子ども頃から耳にしている音色の1つ、『オルゴール』についてです。
■今週(11/10~11/14)のテーマ:『オルゴール』
11/10(月) 『いい音・オルゴールの日』
11月10日は『いい音・オルゴールの日』です。
これは『11』を“いい”、『10』を“音”と読む語呂合わせからです。
“オルゴール文化が広く浸透していくこと”を目的としています。
11月10日を『いい音・オルゴールの日』と定めたのは、長野県下諏訪町(しもすわまち)にあります、
“世界有数のオルゴールメーカー”『ニデック インスツルメンツ』さんと
『ニデックオルゴール記念館「すわのね」』です。
この『すわのね』ですが、以前は
『諏訪湖オルゴール博物館 奏鳴館(そうめいかん)』という名前で親しまれていました。
“諏訪とオルゴールの歴史”は戦後、『ニデック インスツルメンツ』さんが
『三協精機』時代の1948年(昭和23年)に始まりました。
オルゴールの開発に乗り出し、6台の『試作品1号機』が誕生しました。
その際。使われた曲は童謡・唱歌の『ちょうちょう』だったそうです。
この“1号機が奏でた音”ですが、“バケツの底をたたくような音だった”と語り継がれているそうです。
それでも改良を重ね、年末には500台ものオルゴールを出荷したそうです。
その後も開発や技術を高め、一時は“世界シェアの90%以上”を占めるほど、支持されたそうです。
【感想】
今日は『いい音・オルゴールの日』なんですネ。
オルゴールが奏でる音って、やさしくて温かくて、どこかセンチメンタルで、涙が出そうな音ですよネ。
ゼンマイを巻いて、止まりそうになると、音が静かに鳴り止んでいく・・・。
どこか命のはかなさを思うような音で、私はすごく好きですネ。
11/11(火) 『オルゴールの歴史』
オルゴールの始まりは、中世のヨーロッパといわれています。
当時、人々は教会の鐘の音で時間を知ることができました。
高い塔の上に鐘を取り付けて、そこに人が昇って、鐘を鳴らして時間を知らせていたそうです。
その際、大きさの違う鐘をいくつも鳴らすことで、メロディを奏でていたそうです。
それを“人の手”はなく、“機械”によって自動化したのが、『カリヨン』と呼ばれる演奏装置です。
そして15世紀になると、『カリヨン』は時計の塔にも設置されるようになります。
そんな『カリヨン』が奏でる“代表的なメロディ”の1つが、
イギリスの国会議事堂の時計の塔、『ビッグベン』の『ウェストミンスターの鐘』です。
♪キーンコーンカーンコーン・・・の学校のチャイムでおなじみの、あのメロディです。
この『カリヨン』が“オルゴールの原型”とされています。
その後、ゼンマイが発明されると、置時計や懐中時計といった小さな時計が作られるようになります。
それと共に、大きな時計に組み込まれていた『鐘』は『ベル』に変わり
さらに『金属の棒』となって、メロディを奏でるようになりました。
この“金属の棒を弾いてメロディを奏でる仕組み”が、その後の“オルゴール誕生”へとつながっていきます。
【感想】
昔、時間を知らせていたのも人の手によって・・・。大変な責任ですよネ。
ヨーロッパに行くと教会の鐘の音が聞こえてきて、その音色とともに旅の想い出が色濃くなっていきます。
そう、鐘からオルゴールが誕生したわけですネ。
11/12(水) 『オルゴールの種類』
オルゴールはその仕組みから、大きく『シリンダー型』と『ディスク型』の2つのタイプに分けられます。
『シリンダー・オルゴール』の『シリンダー』とは“丸い筒状の形をした部分”で、
そこには音符の役目をするたくさんの細い『ピン』が埋め込まれています。
そのピンを薄い金属の板が弾くことで、メロディを奏でます。
この薄い金属の板ですが、髪の毛をとかす『櫛(くし)』のような形をしていることから、
『櫛歯(くしば)』といいます。この『櫛歯』の1つ1つに、いろいろな音階が付いています。
そしてゼンマイの力でシリンダーが回転すると、
埋め込まれたたくさんのピンが、音階のある『櫛歯』を弾いて、メロディを奏でる・・・という仕組みです。
この『シリンダー・オルゴール』の誕生から約100年後に登場したのが、『ディスク・オルゴール』です。
シリンダーの代わりに、金属製の円盤『ディスク』を使っています。
このディスクが固定された櫛歯の上を回転しながら弾いて、メロディを奏でていきます。
『ディスク・オルゴール』の最大の特徴は、ディスクを交換することで
何曲でもメロディを楽しむことができる点です。
またディスクは大量生産が可能なため、『シリンダー・オルゴール』よりもお手頃なお値段だそうです。
【感想】
子供の頃、おばあちゃんに買ってもらったオルゴール。
どこから音が出てくるのか不思議になって、中をのぞいてみたら、このシリンダー、
