古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2025.11.30

2025年11月30日放送『冬の「片想い」祭り』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第184回目のテーマは『冬の「片想い」祭り』。

前回に引き続き、星屑スキャットのカバーアルバム「Kaleidos」リリース記念企画。

この度、日本ポップス界におけるスタンダードナンバー『片想い』を、

星屑スキャットがカバーさせて頂いたということで、

1969年の初リリースから、様々な歌手たちによって歌い継がれてきたこの名曲の世界に、

思い存分浸って頂こうという、「片想い」だけの20分でした。

 

まずは、オリジナルの槇みちるさんで「片想い」。

この曲をもって槇みちるさんは芸能界を引退し、スタジオミュージシャン、

そしてジャズシンガーとなり、今なお精力的な活動をしています。

 

さしたるスポットも浴びないまま歌い手を失くした名曲「片想い」を、

すぐに歌い継いだのが、同時代、同じ渡辺プロに所属した大スター中尾ミエさんでした。

1977年頃から有線で火が付き、ロングセラーとなり、

この中尾ミエさんバージョンが大ヒットしたことで、

いちやく「片想い」という曲の認知度が上がりました。まさに功労者。

編曲は同じ川口真さんですが、また違った趣のある「片想い」に仕上がっています。

最後の「眠れない夜の」の部分が、中尾さんバージョンだと「眠れ夜の」になっているんです。

 

続いて80年代にリリースされた「柏原芳恵さんバージョン」、

そして94年にカバーされた「中森明菜さんバージョン」。

3曲続けてお聞き頂きました。

 

お別れの曲は、星屑スキャットで「片想い」でした。

最後は2025年バージョンです。

ニューアルバム「Kaleidos」には他にも様々なジャンルや時代の楽曲が、

2025年の星屑スキャットサウンドで、14曲も収録されているカバーアルバムになっています。
 
昭和100年を体感したい方は、是非お聞き頂ければ幸いです。
 

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2025年12月7日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。