音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽をミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第7回目のテーマは『毛糸製品』。
今も昔も、毛糸製品は冬の恋人たちを彩る、必須アイテムとして君臨し続けています。
今回は、そんな「毛糸製品」が印象的な楽曲を、いくつかセレクトしてみました。
まず1曲目は、ザ・ピーナッツの「手編みの靴下」。
「毛糸ソングの隠れたスタンダードナンバー」との呼び声も高い、この楽曲。
手編みといえば、普通セーターかマフラーが定番ですが、ここで編んでいるのはなんと靴下!
今ではまとめ売りされるほどの靴下でも、リリース時の60年代初頭は贅沢品だったのかもしれません。
好きな人の足の裏にまで気持ちを編み込むのも、なかなかの情念深さを感じますね…。
そして2曲目にミッツさんがセレクトしたのは、郷ひろみさんの「寒い夜明け」。
筒美京平さん作曲の、都会的なメロディに、作詞はあの有名な漫画家・楳図かずおさんというタッグ。
楳図さんの独特な語感がひしめき合っている歌詞世界にも注目です。
続いて3曲目にお届けしたのは、松田聖子さんの「心のキャッチボール」。
初期の松田聖子さん楽曲のほとんどを作詞した松本隆さんが、10年ぶりに作詞したこの楽曲。
男性との恋人関係を野球に例えるという独特な視点の歌詞から、2番では突如「12月のバーゲンセール」に舞台が変わるという急変ぷり。
しかし、90年代初頭の成熟した聖子さんの歌声と見事にマッチしていて、この二人だからこそ成立させることのできる、妙なファンタジーですね。
お別れの曲は、松任谷由実さんで「ESPER」でした。
「毛糸のあみ目は くり返す呪文 やさしく縛りたいの」という歌詞には、
SNSもないような時代においての、距離や時間を「編み物」に込めて贈る、という愛の一大作業だったことがよくわかります。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2021年12月30日(木)12:00〜13:00までのスペシャルバージョン!
”年末といえば”なテーマで、1時間、時間の許す限りかけまくります!
お楽しみに!
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