小さいトゲトゲが付いた回転盤が櫛歯を弾いてました。
それでも不思議だったんですけど、すごく細かい作業だなぁ・・・って思って、見つめていましたネ。
いつも思いますが、最初に思いついた人って本当にすごいですよネ。
11/13(木) 『オルゴールの豆知識①』
『オルゴール』という名前ですが、実は“日本独自の呼び方”、つまり“日本語”なのだそうです。
どういうことかといいますと、江戸時代の初めの頃、『オルガン』がオランダ人によって持ち込まれたそうです。
そのオルガンは『orgel(オルゲル)』と呼ばれていましたが、
やがて『オルゴル』、『オルゴール』へと変化したといわれています。
このように江戸時代の人々は、オルガンのことを『オルゴール』と呼んでいて、
やがてオルガンに限らず、楽器のすべてを『オルゴール』と呼んでいたそうです。
そうなると、オルゴールは英語で何と呼ぶかといいますと、『music box(ミュージック・ボックス)』、
または『musical box(ミュージカル・ボックス)』だそうです。
またオルゴールを表す漢字があるそうで、『自鳴琴(じめいきん)』だそうです。
日本にオルゴールが持ち込まれたのは、江戸時代の終わり頃といわれています。
箱から奏でられる美しいメロディに、たくさんの人が魅了され、1大ブームになったといわれています。
また幕末に横浜港が開かれると、たくさんのオルゴールが輸入され、
その後、日本でもオルゴールが作られるようになったそうです。
【感想】
『オルゴール』って日本語だったんですネ。
しかも、『オルガン』からついた名前とは・・・。
また“世界で通用しない横文字”を知ることができました。
私は大人になってから旅先で、両親に買ってもらったハート型のオルゴールがあるんですけども、
奏でる音楽は『美女と野獣』です。私の大切な宝物です。
11/14(金) 『オルゴールの豆知識②』
オルゴールの音色には“独自の癒し効果”があるといわれています。
その理由ですが、オルゴールの音色には、
“幅広い高周波や低周波の響き”というのがあるそうです。
これは人間の耳に聞こえる範囲を超える広さで、耳には聞こえなくても脳に働きかけてくれるそうです。
その結果、『脳幹(のうかん)』の血流が良くなり、自律神経のバランスが整う・・・とされています。
『脳幹』は呼吸や心拍、消化、体温の調節など、生命の維持に深くかかわる、大事な働きをしている器官です。
“オルゴールの音色を聴くと眠くなります”という方、いらっしゃるかと思いますが、
これはオルゴールの音色によって、心と身体がリラックス状態になるからだそうです。
実際、『オルゴールの音色が質の良い睡眠につながる』というのは科学的に証明されているそうです。
このようにオルゴールの音色は、脳と精神を落ち着かせてくれることから、
“不安”や“恐怖”による『パニック障害』の治療にも効果があるといわれているそうです。
実際にオルゴールを使った『オルゴール療法』というのもあって、
脳の働きを正常にして、自然治癒力を上げて、症状の改善を目指しているそうです。
【感想】
へぇ~、耳には聞こえないけど、脳に働きかける響きがある・・・。
すごく素敵なことですネ。
『オルゴール療法』、きっと病気になっていなくても、
ちょっとストレスを感じた時にゼンマイを巻き巻きして、
ゆったりとオルゴールを聴くと、もしかしたらすごく深いリラックスを得られるのかもしれませんネ。
ぜひ試してみてください。
【今週の感想】
オルゴールで思い出したんですが、『バレリーナがクルクル回るオルゴール』ってありましたよね。
ゼンマイを巻くとメロディとともに、バレリーナがクルクルと回る様子が見ていてとても楽しくて、
何回もゼンマイを巻いて、“いいかげんにしなさい”って怒られた記憶があります(笑)
他にも昭和の時代、家の電話が“黒電”でしたよネ。
家族の誰かにかかってきた時、呼びに行っている間、
受話器をのせておくオルゴールがあったそうなんです。
私はうっすらとしか覚えていませんが、それが鳴っていないと、
家の中の音が相手に全部聞こえてしまうため、多くのご家庭にもあったそうなんです。
当時のことを覚えている番組スタッフの方によりますと、
聴こえてくるメロディのほぼ100%は『エリーゼのために』だったそうです。
・・・オルゴールには皆さん、想い出があるんですネ。
【お知らせ① 次週(11/17~)からのテーマ】
お食事の際にいただくお酒の1つ、『ワイン』について・・・。
【お知らせ② 番組で使用しているBGM】
◆オープニング ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング ♪To Be / モントルー

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