音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽をミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第32回目のテーマは『純情』。
純情を辞書で調べますと、
【すなおで清らか まじりけのない心。
利益・策略を離れて、いちずに寄せる人情・愛情】このように出てきます。
ここで、自分の心に「まじりけ」があるか、ないかと考えた時、皆さんはどうでしょう。
今回は、そんな「純情」にまつわる楽曲たちをご紹介していきました。
まず1曲目は、近藤真彦さんで「純情物語」。
マッチにとって19枚目のシングルということで、
「乱れる夜」「最後の女になってくれないか」など、かなり大人びています。
また、「悪い奴ほど純情さ」ともうたっているように、
「純情」は時に、「自分が純粋であること」のアピールの手段にもなるようです。
続いては、荒川務さんで「はじめての純情」。
こちらはいわゆる「ウブ」、もう少し幼い「純情ナンバー」です。
歌うのは、子役として活動しながら、
1973年に、13歳で歌手デビューをした荒川務さん。
恋によって純情というものを知ったという、
初々しくも、初めて抱く感情への苦しさが 見え隠れする曲です。
そして3曲目にお届けしたのは、南沙織さんで「ひとかけらの純情」。
1973年に発売された、南沙織さん10枚目のシングル。
純愛物語の多くは、「初恋」や「青春」と結びつきながら、
悲劇的な結末へと向かっていくのがセオリーのようです。
もちろん、その結末にもさまざまなタイプがありますが、
もっとも身近でお手軽なのが、心変わり。
こちらの曲は、始まりのコーラス部分から、
残念な匂いをプンプンと漂わせていて、秀逸です。
注目して聞いてみてくださいね。
お別れの曲は、中井貴一さんで「青春の誓い」でした。
こちらは中井貴一さんのデビュー曲でもあり、
ドラマ「ふぞろいの林檎たち」で注目された翌年、1984年に発売されました。
特に「純情」をテーマにしたものではありませんが、
個人的に、主人公の純情さをうっすらと感じとった曲です。
当時の中井さんは、古風な顔立ちに加え、
ドラマでの真面目な役どころの印象が強かったことから、
「純情らしきなにか」がにじみ出ていたのかもしれませんね・・。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2022年7月3日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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