目は、フィフス・ディメンションで「愛の星座」。
1969年、全米20位のヒットとなりました。
1966年から現在まで、60年間活動を続けている
男女混成の黒人グループ、フィフス・ディメンション。
1969年に「輝く星座」が全米1位に輝きました。
セダカが書いた「愛の星座」は、その次に出たシングルです。
おそらく、1位になった「輝く星座」にあやかって、
この邦題がつけられたんだと思いますが、
この「愛の星座」の原題は「Working On A Groovy Thing」。
(私たちはグルーヴィーなことをしているの)
タイトル通り、グルーヴィーな名曲です。
3曲目は、キャプテン&テニールで「愛ある限り」。
ハワード・グリーンフィールドが作詞、セダカが作曲したこの曲は、
もともと1973年に、セダカが自分のアルバムで歌っていた曲でした。
1975年に夫婦デュオのキャプテン&テニールがカバーしたところ、
軽快でキャッチーな曲調が受けて、ビルボード4週連続1位のヒットを記録。
この年の年間シングル1位に輝いただけでなく、
グラミー賞の「最優秀レコード賞」にも選ばれました。
今でもラジオでよくかかる曲ですので、
洋楽に詳しくない人でも、絶対にどこかで聴いたことがあるはずです。
改めて、セダカのソングライティング能力には舌を巻くしかありません。
4曲目は、カーペンターズで「ソリテアー」。
1975年、全米17位まで上昇しました。
この曲も、1974年にセダカが歌った曲で、
フィル・コーディと共作した作品です。
「ソリテアー」というのは、1人で遊べるカードゲームのことです。
愛を失った男が一人むなしく手札を操る……という内容で、
アンディ・ウィリアムスや、エルヴィス・プレスリーもカバーしました。
カレンが歌うカーペンターズのバージョンは、
彼女の低音の厚みが、すごく心に沁みます。
お別れの曲は、森口博子さんで「水の星へ愛をこめて」でした。
実は日本の歌手にも曲を書き下ろしていました。
森口博子さんのデビュー曲で、テレビアニメ『機動戦士Zガンダム』の
後期オープニング曲になりました。
なぜセダカがアニソンを書くことになったかというと、
『機動戦士Zガンダム』の総監督・富野由悠季さんが、
「従来のロボットアニメの主題歌とは一線を画する主題歌を作りたい」と
わざわざ渡米して、ニール・セダカに楽曲制作をお願いしたからなんです。
最初は書き下ろしではなく、セダカが過去に歌った曲を、
鮎川麻弥さんが日本語でカバーした曲が、オープニングとエンディングで使われました。
これがガンダムファンにも好評を得て、後期のオープニング曲は
セダカが満を持して、新曲を書き下ろしたんですね。
NHKが企画した「全ガンダム大投票」では、この曲が1位に輝きました。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2026年3月15日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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