supported by honegori 元気をチャージ!ごりごりタイム

2025.12.16

【第33回】鍼灸師の国家試験とは?

お聴きのあなたの様々なカラダの悩みに寄り添いながら、健康維持の大切さについてお伝えする「元気をチャージ!ごりごりタイム」。12月は、ほねごりグループの鍼灸師・鈴野賢幸(すずの・としゆき)先生と一緒にお送りしています。4月からお送りしてきたこの番組ですが、残念ながら12月30日の放送が最後となります。今回はほねごりを支える「鍼灸師」の皆さんが通ってきた「鍼灸師」の国家試験について伺いました。

―例年、年が明けて2月に「鍼灸師」の国家試験があるそうですね。

鈴野:次が34回目の国家試験となります。それ以前は都道府県単位の試験だったんですが、今では全国で統一された試験となりました。毎年1回だけ、2月の最終日曜日に行われています。来年は2月22日となります。

―鈴野先生は受験勉強をどのようにされたんですか?

鈴野:鍼灸師になって間もなく20年になりますが、私自身は(受験の年の)夏休みくらいまでは、教科書をとにかく写して、そのあとはひたすら問題を解いて、どんどん弱点をつぶしていきました。もちろん3年間、専門学校に通いましたし、3年間学ぶと教科書の厚さだけで、50センチから1mにはちょっと届かないくらいになるんです。参考書を含めるともっと高くなりますね。

―鍼灸師の国家試験って、どんな分野の問題が出されるんですか?

鈴野:大きく分けると2つあります。1つは西洋医学の解剖学や生理学、病理学ですね。体に鍼をさす以上、体のどこに何があるのか分からないといけませんから。もう1つは東洋医学です。鍼灸の歴史や古代中国の哲学・五行論や陰陽論も勉強します。「なぜ、人は病になるのか」という点を西洋医学でも東洋医学でも学んでいくのが鍼灸師試験なんです。試験は、鍼師と灸師の問題が10問ずつ、共通問題が160問で全180問ですね。鍼師と灸師は同時受験可能ですが、160問+10問で正解が6割を超えなくてはなりません。私は鍼灸師の教員資格も持っていますので、教員時代は(学生に)受験をさせる側として、必死に送り出していましたね。

元気をチャージ!ごりごりタイム収録風景

<ほねごりチェック>

―今回は鍼灸師の国家試験、前回・第33回の過去問の一部をご用意しましたので、鈴野先生、出題していただけますか?

Q1:鉄分が不足した貧血の方にお勧めする食べ物は何か?

①卵 ②大豆 ③豚レバー ④ホウレンソウ

Q:2我が国の国民医療費に含まれるのはどれか?

①予防接種 ②健康診断 ③帝王切開 ④入院時、個室の差額

Q3:寿命が最も長い細胞はどれか?

①神経細胞 ②赤血球 ③血小板 ④上皮細胞

(正解)Q1:③ Q2:③ Q3:①

―これから鍼灸師や柔道整復師を目指す方にアドバイスをお願いします。

鈴野:もうすぐ国家試験です。いまはとにかく体調を崩さないこと。早寝早起きして夜更かしせずに、問題は朝、解きましょう。

お聴きのあなたも、元気なうちこそ「健康維持」に取り組みましょう!

(第33回・おわり)

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  • 上柳 昌彦
    上柳 昌彦
    上柳 昌彦

    上柳 昌彦

    ■生年月日:1957年8月1日
    ■星座:しし座
    ■血液型:B型
    ■出身地:生まれは大阪、以降父の仕事の関係で各地を転々。
    ■最終学歴:立教大学 法学部
    ■趣味:
    ジョギング、ジム、トレッキングの後の一杯。
    鶴瓶さんの番組におじゃましてさりげなく出演すること。
    「ブラタモリ」を観ながら「そうなんだ」「そうなんですよ」と相槌を打つこと。
    商品開発担当者の方に開発秘話を伺うこと。