古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2025.02.09

2025年2月9日放送『結成40年・30年・20年』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第148回目のテーマは『結成40年・30年・20年』。

2025年は昭和100年という節目の年ということで、
 
先週は今年で「結成70年・60年・50年」を迎えるグループやバンドを特集してお送りしました。
 
今週は、その続き。
 
今年で「結成40年・30年・20年」になるグループやバンドの楽曲をご紹介してまいりました。
 
 
まず1曲目は、男闘呼組で「DAYBREAK」。
 
今年で結成40年を迎える男闘呼組。
 
幾度のメンバーチェンジを経て、結成から3年後の1988年に初の映画主演、
 
そしてその年の8月にレコードデビュー。メンバーは成田昭次、岡本健一、高橋和也、前田耕陽の4人。
 
2022年には29年ぶりの再結成を果たし、

現在は「Rockon Social Club」として、再びバンド活動を継続中です。

 

続いても、今年「結成40年」を迎えるグループです。

AMAZONS」。こちらは女性3人組のコーラスグループですが、

80年代90年代のJ-POPを聴いてきた人であれば、一度は耳にしたことのある名前かと思います。

長らくスタジオミュジシャン、バックコーラスシンガーとして活動してきた

斉藤久美さん、𠮷川智子さん、そして70年代後半からアイドル歌手として活動していた

大滝裕子さんの3人によって、1985年に結成されたグループです。

以降、松任谷由実、久保田利伸、米米CLUBといった人気アーティストたちのツアーメンバーや、

レコーディングメンバーとして、「AMAZONS」というクレジットは、

数多のレコードやCDにクレジットされることとなります。

女性3人組スタジオシンガーと言えば、シンガーズ3、EVEであり、「AMAZONS」はその次世代型。

「ちょっとイケイケソバージュ女性コーラス」として、様々な歌番組などで目にした記憶がある人も多いでしょう。

そんな「AMAZONS」が、単独グループとしてレコードデビューしたのが1987年。

CBSソニーよりシングル「GLORIOUS GLAMOROUS」という曲でした。

途中、活動休止時期を経て、現在も精力的にライブステージやCDリリースをしています。

そんな「AMAZONS姐さん」たちが1989年にリリースした

3枚目のシングル「嘘泣きでCheek」をお聴き頂きました。

当時の日本人が目指した「ブラコン精神」が詰まった、非常に完成度の高いバブルソングのひとつです。
 
続いてお聴き頂いたのは、お馴染み「オリジナルラブ」です。彼らもまた1985年に結成。
 
そこから地道なライブ活動で人気と実力をつけ、レコードデビューに漕ぎ着けたのが1991年。
 
お聴き頂いたのは2枚目のシングル「月の裏で会いましょう」。
 
そんな彼らも紆余曲折を経て、現在はボーカル田島貴男さんひとりのプロジェクトとして活動継続中です。
 
 
続いては、「結成30年組」です。1995年。
 
まずは沖縄からやってきた4人組SPEEDです。
 
人気音楽番組「夜もヒッパレ」のレギュラーメンバーとしてテレビデビューをし、
 
視聴者からの公募によって「SPEED」と名付けられたのが1995年のことでした。
 
そして翌1996年に「BODY&SOUL」でレコードデビューをすると、
 
沖縄の先輩である安室奈美恵やMAXを凌ぐほどの勢いと人気で、時代の申し子に。
 
まさに90年代後半の「J-POP沖縄旋風」の象徴と言える存在となりました。
 
お聴き頂いたのは2枚目のシングルで早くもミリオンセラーを達成した「STEADY」でした。
 
 
そのまま続けてお届けしたのは、1995年にフロリダで結成、1997年デビュー。
 
そして2000年遂に初の全米1位に輝いたNSYNCの「It’s Gonna Be Me」をお聴き頂きました。
 
 
1995年組で忘れてならないのが、この年、突如「結成」そして「デビュー」を飾った「V6」。
 
惜しくも2021年に解散してしまったV6は、
 
年少グループ「Coming Century」と年長グループ「20th Century」に分かれていたのも特徴のひとつでした。
 
V6解散とともに、Coming Centuryの方も解散となってしまいましたが、
 
お兄さんたちはまだまだ現在も歌って踊っています。
 
20th Century で2016年の作品「不惑」お聴きいただきました。
 
そして20th Centuryに続いてお聴き頂いたのは、今年「結成20年」を迎える
 
星屑スキャットの「蜃気楼」でした。
 
ミッツ・マングローブ、ギャランテイーク和恵、メイリー・ムーの女装3人組音楽ユニットです。
 
 
お別れの曲は、AKB48で「桜の花びらたち」でした。
 
オーディションを経て、2005年10月に結成し、
 
2005年12月に東京秋葉原の専用劇場を拠点にライブ活動を開始。
 
翌年2月にインディーズで初のシングルをリリース。

ブレイクは2008年頃とされています。

星屑スキャットには適いませんが、近年稀にみる、なかなかの叩き上げ。(ミッツ談)

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2025年2月16日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
    ミッツ・マングローブ
    ミッツ・マングローブ

    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。