音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第59回目のテーマは『19歳』。
昔から「年齢」を題材にした楽曲というのは、
洋楽邦楽問わずたくさん存在します。
欧米などと比べても、「20歳」を迎えることは、
今も日本人にとってひとつ大きな区切りであると言えます。
では、高校(いわゆる青春期)を卒業する「18歳」と、
成人を迎え「20歳」の間にある「19歳」という年齢はどうなのか。
というわけで、今回は「19歳」をテーマにお送りしていきました。
まず1曲目は、岡村靖幸さんで「19(nineteen)」。
そしてそのまま続けてお送りしたのは、THE ALFEEで「19(nineteen)」。
同じ「nineteen」というタイトルの楽曲をお聴き頂きましたが、
これで気がついたのが、「19歳」というのは、極論「19」だけで、
その意味を伝えることができる、
とても情報量の多い年齢なのではないでしょうか。
3曲目の19歳ソングは、五輪真弓さんで「十九歳の時」。
1975年にリリースされた、
五輪真弓さんのアルバム「マユミティ~うつろな愛」に収録されています。
時代感も含めて、「19歳らしさ」が凝縮されたような楽曲ではないでしょうか。
4曲目は、森高千里さんで「私がオバさんになっても」。
時代が進むにつれて、
「19歳」のリアリティやステータスも変化していきます。
女子大生ブーム全盛の80年代になると、もはや「20歳はババア」という
贅沢な価値観が景気上昇とともに浸透し、
人間の中にある「前夜祭精神(大晦日やクリスマスイブ)」の象徴として
「19歳」は、最も謳歌すべき華やいだ年齢になりました。
この曲は、それをずばり歌詞の中で言い切った楽曲です。
お別れの曲は、安室奈美恵さんで「Sweet 19 Blues」でした。
「等身大の生き様で平成の世を魅了し続けた歌姫」が、
19歳の時に放ったアンセムです。
彼女が社会現象になった90年代後半の日本というのは、
それまでの好景気が音を立てて崩れていった時代。
それとともに、やはり「19歳」というのは、
先の見えない、若い癖にため息ばかりついている年齢であることを
再認識させてくれた、そんな楽曲となっています。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2023年2月26日(日)17:30〜です。
※来週2月19日は、休止となります。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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