音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第192回目のテーマは『アナザー・サイド・オブ・ピンク・レディー』。
今年も様々なアーティストが「周年」を迎えます。
「デビュー50周年」を迎えるのが、ピンク・レディー。
きょうは「アナザー・サイド・オブ・ピンク・レディー」と題して、
普段なかなか掛からない「メガヒット以外の名曲」をいろいろとお掛けしました。
まず1曲目は、「レディーX」。
1977年12月に発売された「UFO」のB面曲。
「彼氏が超能力を持った宇宙人」という設定の「UFO」は、
155万枚を売り上げて、ピンク・レディーの最大のヒット曲になりました。
A面は「彼氏が謎の人」でしたが、B面は、逆に主人公の女性のほうが
「レディーX」という「謎の女性」で、関係が深まるごとに、
ちょっとずつ正体を教えていってあげる、という設定になっています。
疾走感あふれる曲調は、同じ都倉俊一さんによる
山本リンダ「どうにもとまらない」を彷彿とさせる曲で、
ファンの間でも人気の高い曲でした。
2曲目は、「事件が起きたらベルが鳴る」。
1979年3月に発売された11枚目のシングル「ジパング」のB面曲。
実はこの曲、1979年のシングル第1弾として作られた曲で、
本当はA面になるはずでした。
制作サイドは、ピンク・レディーを大人の路線に移行させたいという
意向がありましたが、事務所側が「ちょっとハイブローすぎないか?
もっと明るく、スピード感のある曲にしないと、最大のファンである
子どもたちが離れていってしまうのでは?」と懸念を表明。
意見が衝突した末に、事務所側の意向を受けて「ジパング」が作られ、
そちらがA面になったそうです。
しかし「ジパング」は、オリコン最高4位止まり。デビュー2作目の
「SOS」から続いていた連続1位記録は、ここで途絶えてしまいました。
予定通り、この曲がA面になっていたらどうなっていたんでしょうか?
3曲目は、「波乗りパイレーツ〈U.S.A吹込盤〉」。
1979年7月発売の13枚目のシングル「波乗りパイレーツ」のB面曲。
ピンク・レディーはこの曲が出る前、1979年5月に全米デビューを果たしていて、
タイトル通り、こちらはアメリカでレコーディングしたバージョンです。
注目は、なんとバックコーラスにザ・ビーチ・ボーイズのメンバーが参加していることです。
クレジットを見ると、「ブライアン・ウィルソン、 マイク・ラヴ、
カール・ウィルソン、 ブルース・ジョンストン」とあり、
バンド全員ではありませんが、主要なメンバーが参加。
さすがはビーチ・ボーイズというコーラスを披露しています。
4曲目は、「KISS IN THE DARK」。
ピンク・レディーが、かねてからの夢だった全米デビューを飾った曲。
1979年5月に世界40ヵ国で同時発売されました。
全編英語のこの曲、日本ではアメリカより4ヵ月遅れの
1979年9月に発売。歌詞がすべて英語だったことと、
2人がアメリカに行って、しばらく日本を留守にしたこともあって
オリコン最高19位にとどまりました。
ピンク・レディーのアメリカ進出は「失敗」というニュアンスで
語られがちですが、この曲は「ビルボード・ホット100」で
最高37位まで上昇。ヒットしたと言っていいですし、
当時の日本人アーティストとしては大健闘と言えます。
向こうで冠番組ができるなど、アメリカの芸能界にもしっかりと爪痕を残した
ピンク・レディー。その功績はもっと評価されてもいいと思います。
お別れの曲は、「マンデー・モナリザ・クラブ」でした。
デビュー以来、ピンク・レディーの曲を手掛けてきた
阿久悠・都倉俊一コンビの作品は、この曲でいったん終了になりました。
阿久さんは、都倉さんと話し合って「そろそろ、子どものファンのことは忘れて、
ミーとケイのための曲を作ろう」と決めてこの曲を書いたそうで、
「ずっと頑張ってくれたご褒美だよ」とプレゼントしたそうです。
ミーさんとケイさんも「こういう曲が歌いたかったんです!」と大感激したそうです。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2026年2月1日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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