観音温泉 るんるんタイム

2022.01.13

【第60回】観音温泉の「お湯」を守る人たち

鈴木会長×お湯を守る皆さん×上柳アナ

伊豆・奥下田「観音温泉」の魅力をお伝えする「観音温泉るんるんタイム」。観音温泉・鈴木和江会長に、上柳昌彦アナウンサーがたっぷりとお話を伺っています。今回からは、鈴木会長と上柳アナが、「観音温泉」に携わる皆さんに注目してまいります。まずは、観音温泉の要・温泉のメンテナンスに当たる皆さんに集まっていただきました。

観音温泉のお湯を守る川目さん・渡邉社長・吉田さん

―「ガラティア観音乃湯」にやって来ました。この時期、露天は満天の星空が楽しめますね。今回は内湯のほうに、観音温泉の「お湯」を守っている皆さんにお越しいただきました。有限会社渡辺住宅設備の渡邉大輔社長、観音温泉の川目博道さん、吉田忍さん、村田真弓さん です。まず、渡邉社長は、具体的にはどんな形で関わっているんですか?

渡邉:温泉の温度を管理するためのシステムを組んでいます。バルブなどによって調節すると、湯温が○○℃くらいになったり、これくらいの湯量になるという設備を整えています。その設備を、川目さんをはじめとした観音温泉の皆さんが、実際に操作することで快適なお湯を作っています。

鈴木:渡邉さんはお父様からのお付き合いで観音温泉の温泉設備のメンテナンスをお願いしています。

ガラティア観音乃湯

渡邉:(鈴木会長には)怒られたり、叱られたり、時には怒られ、また叱られたりと、厳しく指導していただいています(笑)。ただ、会長はずっと厳しいことを仰るんですが、最後はどこか愛情を持って、笑って、辛いことも吹き飛ばして下さるんです。

鈴木:(爆笑) お客様にとって大事なのは春夏秋冬「四季感」なんですよ。源泉は(地球の活動によって多少の変動はありますが、基本的に)ずっと同じ温度です。だから(季節感を出すのに)苦心しました。お客さまにも「熱いのが好き、温いのが好き」という好みもあります。そういった声にお応えするため、熱い浴槽から温い浴槽へ流れていく仕組みを一緒に考えて作りました。加えて、観音温泉には3本の源泉があります。この3本はみんな湯温、湯量が異なるんです。そこで3本から湧き出したお湯をまとめて、一度上の段に設けたタンクへ送った上で、(時期に合った湯温で)それぞれの浴槽へ入れていく仕組みを、渡邉さんが作って下さいました。

―源泉温度は、どのくらい違いがありますか?

渡邉:最も低い源泉で40℃ちょっと。高い源泉では50℃を超えるものもあります。

ピグマリオンのお部屋の風呂

―観音温泉にはこのガラティアのほかに、多くのお部屋にもお風呂がありますが、これを管理されるご苦労もありますよね?

川目:お客さまが入られるお風呂ですので、トラブルがあってもすぐに対応できるよう、いろいろと気を配りながら、お湯の管理をしています。トラブルとしては、お風呂の栓を間違って抜いてしまったというお客さまがいらっしゃいます。お部屋のお風呂では本当に多いです。おそらく、お家と同じように寛いでくださっていて、ついつい我が家と同じような感覚で・・・ということかもしれません。

吉田:浴槽はもちろんですが、洗い場のメンテナンスも気が抜けません。とくにシャンプーやボディソープの泡の落とし忘れに十分気を付けています。お客様の目に触れる所ですので。

(鈴木会長×お湯を守る皆さん×上柳アナのトーク、次回につづく)

観音温泉るんるんタイム収録風景

伊豆・奥下田の地に湧き出す超軟水・ph9.5の天然温泉「観音温泉」。お聴きのアナタからは、引き続き、鈴木会長への“人生相談”も、「上柳昌彦 あさぼらけ」の番組メール(ue@1242. com)で受け付けています。ユニークな発想力で、様々な苦難を乗り越えている鈴木会長。癒しのお声で語る、その“哲学”に、アナタも“生きるヒント”を感じてみませんか?

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      上柳 昌彦

      上柳 昌彦

      ■生年月日:1957年8月1日
      ■星座:しし座
      ■血液型:B型
      ■出身地:生まれは大阪、以降父の仕事の関係で各地を転々。
      ■最終学歴:立教大学 法学部
      ■趣味:
      ジョギング、ジム、トレッキングの後の一杯。
      鶴瓶さんの番組におじゃましてさりげなく出演すること。
      「ブラタモリ」を観ながら「そうなんだ」「そうなんですよ」と相槌を打つこと。
      商品開発担当者の方に開発秘話を伺うこと。

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