音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第163回目のテーマは『湿っぽくない雨ソング』。
6月といえば傘が手放せない季節。
そこで今回は、ウエットにならない「湿っぽくない雨ソング」を中心にお送りしました。
まず1曲目は、シュガー・ベイブで「雨は手のひらにいっぱい」。
シュガー・ベイブは、ちょうど50年前、1975年にデビュー。
つまり、達郎さんは今年がデビュー50周年になるわけで、
今年4月にデビューアルバム「SONGS」の50周年記念盤がリリースされました。
そのアルバムに収録されている「雨は手のひらにいっぱい」、
作詞・作曲と、ピアノ、ボーカルは達郎さん。
エレクトリックピアノは、メンバーの大貫妙子さんが弾いています。
2曲目は、ZARDで「Good-bye My Loneliness」。
1991年2月にリリースされた、ZARDのデビュー曲です。
これは、中村雅俊さん主演のドラマ『結婚の理想と現実』の主題歌でした。
作詞は、坂井泉水さん自身、作曲は織田哲郎さんです。
いきなりオリコン最高9位、20万枚以上のヒットになりました。
ミッツさん曰く、「坂井泉水は雨が似合う最後の歌謡歌手」だと思っているそうです。
3曲目は、ハイ・ファイ・セットで「霧雨で見えない」。
こちらは、松任谷由実さん提供曲。
1984年、アルバム『Pasadena Park』に収録された曲で、
のちにユーミン自身も、1987年リリースのアルバム
『ダイアモンドダストが消えぬまに』でこの曲をセルフカバーしました。
ちなみに、ハイ・ファイ・セットのデビュー曲「卒業写真」は、
ご存知の通りユーミンの曲で、こちらもハイ・ファイ・セットの方がリリースは先。
ユーミンが後でセルフカバーしました。
山本潤子さんの、澄み切った歌声に注目してお聴きください。
4曲目は、槇原敬之さんで「Rain」。
大江さんのオリジナルバージョンは、1988年リリースのアルバムに収録された曲で、
当時はシングルになりませんでした。
槇原敬之さんは、この曲を高校時代から愛聴していたそうで、
大江さんをシンガーソングライターの先輩として尊敬しています。
2014年に、大好きなこの曲をアルバムでカバー。
知らずに聴くと、槇原さんのオリジナル曲に聞こえるかもしれません。
お別れの曲は、今井美樹さんで「オレンジの河」でした。
こちらは、1986年にリリースされた、
今井美樹さんの1stアルバム『Femme』に収録された曲です。
「オレンジの河」は、高速道路の灯りがオレンジ色のランプに照らされて、
まるで河のように見える情景を歌ったもので、バブル期の雨の高速を歌った
「演歌系ポップス」と言えるかもしれません。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2025年6月29日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
2025.06.22
2025年6月22日放送『湿っぽくない雨ソング』
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