羽田美智子のいってらっしゃい

2025.10.11

2025年10月6日週 テーマ「フライドポテト」

ジャガイモを使ったお料理の中で、お子さんにも大人の方にも人気のもの・・・

『フライドポテト』についてです。

 

■今週(10/6~10/10)のテーマ:『フライドポテト』

10/6(月) 『フライドポテトとは』   

 

『フライドポテト』とは、食べやすい大きさに切ったジャガイモを油で揚げたものです。

“『ポテトフライ』と違うの?”と思われた方、いらっしゃるかもしれませんが、

どちらも同じ料理のことで、呼び名が違うだけなんですネ。

 

どちらの呼び名でも正しいのですが、

一般社団法人『日本フライドポテト協会』さんという団体があるそうですので、

ここでは『フライドポテト』で呼ばせていただきます。

 

実はフライドポテトもポテトフライも、和製英語です。

そうなると他の国では、どんな風に呼ばれているのかといいますと、

アメリカやカナダでは『フレンチフライ』、イギリスでは『チップス』、

ベルギーでは『フリッツ』、フランスでは『フリット』だそうです。

 

この中でフレンチフライと聞いて、“フランスの”という意味だと思われた方も多いのではないでしょうか。

・・・私もその1人です。

 

実はフレンチフライの“フレンチ”は“フランス”ではなく、“細く切られた”という意味だそうです。

そのためアルファベット表記の際、“フランス”を意味する“フレンチ(French)“の場合は、

最初の“F”が大文字ですが、“細く切られた”という意味の“フレンチ(french)”は“f”が小文字だそうです。

 

【感想】

フレンチフライはフランス発祥なんだと、私は思っていましたけど、“細く切られた“という意味なんですネ。

また1つ、正しい知識が増えました。

そしてフライドポテトは和製英語。海外では通じませんネ。

でも、フライドポテトと聞くと、無性に食べたくなるのは、私だけではないはずですネ。

なんであんなに美味しいんだろう?あ~もう、食べたいです。

 

10/7(火)   『フライドポテトの歴史』

『フライドポテト』の発祥について諸説ありますが、

その中で最も有名なのが、“ベルギーが発祥とする説”です。

ベルギーではフライドポテトのことを『フリッツ』と呼んでいますが、誕生したのは17世紀。

南部のナミュールという都市で、大寒波の際、川が凍ってしまい、漁ができなかったそうです。

 

この地方では川で獲れたお魚を、油で揚げていただく習慣があって、そこで大寒波で漁ができない時、

保存食のジャガイモを小魚のようなスティック状に切って、揚げて食べたそうです。

これが“フライドポテトの始まり”とされています。

 

その後、第一次世界大戦中にベルギーにやってきたアメリカ兵が、このフリッツを目にしました。

一説にはその際、人々が話していたのがフランス語だったため、

“フリッツはフランスの食べ物”だと勘違いしたことから、

アメリカでは『フレンチフライ』と呼ぶようになった・・・ともいわれているそうです。

 

ベルギーではフリッツの作り方に“こだわり”があるそうで、

例えば“使うジャガイモの品種は『ビンチェ』という品種であること”。

“油は牛の脂・牛脂を使い、低温で下揚げし、注文を受けてから高温で揚げ直しをすること“。

他にも“ジャガイモの切り方や太さ”、“提供する際の入れ物”など細かいルールがいくつもあるそうなんです。

 

【感想】

ベルギーが発祥とする説。

確かにベルギーでは、フランス語を話されますもんネ。

私が過去イチ美味しい!と思ったフライドポテトは、

ギリシャのあるご家庭で、そこのママがまな板も使わず、

手の中でジャガイモをスルスルスルっとむいて手際よく切って、

そのまますぐ油に投入して、サクッと網ですくったジャガイモに

塩をパラパラとかけて、“ハイ、食べなさい”って出してもらったジャガイモ、

フライドポテトが最高に美味しかったですネ。

・・・今日もフライドポテト、食べたくなりました。

 

10/8(水)  『フライドポテトの豆知識①』

『フライドポテト』には様々な形があり、切り方によって味わいが変わってきます。

 

例えば、『シューストリング』。

“細切りのフライドポテト”のことで、火が通りやすく、

調理時間が短いので、ファストフードや居酒屋さんでよく提供されています。

カリッとした食感で、“フライドポテトの代表的な形”ともいえます。

 

この『シューストリング』という名前ですが、英語で“靴”という意味の“shoe(シュー)”と

“ひも”という意味の“string(ストリング)”で、“靴ひものように細い”ということから、この名前が付いたそうです。

 

続いて、『レギュラーカット』。

『ストレートカット』ともいいます。

シューストリングよりも少し太めで、シューストリングが“カリッとした食感”なのに対して、

レギュラーカットは“ホクホクとした食感”です。

こちらも、ファミリーレストランなどで提供されています。

 

続いて、『ウェッジカット』。

三日月のような形をした“皮付き”のカットです。

ジャガイモ本来の風味や香ばしさが味わえます。

 

そして、『クリンクルカット』。

“波状の形”にカットしたフライドポテトです。

外はカラッと、中はふんわりとした食感が特徴です。

 

【感想】

どれも好きだなぁ~。写真を見ますと、たまりませんねぇ。

ファストフードの細長いシューストリング、これはもうカリカリッとして美味しいし、

みんな大好きですよネ。

また皮付きのウェッジカットは、ハンバーグなどの付け合わせにあると、

めっちゃくちゃテンションが上がりますよネ!

