“髪の毛を乾かしたり、スタイリングの時に使うもの”といえば、『ドライヤー』についてです。
■今週(10/13~10/17)のテーマ:『ドライヤー』
10/13(月) 『ドライヤーのスイッチ』
本来、『ドライヤー』は“乾燥器”という意味ですが、
一般的には『ヘアドライヤー』のことを『ドライヤー』と呼んでいます。
古くから“髪を乾かす手段”といえば、太陽の光や風にあたるという“自然乾燥”でした。
その後、ドライヤーが登場したことで、効率良く髪の毛を乾かすことができるようになり、
今や生活に欠かせないアイテムとなっています。
そんなドライヤーですが、いくつもスイッチがありますよネ。
よく目にするのは『TURBO』、『DRY』、『SET』、『COOL』または『COLD』の4種類かと思います。
それぞれの違いですが、
『TURBO』は“髪全体を早く乾燥させたい時の、強めの風”
『DRY』は“ゆっくり少しずつ乾かしたい時の、やや強めの風”
『SET』は“ひと通り乾燥させた後、髪型を整える時の弱めの風”
そして『COOL・COLD』は“最後の仕上げの時の冷たい風”です。
ドライヤーによっては、“強めの風”は『HIGH』、
“弱めの風”が『LOW』と表示されている場合もあります。
名前だけ聞くと、温度が一番高いのは『TURBO』という
イメージがあるかもしれませんが、実は『DRY』なんだそうなんです。
『TURBO』の場合、“強風によって温度が下がる”という原理から“速乾”、
“速く乾かす”ことができるんだそうです。
【感想】
私、昔、髪を乾かすのが面倒で、自然乾燥させていた時代もありましたが、
頭皮やキューティクルの問題を聞いてからは、必ずドライヤーを使うようにしています。
今はすごく良いドライヤーが各メーカーさんから出ているので、選ぶの困っちゃいますよネ。
私は『うるおいモード』とか、『頭皮にやさしいモード』があるそういうドライヤーを使ってますネ。
10/14(火) 『ドライヤーの豆知識①』
髪の毛の表面は、紫外線や乾燥など外部からの刺激から守ってくれる、
『キューティクル』という組織でおおわれています。
このキューティクルですが、髪の毛が濡れるとはがれやすくなる・・・という特徴があります。
そのため濡れたままにしておくと、髪の毛同士が摩擦を起こしてキューティクルがはがれやすくなり、
枝毛や切れ毛、パサつきといった“傷み”の原因にもなります。
“一度はがれたキューティクルは元に戻らない”といわれていますので、
キューティクルを守るために、髪の毛を素早く乾かずドライヤーは必要とされています。
男性の方の中には、“ドライヤーは使いません。
自然乾燥で済ませています”という方が、結構多いそうなんですネ。
実は“濡れた状態の髪の毛”や“頭皮”は温度が高く、
湿気も多い状態で、まさに“雑菌が繁殖しやすい条件”が揃っているんだそうです。
特に皮膚の脂分・皮脂が多いとされる男性の場合、頭皮に雑菌が繁殖しやすいんだそうです。
そのためそのまま放置すると、フケやかゆみ、頭皮の臭いといったトラブルが発生しやすくなるそうです。
さらに髪の毛が濡れたまま寝ると、寝ぐせがひどくなるそうなんです。
まとまりのない髪型は“清潔感”や“印象”にもマイナスですので、
男性の方にもドライヤーは必要なんだそうです。
【感想】
そうなんですよネ。私、髪の毛が長かった時に乾かしきれなくて、
“半乾きでイイや!”って寝てしまったんですけど、
次の日、これはコントか!っていうくらい、髪の毛が爆発したことがありました。
キューティクルや頭皮のためにも、ドライヤーは必要ですよネ。
10/15(水) 『ドライヤーの豆知識②』
ドライヤーの誕生は、19世紀末のヨーロッパといわれています。
熱を伝えるニクロム線の発明によって、
電気を“熱”として利用できるようになりました。
そして掃除機用のモーターを取り付けて、温風を送り込んで、髪の毛を乾かすことに使うようになりました。
これが“ドライヤーの始まり”とされています。
当時のドライヤーの写真を見ますと、“金属製の帽子を頭にかぶる”といったイメージですネ。
そのため主に美容院で、イスに座って使っていたそうです。
現在のドライヤーを3倍くらい大きくした感じですかネ。
楽器のホルンみたいな・・・。
また、トランペットをかぶっているような見た目で、ちょっと面白いです。
参考写真:https://mikado-denso.com/m-online/archives/post2085
そして海外での発明を受けて、日本でも『松下電工』、
現在の『パナソニック』さんがドライヤーの開発に乗り出し、
1937年(昭和12年)に『ホームドライヤー』を発売しました。
小型で軽量のタイプで、手元のスイッチで『温風』と『冷風』を使い分けることができたことから、
”現在のドライヤーの原型”ともいえるそうです。
