古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2022.07.18

2022年7月17日放送『セリフ入り 女性編』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽をミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第35回目のテーマは『セリフ入り 女性編』。

歌の中のセリフは、プラスと出るか、マイナスと出るか、

使い方によって結果は変わるようにも思えますが、

今回は、そんな「セリフ入りの曲・女性歌手バージョン」の特集をお届けしました。

 

まず1曲目は、由紀さおりさんで「生きがい」

1970年に発売された、由紀さん7枚目のシングルで、

「別れた今も、相手を思って生きている」という想いが、

歌詞とセリフにこめられています。

それが、繊細な由紀さんのあの声質によって、

切なさが増大している、と感じる人も多いようです。

 

続いて2曲目は、キャン キャン「あなたのサマーギャル」

キャンキャンは、1982年にデビューした3人組アイドルです。

メンバーは、唐沢美香さん、山本博美さん、桜井直美さん。

当時、花の82年組の中で頑張って活動しつつも、

残念ながら、翌年、グループは解散してしまったそうです。

冒頭のセリフは、

【今年の夏 何かが私におこりそう もしかしたら あなたと・・かも】

このあと、セリフは歌の途中でもちょいちょい入りますが、ラストもセリフで終わっています。

【私ねえ もうあなたに決めたの】

いや決まってたんかーい!とツッコんでしまいたくなるようなセリフで綺麗にオチたような・・・?

 

70年代・80年代ときたらお次は90年代。3曲目は、SPEED「熱帯夜」

1997年にリリースされたSPEEDの4枚目のシングル「Wake Me Up!」のカップリングでした。

歌唱部分はボーカルのふたりが、ラップは全員で同時に、

セリフは順番に全員で・・となっています。

若干棒読みなところも含めて注目です。

 

お別れの曲は、いしだあゆみさん&ティン・パン・アレイ・ファミリーで「私自身」でした。

1977年にリリースされたアルバム「アワー・コネクション」に収録されている曲で、

このアルバムには、細野晴臣さん、鈴木茂さんらのティン・パン・アレイ・ファミリー以外にも、

矢野顕子さん、吉田美奈子さん、山下達郎さんも参加されています。

グルーヴィーな都会的なサウンドと、いしださんの語り。ご堪能下さい。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2022年7月24日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
    ミッツ・マングローブ
    ミッツ・マングローブ

    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。