波々のポテトは懐かしいなぁ~。子どもの頃、お弁当に必ず入っていた定番でしたネ。

・・・また今日も食べたくなりました。

 

10/9(木)  『フライドポテトの豆知識②』

昨日ご紹介した以外にも、『フライドポテト』には様々な形があります。

例えば、『トルネードポテト』。

ジャガイモをクルクルと渦巻き状に切って、串に刺して揚げてあります。

『ハリケーンポテト』や『スパイラルポテト』とも呼ばれています。

このトルネードポテトですが、韓国では“ストリートフード”として人気だそうです。

 

続いて、『ラティスカットポテト』。

『ラティス』とは“格子(こうし)”のことで、

“格子”とは碁盤の目のように、縦と横に組み合わせて作られた形のことです。

このラティスカットポテトは、ジャガイモを格子状にして作られています。

とても斬新な形をしたフライドポテトですが、

この形ならではの“ボリューム感”や“食べ応え感”が楽しめます。

 

そして、『ハッシュドポテト』。

ジャガイモを細かく刻んで調味料を加え、形を整えてから揚げたりします。

独特の食感が楽しむことができ、食べ応えもあります。

特に、朝食のメニューでおなじみのフライドポテトです。

 

フライドポテトの中には、表面に“味付きのバター”などでコーティング、

薄い衣をつけて揚げたスタイルもあります。

このコーティングによって、水分が蒸発しにくくなっているため、

時間が経ってもカリカリッ、サクサクッとした食感が楽しめるのが特徴です。

 

【感想】

トルネードポテト、私は未だに食べたことはありませんが、インスタ映えすると人気ですよネ。

格子状のものは、この形をしたお菓子がありますよネ。見たことがあります。

それにしても、みんな大好き、お芋さん。

あの手この手で、美味しく食べようと工夫されてきたんですネ。

・・・やっぱりフライドポテト、大好きだな♡

 

10/10(金)  『フライドポテトの豆知識③』

『フライドポテト』の場合、お料理の“付け合わせ”や、

“サイドディッシュ”というイメージが強いかと思います。

そんなフライドポテトが“主役”、“メイン”となる

“フライドポテトのアレンジメニュー”というのがあるそうなんです。

 

例えば、『ローディッド・フライ』です。

『ローディッドポテト』ともいいます。

ローディッドとは英語で、“荷物を山積みにした”という意味で、

山盛りのフライドポテトに、様々なソースや具材をたっぷりのせたアメリカで人気の料理です。

 

“フライドポテトの上に、ステーキをのせたもの”や“クリームチーズとスモークサーモン”、

“たっぷりの野菜と合わせたシーザー風”など、様々なアレンジ料理があるそうなんですネ。

 

アメリカでは野球のスタジアムごとに“オリジナルのローディッド・フライ”である

『ベースボール・フライ』というのが名物となっているそうです。

 

そしてカナダにも、“フライドポテトをアレンジした料理”がありまして、例えば『プーティン』です。

フライドポテトに、チーズやグレイビーソースをかけたもので、カナダを代表する料理です。

ご家庭だけでなく、ファストフードやパプなどでも定番の料理だそうです。

 

【感想】

どれもこれも美味しそうです。

フライドポテトはどこの国にもあって、どこの国でも大人気。

ん~、なんか太ることを気にしなければ、毎日でも食べたいものですよネ。

・・・それにしても今週は毎日、フライドポテトが食べたい1週間でした。

 

【今週の感想】

金曜日にもお話しましたが、今週は毎日、フライドポテトが食べたくなりました(笑)

リスナーの皆さまも大好きみたいで、連日たくさんの反響をいただきました。

それにしても同じフライドポテトでも、たくさん種類があるんですネ。

今日は『シューストリング』、明日は『レギュラーカット』、

明後日は『ハッシュドポテト』といったように、

毎日違うフライドポテトを楽しむことができるんですよネ。・・・奥が深いです。

 

【お知らせ① 次週(10/13~)からのテーマ】

“髪の毛を乾かしたり、スタイリングの時に使うもの”といえば、『ドライヤー』についてです。

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング  ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング  ♪To Be  /  モントルー

パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/