音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第103回目のテーマは『なのに特集』。
「なのに」とは、【前の文と矛盾していること、
結果が予想や期待に反すること】を表す接続詞です。
この言葉ひとつで、春が持つ前向きなイメージとは違う想いが
歌に込められていると瞬時にわかります。
今回は、この言葉にこだわって、
タイトルに「なのに」が使われている曲だけ、お届けしていきました。
まず1曲目は、チェリッシュで「なのにあなたは京都へゆくの」。
1971年にリリースし、35万枚を売り上げたデビューシングルです。
自分を捨てて京都へ行ってしまった恋人への想いを歌っています。
タイトルが「なのに」から始まるところに情念を感じる一曲です。
2曲目は、相本久美子さんで「夏☆なのに I Love You」。
相本さんはマルチタレントの先駆け的な存在で、
歌やドラマ、司会・グラビアなど、大活躍されていた方です。
この曲は、キャンディーズで数々のヒットを生んだ、
穂口雄右さんが、作曲をされています。
3曲目は、古内東子さんで「誰より好きなのに」。
タイトルに「なのに」がつく中で、
最もカバーされた数が多いと言われる曲です。
1996年、7枚目のシングルとしてヒットし、
古内さんの代表曲とも言われています。
これまでにカバーしているのは、徳永英明さん、清水翔太さん、
Ms.OOJAさん 、JUJUさん、米倉利紀さん、
デュエットでは、稲垣潤一さんと柴咲コウさん。
古内さんご本人とのフィーチャリングでは槇原敬之さんなど、
15組近くのミュージシャンによって歌われています。
4曲目の「なのに」ソングは、安倍なつみさんと矢島舞美さん(°C-ute)で「私の恋人なのに」。
タイトルに使われる「なのに」というワードにおいて、
登場率が高いのが、ハロー!プロジェクト。
つんくさんは、「なのに好き」と言えるのではないでしょうか。
ただしこの「私の恋人なのに」だけは、
手がけたのはつんくさんではなく、同じ事務所のKANさんです。
どちらにしても、ハロプロのアイドルと「なのに」というワードは、相性がいいようです。
お別れの曲は、中島みゆきさんで「春なのに」でした。
なのにソングの最高峰、「春なのに」のセルフカバー。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2024年2月18日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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