観音温泉 るんるんタイム

2020.11.05

【第5回】観音温泉はなぜ心地いいのか?

伊豆・奥下田「観音温泉」の魅力をお伝えする「観音温泉るんるんタイム」。

観音温泉・鈴木和江会長に、上柳昌彦アナウンサーがたっぷりとお話を伺っています。

 

観音温泉・鈴木和江会長

 

―観音温泉には幾つもお風呂がありますが、湯船によって、温度に差をつけていますよね?

 

自然界の季節感も不順で、急に暑くなったり、急に寒くなることがあります。

お客様はとても気温に敏感でいらっしゃって、(気温によって)お湯の温度が「熱すぎる」

「温すぎる」と、以前は年中、ご指摘を受けていました。

そこで浴槽によって、熱め・ぬるめのお湯といった形で、温度差をつけるようにしました。

私たちもお客様の声で勉強して、動くことが出来たんです。

 

あつ湯とぬる湯が楽しめる「ガラティア観音乃湯」(内湯)

 

―観音温泉には、1号源泉から3号源泉まで、3本の源泉がありますが、

どのくらいのお湯が湧き出しているんですか?

 

1号源泉は、毎分200リットルほど湧き出しています。

2号源泉は、60℃近くあって比較的高温です。

でも、毎分50リットルほどしか出ません。

3号源泉は、毎分200リットルちょっと出るんですが、少し温度がぬるめなんです。

 

1号源泉と上柳アナ

 

―季節によっても、温度調節は大変でしょうね

 

温泉は季節によって温度が変わります。

外気温が低いときは、表面のお湯が冷めてしまいますので、温泉をチタン製の管に通し、

この管を薪で温め、温泉を70℃ほどに加温、程よい温度で温泉に入っていただいています。

逆に夏場は、冬同様に温泉を注いでしまうと、熱すぎますので、高温の2号源泉を止め、

ちょうどいい温度を作っています。

 

観音プリンシプル

 

―温泉の方は、そうやって丁寧に温度管理をされているんですね?

 

温度センサーを使って、常にお湯の温度は管理しています。

(一般にお湯が熱いと、水でうめることが行われますが、)観音温泉は加水していません。

温度管理は、全部温泉で行うことを、原理・原則としています。

ですから日中、主に日帰りのお客様にご利用いただいているお風呂にも、(原理・原則、

プリンシプルを大切にしようということで)、「観音プリンシプル」と名付けているんです。

 

一部の部屋にも設けられているかけ流しの風呂

 

―これらのお風呂だけでなく、部屋に設けられたお風呂も、かけ流しなんですよね?

 

前は、お部屋にお風呂はありませんでした。

あるお客様が「女房は心臓が弱いから、ガラティア観音乃湯はちょっと」と仰ったので、

「お部屋にお風呂があったら嬉しい?」と訊くと「そんなに有難いことはない」と仰るんです。

そこで「次いらっしゃる時までに必ずお部屋にお風呂を作っておきます」とお約束したのが、

かけ流しのお風呂が付いたお部屋がある「ピグマリオン」を作ったきっかけなんです。

 

(観音温泉・鈴木和江会長インタビュー、つづく)

 

伊豆・奥下田の地に湧き出す超軟水・ph9.5の天然温泉「観音温泉」。

次回も、鈴木会長に観音温泉の様々なエピソードを伺ってまいります。

どうぞお楽しみに!

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    パーソナリティ
    • 上柳 昌彦
      上柳 昌彦
      上柳 昌彦

      上柳 昌彦

      ■生年月日:1957年8月1日
      ■星座:しし座
      ■血液型:B型
      ■出身地:生まれは大阪、以降父の仕事の関係で各地を転々。
      ■最終学歴:立教大学 法学部
      ■趣味:
      ジョギング、ジム、トレッキングの後の一杯。
      鶴瓶さんの番組におじゃましてさりげなく出演すること。
      「ブラタモリ」を観ながら「そうなんだ」「そうなんですよ」と相槌を打つこと。
      商品開発担当者の方に開発秘話を伺うこと。

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