それでも当時のドライヤーは、主に美容院などで業務用として使われていました。
ご家庭でもドライヤーが使われるようになった要因の1つに、
戦後の高度成長期以降の内風呂の普及が関係しているそうです。
ご家庭でシャンプーするようになると、“自然乾燥”ではなく、
“ドライヤーで乾かす”ことが求められるようになったそうです。
【感想】
私が今、使っているドライヤーも『パナソニック』さんなんですネ。
モードがたくさん付いていて、温風と冷風が交互に出てくる『うるつやモード』というのがあって、
すごく便利なんですよネ。・・・ホントに歴史はありがたいですネ。
10/16(木) 『ドライヤーの豆知識③』
1970年代、ブラシとドライヤーで仕上げる“ブロー”が普及し始めます。
当時、美容院では美容師さんが、髪の毛をブラシに巻き込んで回転させ、
ドライヤーで乾かしながら、髪の毛にカールのクセを付けたり、
根元にボリュームを持たせたりしていました。
この光景からヒントを得て、1974年(昭和49年)、『テスコム』さんが業界で初めて、
全面にブラシが付いた業務用の『360度ブラシのカールドライヤー』を開発しました。
一般的にスタイリングをする際は、片手にドライヤー、もう片方の手にブラシを持つ必要がありますよネ。
でも『カールドライヤー』の場合、ドライヤーとブラシが一体となっていますので、
髪の毛を乾かしながらスタイリングできます。
この『カールドライヤー』ですが、その後、
『テスコム』さんから『おしゃれカール』という名前で、一般向けにも発売されるようになりました。
そんな『カールドライヤー』ですが、“くるくるドライヤー”の愛称で、広く親しまれるようになっていきます。
特に1980年代前半、松田聖子さんの“後ろ髪を内側にゆるくカールさせたヘアスタイル”、
いわゆる“聖子ちゃんカット”が女性の間でブームになった背景には、
この“くるくるドライヤー”の存在が大きかったといわれています。
【感想】
くるくるドライヤー、懐かしい~。何台も買いました。
みんな持ってましたよネ。
これで全体を乾かすのは、ちょっと時間がかかりましたが、
セットしやすかったし、持ち運びしやすかったので、ホントにみんな持っていた1台だと思います。
今も使われている方、いらっしゃると思いますよネ。
10/17(金) 『ドライヤーのお手入れ』
ドライヤーは本体の後ろにある『吸い込み口』から空気を吸い込み、
『吹き出し口』から温風を出しています。
実は空気を吸い込む時、空気中のホコリや髪の毛なども一緒に吸い込んでしまうそうなんです。
この『吸い込み口』や『吹き出し口』にホコリなどがついて、
ふさいでしまうと、風の量が弱くなったり、焦げ臭さを感じたり、さらに故障の原因にもつながるそうなんです。
そのため定期的なお手入れが必要ですが、その際、
“電源スイッチをOFFにして、電源プラグをコンセントから抜く”
“ドライヤーが冷めてからお手入れする”というのが大事なんだそうです。
ドライヤーの『吸い込み口』についたホコリなどは、歯ブラシや綿棒を使って、
クルクルと回すようにしながらやさしくかき出します。
内部にホコリがついている場合は、掃除機で吸い取ります。
また『吹き出し口』の場合、歯ブラシなどでお手入れをすると、
ホコリが中に入ってしまうそうなんですネ。
そのため掃除機で吸い取るのが良いそうです。
こういったドライヤーのお手入れですが、“月1回以上”がオススメだそうです。
また“ドライヤーを分解してのお手入れ”は、“発火などの危険があるのでおやめください”と呼びかけています。
【感想】
ドライヤーの掃除、これは早速やらないと!
実は知らなくて、やったことないな・・・って思いました。
“髪は女の命”とは昔よくいいましたが、
誰にとっても髪が美しいと気持ちが良く、生き生きと感じますよネ。
ちょっと面倒でも、キチンとドライヤーをかけてお手入れをして、
髪、そしてドライヤー自体もいたわってあげましょうネ。
【今週の感想】
家電の進化ってすごいですが、昭和の時代には考えられないくらい、
ドライヤーもすごく進化していますよネ。
今回、目からウロコ!だったのが、ドライヤーのお手入れ。
実際、番組スタッフの方が買ってから初めてドライヤーをお手入れしたところ、
ドライヤー自体軽くなった感じがして、風量もグ~ンとアップしたそうなんです。
髪の毛だけでなく、ドライヤーのお手入れも大事ですよネ。
【お知らせ① 次週(10/20~)からのテーマ】
“昭和のアニメシリーズ”に続く新シリーズ、『私がよく観ていた昭和のドラマ』についてです。
【お知らせ② 番組で使用しているBGM】
◆オープニング ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング ♪To Be / モントルー

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