音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第54回目のテーマは『駅のホームで流れる曲』。
「鉄道の駅のホームで流れる楽曲」で、一般的に2種類あります。
ひとつが、列車が発車することを知らせる「発車メロディー」。
もうひとつが、列車の接近・通過を知らせる「接近メロディー」です。
どちらもオリジナル音楽、唱歌や童謡、クラシックなどありますが、
今回は「駅メロとなったご当地ソング」をご紹介していきました。
まず1曲目は、松坂慶子さん、風間杜夫さん、平田満さんで「蒲田行進曲」。
こちらは「発車メロディー」です。
1997年、首都圏で初めて、
既存の曲によるご当地ソングが使われたと言われるのが、
JR京浜東北線「蒲田駅」の「蒲田行進曲」です。
1929年に公開された
『親父とその子』という映画の主題歌が流行歌となりました。
それが「蒲田行進曲」です。
当時、撮影所の歌としても採用されたといいます。
その後1982年には、同名映画の主題歌として再び大ヒットし、
古くから街に根づいていたこの曲は、
やがて住民からの要望で、蒲田駅の発車メロディーになりました。
続いて2曲目は、やしきたかじんさんで「やっぱ好きやねん」。
こちらは2014年から流れている
JR大阪環状線の大阪駅の発車メロディーです。
選ばれたのは、大阪を心から愛していたという、
やしきたかじんさんの代表曲「やっぱ好きやねん」です。
「やっぱ好きやねん・・」という5~6秒の短いメロディですが、
胸にしみる方が、多いようです。
3曲目は、渡辺真知子さんで「かもめが翔んだ日」。
「接近メロディーのご当地ソング」も、
全国各地に存在しますが、ここでご紹介するのは、
2008年から京浜急行電鉄の「堀ノ内駅」で流れている
渡辺真知子さんの「かもめが翔んだ日」です。
1978年にリリースされた渡辺さんのセカンド・シングルで、
デビュー曲「迷い道」に続いてヒットしましたが、
渡辺真知子さんは堀ノ内駅がある横須賀市がご出身とのこと。
堀ノ内駅では、三浦海岸方面行きの1番線2番線でAメロが、
品川方面行きの3番線4番線で、サビがたっぷり流れています。
お別れの曲は、ホーネッツで「西部警察メインテーマ」でした。
東京の新宿から八王子をつなぐ路線といえば京王線です。
新宿駅から16番目となるのが「国領駅」ですが、
おととし2月から採用されているのが、
往年の刑事ドラマ「西部警察」と「太陽にほえろ!」のテーマ曲です。
国領駅がある東京都調布市には、
かつて、これらのドラマを手掛けた
「石原プロモーション」の事務所があった街として知られています。
残念ながら「石原プロモーション」は解散してしまいましたが、
代表曲が接近メロディーとなって、
今も地元の方々に愛されている、ということのようです。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2023年1月15日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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