音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第60回目のテーマは『ごめんと謝る曲』。
恋愛に限らず、日常生活の中でも「遅刻してごめん」
「足踏んじゃってごめん」「電話するの忘れてごめん」など、
ごめんと言う場面はいろいろありますが、この言葉は、
【相手に対しての謝罪というよりも、許しを乞うという、
やや自分本位な言葉】で、
親しい間柄で使うニュアンスがあるともいわれています。
そこで今回は、この 謝罪を意味する「ごめん」をテーマにお送りしました。
まず1曲目は、田原俊彦さんで「ごめんよ涙」。
1989年リリース。田原さん35作目のシングル。
ドラマ『教師びんびん物語Ⅱ』の主題歌でした。
謝罪の理由は「彼が彼女を振った」ためで、
彼女が流す涙に謝る・・という手法です。
当時このタイトルはダサさもありながら新鮮だった印象。
以前の「止まらないが止まらない曲特集」にも、
この「涙」はでてきましたが・・
「涙」は一言で別れや失恋を思わせる使い勝手がいいワードかもしれませんね。
続いては、ストレートに「ごめんなさい」と謝っている2曲です。
1974年リリース、朝丘雪路さんで「ごめんなさい」と、
1976年リリース、アン・ルイスさんで「ごめんなさい」です。
作曲は、朝丘雪路さんの曲を筒美京平さん。
アン・ルイスさんの曲を平尾昌晃さんが手がけていますが、
作詞はどちらも、なかにし礼さんです。
謝罪の理由はどちらも「彼女が彼氏を怒らせてしまった」ため。
どちらも、彼女が他の男性にちょっかいを出したという内容。
70年代半ば、やんちゃな女性が増えたのかもしれません…。
続いての「ごめんと謝っている曲」は、
うしろ髪ひかれ隊で「ごめんねカウボーイ」。
カウボーイといっても牧場にいる人のことではなく、
転校生の彼が野性的なので、主人公の女子がカウボーイと呼んでいる、ということ。
謝罪の理由は・・少し曖昧。
「皆はあなたのことがわからないみたいでごめんね、
私だけがあなたをわかっているわ」という内容。
クラスにこういう女子、ひとりはいた気がしますよね。
楽曲がなんとも魅力的で、工藤静香さんの歌いっぷりが良い印象です。
お別れの曲は、チェッカーズで「素直に I’m Sorry」でした。
彼女とケンカをしても、やっぱり彼女のことが大好きだから
いつだって素直に謝りたいと思ってるんだ!という歌。
「ごめん」じゃなくて「I’m Sorry」というところがシャレてますね。
チェッカーズの歌の歌詞には女子の憧れが詰まってるように感じます。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2023年3月5日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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