音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽をミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第45回目のテーマは『フレンチポップ 日本語カバー』。
番組ではこれまでにも、
洋楽の日本語カバーを何曲かご紹介してきましたが、
今回は、日本語で歌っているフレンチポップ、
そんな、コイキな楽曲たちを集めてみました。
まず1曲目は、中尾ミエさんで「アイドルを探せ」。
こちらはシルヴィ・バルタンのナンバー。
日本でも64年に公開された映画「アイドルを探せ」の主題歌です。
日本語タイトルは、映画のタイトルがそのままつけられ、
翌年にはザ・ピーナッツ、
中尾ミエさん、弘田三枝子さんがカバーしました。
そして2曲目は、麻丘めぐみさんで「夢みるシャンソン人形」。
元曲を歌っている、フレンチポップに欠かせない歌姫・フランス・ギャルは、
1963年にデビュー。
声がハスキーでクールな印象のシルヴィ・ヴァルタンとは対照的に、
どちらかというと、舌ったらずのぶりっ子、
そんな雰囲気でアイドル街道を突っ走っていたようです。
こちらも発売時には、中尾ミエさん、弘田三枝子さん
越路吹雪さん、伊東ゆかりさんなどがカバー。
70年代には、
南沙織さん、麻丘めぐみさん、浅田美代子さん、小林麻美さんと、
清純派アイドルが次々とカバーしました。
そして3曲目は、東京パフォーマンスドールで「シェリーに口づけ」。
こちらはミッシェル・ポルナレフの楽曲。
こちらは1971年に日本で大ヒットしましたが、
もともとこの曲は、その2年前に、
シングルのB面曲として発売されていたのだそうです。
その時の日本語タイトルは・・「可愛いシェリーのために」
その際、まったく話題にもならなかったこの曲を、
「シェリーに口づけ」というタイトルにし、改めて発売したのが、
当時できたばかりのレーベル「エピック・ソニー」でした。
40万枚もの大ヒットを記録したそうです。
今回カバーした東京パフォーマンスドールは、
篠原涼子さんの澄んだ声が聴きどころです。
お別れの曲は、安田成美さんで「思い出のロックンロール」でした。
元曲を歌っているジェーン・バーキンはイギリス人ですが、
フランスで活躍するミュージシャンや芸術家は、
フランス出身ではない人も多くいるのが事実です。
日本のような島国とは違い、近隣には多くの国があり、
古くから、音楽や絵画など、特に芸術面においては
互いに刺激を受けながら発展してきた、ともいえるかもしれません。
お聴きいただいたのは、
60年代の偉大なロックン・ローラーたちの名を唱え、
1978年に大ヒットした曲で、
日本語では、「思い出のロックンロール」というタイトルで、
安田成美さんが88年にカバーしています。
日本語詞は、大貫妙子さん。
今回はこちらを聴きながらお別れでした。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2022年10 月24日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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