ウィークエンド・ケアタイム『ひだまりハウス』~うつ病・認知症について語ろう

2025.08.10

2025年8月10日

ひだまりハウス、今回のナビゲートドクターは、うつ病専門医の樋口輝彦 先生と一緒にお送りしています。

今回のゲストは女性アスリートの健康問題に詳しい順天堂大学医学部産婦人科 客員教授の松田貴雄先生のお話を伺います

松田先生は、国立病院機構 西別府病院スポーツ医学センターのセンター長でもあり女性アスリートの健康問題に取り組まれています。なでしこジャパンチームドクターも務められていたことがあり、また、去年開催された、パリ・パラリンピックの女子テニス、シングルスとダブルスで金メダルを獲得した上地結衣選手の主治医でもいらっしゃいます。

産婦人科医である松田先生が女性アスリートの健康に取り組まれるようになったきっかけは、ちょうど低用量ピルが使われだしたころで、スポーツ選手に使用すると良いという話で、何人かの選手が使用希望してきていました。その中の一人が澤選手でした。当時の佐々木監督が担当されていた時期で、女性の体のことを理解しているドクターが必要とのことで婦人科の松田先生にお声がかかりました。

女性アスリーの現状は過酷なトレーニングや過度の減量などで体調を崩すことも多いという話も聞きます。この番組でも、摂食障害に悩んだオリンピック選手などをお迎えしたこともあります。そんな女性アスリートは主に3つの問題

「”エネルギー不足”があって”無月経”になり”疲労骨折”してしまう」

これがスポーツ障害の貧血も含めてエネルギー不足が原因だと言われるようになってきました。また松田先生は痩せてるアスリートの方が、競技能力が高くなるんじゃないのか、早く走れるんじゃないか、、、など、それは誤解で指導者もまたそういう風に思って指導してしまっていたところもあり、そういったケースでの女性アスリートの健康問題にが影響しているようです。

そこで健康の面や体を守るために松田先生は「低用量ピル」に着目されています。
女性の排卵があると体温が上がります。その体温が上がるときに必要なのが「エネルギー」。これを摂取していないことで不妊症につながっていることもあったりするんだそうです。

低容量ピル、この薬が出てきたことで月経痛や月経の前にちょっと調子が悪くなるPMS(月経前症候群)の軽減につながっています。これらを我慢することもよくないとのことで、昔は水分補給はダメだっていた時代から現在では水分補給しましょう!という時代の移り変わりと同じで。我慢せずに低容量ピルの理解をして、自分にあっているかなどを確認して薬でコントロールができるようになっているんだそうです。また月経を止めて時期をずらすピル・中容量ピルもあり、今回松田先生が紹介している低容量ピルとは違うものになります。まだまだ気になる話をたっぷりとしているひだまりハウス。この続きは、radikoでお楽しみください。

ウィークエンド・ケアタイム「ひだまりハウス」
~うつ病・認知症について語ろう~
| ニッポン放送 | 2025/08/10/日 06:25-06:44
https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20250810062500
(無料版のradikoは次の日曜日まで聴くことができます)

月経が辛い、月経の前にちょっと調子が悪くなるPMS(月経前症候群)で悩んでいらっしゃる方は、クリニックへお問い合わせください。
そして、薬の知識を理解して自分にあった方法なのかを断してご利用いただければと思います。松田隆夫先生には来週もお付き合いいただきます!

■松田隆夫さんについて(国立病院機構西別府病院 公式サイト)
https://nishibeppu.hosp.go.jp/section/cnt1_00106.html

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