お聴きのあなたの様々なカラダの悩みに寄り添いながら、健康維持の大切さについてお伝えする「元気をチャージ！ごりごりタイム」。11月は相模原市が市制施行した“誕生月”にちなんで、ほねごりグループの鍼灸師・鈴野賢幸（すずの・としゆき）先生の案内で、橋本駅近くにある「ほねごり」本社を訪ねました。

元気をチャージ！ごりごりタイム収録風景

―入口には身長2mくらい、ブルーの背中の大きな「ほねごりくん」が立っていますね。そして、棚にはバドミントンのシャトルを相模原市に寄付したことによる市長さんや教育長さんからの表彰状やバドミントンの実業団チーム「ほねごり相模原」が、S/Jリーグのカテゴリー3からカテゴリー2に昇格したときの表彰状もあります。松本麻佑（まつもと・まゆ）選手のメダルもありますね。さらに歩みを進めていきますと、黄色いカーペット敷きの上におなじみのブルーのベッドが見えてきました。テニスコート1面と同じくらいのスペースがありますね。

鈴野：ここで社員の研修をしています。店舗に置いてあるベッドと全く同じものです。現場に即した研修を行うことが出来るようになっています。いまは、少し少なめの14台のベッドがありますが、ピーク時は20台くらいのベッドが並びます。

元気をチャージ！ごりごりタイム収録風景

―ひと足早く私たちが伺ったとき、鈴野先生は研修をされていましたが、じつは「研修」というのは、鈴野先生ご自身が、社員の方から「施術を受ける」というものなんですね！

鈴野：私の体に施術をすることで、合格しないと現場には行けないようになっています。1日の回数は決まっていませんが、体が許す限りは受け続けています。1回は10～12分から5分くらいで終わるものもあります。（ストップウォッチでタイムを計っていて、会話もしっかりやっていましたが）その面でも、各院に立って来院者に施術が出来るかどうかという観点で見ています。（次の予約に関する質問もあって）何度でも“初めての”感覚を忘れないようにやっています。

元気をチャージ！ごりごりタイム収録風景

―ニッポン放送のスタッフが、鈴野先生が“体を張って”研修をされている様子を見たと言っていましたが、普通の光景なんですね。明るい雰囲気で若い女性の方が研修を受けていましたが、いろいろとアドバイスをされていましたね？

鈴野：研修では当たり前の後継ですね（笑）。鍼でも施術でも私の体で受けて、ダメなものは現場には出さないよう、私自身が“セーフティネット”になっています。アドバイスはいいところはココ、もっと良くなるところはココといった具合で伝えています。ほねごりが大事にしているインプット、アウトプット、フィードバックを意識して、まずは学んだこと（インプット）を実践（アウトプット）、さらにそこへ私のフィードバックを加えることで、学びを深めてもらえるようにしています。

本社のほねごりくん

―ちなみに、先ほどの女性の方は、入社してどのくらいなんですか？

鈴野：入社20日くらいです。10月に入社したばかりですので。でも、20日とは思えないくらい、もうしっかりと施術が出来ていますね。ほねごりに入社すると、およそ1カ月から2カ月、1日まるまる研修期間に充てています。この期間にしっかり、各自のスキルを上げることに集中してもらいます。まさに自分と向き合う時間ですね。

元気をチャージ！ごりごりタイム収録風景

―「ほねごり」の組織図も本社には貼ってあるんですが、鈴野先生は「育成」担当とあります。その横には、各院の来院者数やカルテの枚数などがランキングになっているんですね。今、いくつくらいあるんですか？

鈴野：11月はこれから54院目がオープンしますので現段階では53あります。この各院へ巣立っていくのは、みんな私の“教え子”ということになりますね。私が研修を担当して6年目ですので、600人を超える先生たちの研修を担当している計算になります。もちろん技術は大事なんですが、私たちはモノを売るサービスではないので、一番大事なことは人間性なんですね。「先生としてどうなのか？」というところから座学研修もやりながら、実技研修も行っています。

―なぜ、ほねごりのお店が明るい雰囲気なのか、とてもよく分かりました。その発信基地が相模原・橋本にあったんですね。

（第28回・おわり）

お聴きのあなたも、元気なうちこそ「健康維持」に取り組みましょう！