
伊豆・奥下田「観音温泉」の魅力をお伝えしている「観音温泉るんるんタイム」。観音温泉・鈴木和江会長と上柳昌彦アナウンサーが一緒に観音温泉ゆかりの人や場所を訪ねてお送りしています。今回は観音温泉・鈴木会長と一緒にこの春に開通した「河津下田道路」を走ってみました。

ドライバーを担当していただいた観音温泉・岡信弘さん
―下田のお隣・河津町の河津七滝(かわづななだる)の近くにやって来ました。3月に伊豆縦貫道の一部、「河津下田道路」が開通したということで、これまでの旧道(国道414号)と新たに出来た「河津下田道路」を、ドライバー・岡信弘さんの運転で走り比べてみたいと思います。
<Before(従来の国道414号・下田街道):所要時間・約15分>

国道414号(下田街道)
―国道414号の“峰山越え”と呼ばれる曲がりくねった道に入ってきました。周りはうっそうとした木々に覆われています。
鈴木:大型のクルマが入ってきてしまったら、本当にすれ違いが出来ません。所々道幅を広くして、すれ違えるようにはしてくれているんですけどね。むかし(私が来た頃)は、本当に砂利道でした。これが「国道(酷道?)」なんです。
岡さん:もっと古い道が奥にあって、昔のガードレールが、そのまま残っていたりします。それでもマシになったほうです。

国道414号(下田街道)
―道が左へ右へ、まだまだ続きます。クルマが弱い方はちょっと大変ですね。1台通るのがやっとという道が、鋭く折れ曲がっています。観音温泉へ入っていく道を彷彿とさせるものがありますね。地元の方ならすれ違える場所が分かっていますが、やって来た対向車は、多摩ナンバー、千葉ナンバー、富士山ナンバーと、各地から伊豆へ旅行でお越しになっているのが分かります。センターラインがありませんので、岡さんも慎重に慎重に運転しています。さらに1台やって来ました。今度は京都ナンバーですよ!よく来ましたねぇ。
岡さん:きっと、カーナビの案内に連れて来られちゃったんでしょうね。一応、「国道」ですから。「河津下田道路」は2023年3月19日に開通したばかりですので、まだカーナビが対応出来ていないものも多いようなんです。スマートフォンのナビ情報は、もう対応してくれているようなんですが・・・。

収録中も、国道414号ですれ違いに難儀する、他県ナンバーのクルマ
―時速30㎞ほどでゆっくりと進んでいますが、新緑は美しいですね。緊張感に包まれたなかで、ようやく旧道の区間が終わりました。今度は「河津下田道路」を走ってみましょう。
<After(伊豆縦貫道・河津下田道路):所要時間・約3分>

河津下田道路・河津七滝IC
―いよいよ3月に開通したばかりの「河津下田道路」に入っていきます。この道路が出来るまで、だいぶ時間がかかったそうですね。かなり高い橋脚を作って、そこに橋を渡して道を通しています。正面にはトンネルが見えてきました。「河津桜トンネル」というんですね。長さは1884mあります。
鈴木:工事には少なくとも5年以上かかっています。新しい道は、ずっとトンネルですよ。

河津下田道路「河津桜トンネル」
―トンネルに入ると、ずっと真っ直ぐの道が続いています。
鈴木:新しい道は、やっぱり安全だね。ただ、伊豆縦貫道の工事で、一番心配なのは、トンネルを掘ると、温泉が出てしまうんじゃないかということです。(トンネルを掘ると、)源泉が枯れてしまうんじゃないかという(地元の皆さんの)心配をなくすために、調査には、時間をかけないといけません。

河津下田道路「河津桜トンネル」
―やっとトンネルを抜けました。横風注意の標識が見えます。「速度落せ 終点」の看板が見えてきましたが、えっ、もう終わっちゃったんですか?
鈴木:そうなんです。先ほどのくねくね道をまっすぐ来ると、この道へつながります。

河津下田道路・河津逆川IC
―所要時間は3分13秒だったそうです。でも、この道が、いずれは東名高速道路・新東名高速道路と直結する「伊豆縦貫道」の一部となっていくわけです。女将としては、出来るだけ早く、自然環境も大事しながら、行き来がしやすくなってほしいという、そんな思いがあるんですね。
(河津下田道路の体験レポート、おわり)
※観音温泉へお越しの際、東名・新東名から「河津下田道路」への入り方

河津下田道路・河津七滝IC
国道414号・天城峠を越え、河津七滝ループ橋を下って数分で、緑色に舗装され「伊豆縦貫道」と書かれた右折レーンが現れます。この信号機のない交差点を、右折レーンへ入って、高い橋脚の道路へ入っていくと、下田方面へ行くことが出来ます。その先、観音温泉へは、箕作(みつくり)の交差点を右折、県道15号を松崎(バサラ峠)方面へ向かい、横川の押ボタン式信号を左折します。カーナビを更新されていない方は、十分にご注意ください!
※「河津下田道路」の情報
国道414号 河津下田道路|伊豆縦貫自動車道|道路事業|国土交通省 中部地方整備局 沼津河川国道事務所 (mlit.go.jp)

鈴木会長と上柳アナ(河津七滝ループ橋下にて)
伊豆・奥下田の地に湧き出す超軟水・ph9.5の天然温泉「観音温泉」。お聴きのアナタからは、引き続き、鈴木会長への“人生相談”も、「上柳昌彦 あさぼらけ」の番組メール(ue@1242. com)で受け付けています。ユニークな発想力で、様々な苦難を乗り越えている鈴木会長。癒しのお声で語る、その“哲学”に、アナタも“生きるヒント”を感じてみませんか?

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