観音温泉 るんるんタイム

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2022.08.18

【第88回】観音温泉の梅干し作り、その驚きの「手間」とは?

伊豆・奥下田「観音温泉」の魅力をお伝えする「観音温泉るんるんタイム」。観音温泉・鈴木和江会長と上柳昌彦アナウンサーが一緒にお送りしています。今回は、観音温泉のスタッフ・岡さん、岡本さん、高橋さんのお3方に登場いただいて、梅干し作りに密着しました。

観音温泉るんるんタイム収録風景

―観音温泉本館・お休み処の2階屋上にやって来ました。広さにして8畳間くらいのスペースがありますが、一面の梅干しですね!

鈴木:ここはお客様が通る場所ではありませんし、埃が少なく、日当たりもよくて、梅干しの天日干しをするには、衛生的にもいい場所かなと。天日干しをすると、味、色つや、みんな変わってきます。梅干し作りは、生梅を観音温泉水に漬けるところから始まります。アク取りをして、梅のヘタは1つ1つ取らなくて済むんです。梅は酸性、温泉はアルカリ性でしょ。中和されてポロンとヘタがとれてしまうんです。

右から観音温泉スタッフの岡さん・岡本さん・高橋さん

―お庭の整備などをされている皆さんですが、梅干しはどんな作業をされているんですか?

岡:群馬から仕入れた2トンの梅を、まずは(会長も仰ったように)観音温泉水に漬けます。それを赤しそに漬けて、(天候を見ながら)順次干していきます。

岡本:観音温泉水には、大体1~2日間漬けています。

赤しそに漬けられた観音温泉の梅干し

―これだけの量があると、ご苦労も多いですね?

高橋:梅干しはとても柔らかいので、手で触ると実が崩れてしまうんです。でも、梅の実は片方だけでなく、全体が満遍なく日に当たるようにしなくてはいけません。ですので、1つ1つ手作業で、梅を返していく作業が大変です。網の上に載っている梅干しを、裏からトントン叩いて網を揺らし、梅をひっくり返していくんです。天気に注意しながら、だいたい1日かけて干していきます。(夕立などで)急変したときは、急いでシートをかけます。でも、楽しいですよ(苦笑)。

下から網をゆすって、梅干しを1つ1つ返していく作業

―この炎天下で、気が遠くなるような作業ですが、こうやって手間をかけて、梅干しを作って下さっているから、本当にご飯が進みますね!

鈴木:本物はお客様に伝わっていきますよね。最近は梅干しが欲しいから泊まりに来ましたというお客様もいらっしゃいますよ。それでも梅が柔らかいので、型崩れを起こしてしまうものもあります。その場合は練り梅に加工しています。お客様のなかには、練り梅のほうが、普通の梅干しより種の分だけ分量が多いと言って、好んでお求めになる方もいますよ。

観音温泉のご飯と梅干し

ー観音温泉には多くのツバメたちもいますが、野鳥たちは梅干しは食べないんですか?

岡:不思議と食べていかないですね。会長の指導がいいからでしょうね(笑)。

(観音温泉の梅干し作り紹介、おわり)

思わずおかわり(!?)上柳アナ

伊豆・奥下田の地に湧き出す超軟水・ph9.5の天然温泉「観音温泉」。お聴きのアナタからは、引き続き、鈴木会長への“人生相談”も、「上柳昌彦 あさぼらけ」の番組メール(ue@1242. com)で受け付けています。ユニークな発想力で、様々な苦難を乗り越えている鈴木会長。癒しのお声で語る、その“哲学”に、アナタも“生きるヒント”を感じてみませんか?

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パーソナリティ
  • 上柳 昌彦
    上柳 昌彦
    上柳 昌彦

    上柳 昌彦

    ■生年月日:1957年8月1日
    ■星座:しし座
    ■血液型:B型
    ■出身地:生まれは大阪、以降父の仕事の関係で各地を転々。
    ■最終学歴:立教大学 法学部
    ■趣味:
    ジョギング、ジム、トレッキングの後の一杯。
    鶴瓶さんの番組におじゃましてさりげなく出演すること。
    「ブラタモリ」を観ながら「そうなんだ」「そうなんですよ」と相槌を打つこと。
    商品開発担当者の方に開発秘話を伺うこと。