音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第143回目のテーマは『1995年の1週目オリコンチャート』。
まず1曲目は、松田聖子さんで「輝いた季節へ旅立とう」。
こちらは18位にランクイン。
松田聖子さんが6年ぶりの復帰を果たした94年の紅白。
そこで披露されたのがまだリリース直後であった「輝いた季節へ旅立とう」。
定番のヒットソングではなく、いきなり新曲を紅白で歌うという攻めたスタイルが印象的でした。
2曲目は、小沢健二さんで「ラブリー」。
こちらは22位にランクイン。
こちらも松田聖子さん同様、94年の紅白で歌唱されたことにより、
年明けのチャートで順位が再浮上した曲。
3曲目は、Mr.Childrenで「Tomorrow Never Knows」。
そしてそのまま続けて、SMAPで「たぶんオーライ」聴いていただきました。
94年レコード大賞「innocent world」で受賞したにもかかわらず、
レコード大賞始まって以来、初めて「大賞受賞者が会場に来ない。歌わない」というのは、
日本の歌謡史において事件でした。
しかし、それでも大賞を獲るだけの勢いがミスチルにはあり、
その次のシングル「Tomorrow Never Knows」と「シーソ-ゲーム」がベストテンに同時ランクイン。
そして、SMAPがいよいよ社会現象に。まだ6人体制でした。
この年最初のチャートで初登場1位「たぶんオーライ」。
SMAPの「たぶんオーライ」、そしてミスチルの「Tomorrow Never Knows」をみると、
「近い将来何かが起きるのでは?」と思わされるメッセージを感じませんか?
この後起こる、大激動の95年をまだ知らなかった1月2日。
2週間後の1月17日は阪神・淡路大震災が発生。
3月には地下鉄サリン事件、
そこから長きに渡るオウム関連の事件や疑惑に怯え続けた1995年でした。
お別れの曲は、松任谷由実さんで「春よ、来い」でした。
そんな1995年を念頭から、まるですべてを知っていたかのように、
ずっと流れていた祈りにも似た楽曲。
当時の朝ドラの主題歌としてヒットしていた一方で、95年以来、日本人が危機に面した際、
常に安らぎと希望をもたらしてくれるスタンダード曲となりました。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2025年1月12日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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