音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第193回目のテーマは『元祖ギター女子』。
昭和の時代に活躍した「元祖ギター女子」の曲をおかけしていきました。
まず1曲目は、加藤登紀子さんで「ひとり寝の子守唄」。
「おトキさん」こと加藤登紀子さんは、東京大学在学中に
「日本アマチュア・シャンソンコンクール」で優勝。
1966年、学生のままレコードデビューを果たします。
デビュー直後は、作詞家・作曲家の先生が書いた曲を中心に歌っていましたが、
自分で曲も書けたおトキさんはよく「日本初の女性シンガーソングライタ―」と言われます。
この「ひとり寝の子守唄」は、おトキさんが自分で作詞・作曲。
学生運動の闘士だった恋人・藤本敏夫さんが逮捕されたときに、
獄中から藤本さんが送ってきたハガキを見て、その孤独に思いを馳せて作った曲です。
この曲がヒットして、おトキさんは1969年暮れに
日本レコード大賞・歌唱賞を受賞。
1972年、愛を貫いて、おトキさんは藤本さんと獄中結婚しています。
2曲目は、やまがたすみこさんで「風に吹かれて行こう」。
小学生の頃から、ギター片手に曲を作っていたというやまがたすみこさんは、
高校生のとき、視聴者参加番組『家族そろって歌合戦』に出演。
そこで自分で書いた曲を歌って優勝したことがきっかけでスカウトされて、
16歳のとき、この「風に吹かれて行こう」でデビューしました。
可憐なルックスで、フォーク界のアイドルとも呼ばれましたが、
その後、シティ・ポップ路線に転向。
現在は、作曲家・編曲家の井上鑑夫人です。
3曲目は、金延幸子さんで「時にまかせて」。
1960年代末、関西のフォークシーンに登場した金延幸子さん。
当時のフォーク界は、プロテストソングが全盛でしたが、
金延さんは、その枠にとらわれないポップな作風と、
ジョニ・ミッチェルのような高く澄んだ歌声で注目を浴びました。
その後、拠点を東京に移して、細野晴臣さんのプロデュースで
1972年にファーストアルバム『み空』をリリース。
その中に収録された「時にまかせて」は金延さんの代表作で、
ギターは金延さん、ベースは細野さんが弾いています。
4曲目は、山崎ハコさんで「織江の唄」。
この年に公開された、五木寛之さん原作の映画『青春の門』の主題歌で、
作詞は五木先生自身。主人公の「信介」を演じたのが、佐藤浩市さん。
ヒロインの「織江」を演じたのは、杉田かおるさんでした。
このときに書き下ろされたというイメージがありますが、
実はハコさんがこの曲を書いたのは、6年前の1975年です。
この年にも映画『青春の門』が公開。織江役は大竹しのぶさんでした。
このとき、新聞に五木さんの歌詞が掲載されてイメージソングを
公募することになり「応募はアマチュアのみ」でしたが、その歌詞を見たハコさんは
「これは九州出身(大分)の自分が歌わんといけん!」とすぐに作曲。
五木さんに聴かせたところ「この歌のハコさんが、一番織江らしい」と
レコーディングすることになり、1979年にB面曲としてリリース。
2年後に、晴れて主題歌として採用されることになりました。
お別れの曲は、イルカさんで「あの頃のぼくは」でした。
1970年、「シュリークス」というフォークグループのメンバーとしてデビューしたイルカさん。
1974年、伊勢正三さんが書いた「あの頃のぼくは」でソロデビューしました。
当時よくコンサートで共演していた「かぐや姫」の妹分と呼ばれ、
伊勢さんが書いた、かぐや姫の曲のカバー「なごり雪」が大ヒット。
その後も「雨の物語」「海岸通」など、伊勢さんの曲をヒットさせました。
きょうはライブ盤『1976 イルカ・ライブ・コンプリート』より
ライブバージョンを聴きながらお別れでした。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2026年2月8日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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