羽田美智子のいってらっしゃい

2025.08.30

2025年8月25日週 テーマ「昭和のアニメPART3」

リスナーの皆さまからリクエストをいただきました。

私がよく見ていた『昭和のアニメ』 “第3弾”です。

 

■今週(8/25~8/29)のテーマ:『昭和のアニメPART3』

8/25(月) 『科学忍者隊ガッチャマン』   

 

◆♪ ガッチャマンの歌 / 子門真人、コロムビアゆりかご会

 

『科学忍者隊ガッチャマン』は1972年(昭和47年)10月から1974年(昭和49年)9月まで放送されました。

地球征服を企む、“謎の秘密結社”『ギャラクター』と戦う、

5人の少年・少女で結成された『科学忍者隊』の活躍を描いたSFヒーローアクションアニメです。

 

その5人とは、主人公で『科学忍者隊』のリーダー、『ガッチャマン』こと『大鷲の健』、

『コンドルのジョー』、『白鳥のジュン』、『燕の甚平』、そして『みみずくの竜』です。

 

そんな5人が力を合わせて、秘密結社『ギャラクター』の“総支配者”、『総裁X(エックス)』や

『ギャラクター』の“首領”、『ベルク・カッツェ』の陰謀に科学や忍法、

数々のメカニックを駆使して立ち向かいます。

5人が乗る『ゴッドフェニックス号』が“火の鳥”に姿を変える『科学忍法・火の鳥』が必殺技でした。

 

その後、1978年10月から『科学忍者隊ガッチャマン2』、

1979年10月から『科学忍者隊ガッチャマンF』が放送されました。

 

【感想】

ガッチャマン、好きだったです。

子ども頃はあんまり“鳥”とかは思わなかったんですけど、

よく考えたらこれ全員、いろんな種類の鳥なんですよネ。

ストーリーはあんまりよく思い出せないんですけども、

悪と戦う正義、ヒーローものにはあこがれましたネ。

『総裁X』とかネーミングが、今でも通用する世界観です。

そして歌。今でも唄えるインパクトがある歌ですよネ。面白い(笑)

 

8/26(火)   『魔女っ子メグちゃん』

◆♪ 魔女っ子メグちゃん / 前川陽子

 

『魔女っ子メグちゃん』は1974年(昭和49年)4月から1975年(昭和50年)9月まで放送されました。

 

『魔法使いサリー』や『ひみつのアッコちゃん』、『魔法のマコちゃん』、『さるとびエッちゃん』、

『魔女っ子チックル』、『花の子ルンルン』などと同じ“東映魔女っ子シリーズ”の1つです。

 

“元気いっぱいのオテンバ少女”で、主人公の『メグ』は“魔女”で、

呪文は“テクニク・テクニカ・シャランラー”です。

そんな『メグ』は“魔界の次期女王候補”で、同じ“女王候補”で、“クールなライバル”の『ノン』とともに、

“魔界の女王”になるための修業のため、人間界に送られます。

 

そしてメグは、先輩の魔女『マミ』がいる“神崎さん一家の娘”として、『パパ』や弟の『ラビ』、

妹の『アポ』とともに暮らしていきます。

その一方でライバルの『ノン』も、先輩の魔女『キーラン』がいる“郷さん一家の娘”として過ごします。

 

人間界でメグはノンと対立したり、様々な事件に関わっていきますが、

同時に“人間の愛”や“友情”の素晴らしさにふれ、成長していく・・・という物語です。

 

【感想】

魔女っ子メグちゃん。子ども心にいつも思っていましたが、

ヒロイン役はだいたい“赤っぽく”描かれ、ヒール役は“青”で描かれるんですよネ。

メグちゃんも可愛らしく、誰からも愛されるヒロインですが、ノンの陰のある美しさ・・・。

おでこにダイヤの姿にもあこがれましたネ。

“テクニク・テクニカ・シャランラー”。

魔法が使えたらイイのになぁ・・・って何度も思ったアニメです。

 

8/27(水)  『ど根性ガエル』

◆♪ ど根性ガエル /  石川進・荒川少年少女合唱隊

 

『ど根性ガエル』は1970年(昭和45年)から『週刊少年ジャンプ』で連載されていたマンガです。

テレビアニメは1972年(昭和47年)10月から1974年(昭和49年)9月まで放送されました。

 

ある日、カエルの『ピョン吉』が原っぱにいたところ、中学生の『ひろし』が小石につまずき、

『ピョン吉』の上に倒れ込んでしまいました。

 

ひろしの胸でつぶされてしまった『ピョン吉』ですが、それでも“根性”でひろしのシャツに張り付き、

さらに言葉までしゃべるようになり、“平面ガエル”としてひろしとともに生活していきます。

 

そして東京の下町を舞台に、ドタバタ劇をくり広げていきますが、

他にも個性的なキャラクターが続々と登場します。

 

例えば、ひろしのガールフレンドの『京子ちゃん』。

後輩の『五郎』、番長の『ゴリライモ』、“教師生活25年”がクチぐせの『町田先生』、

美人の『ヨシ子先生』、お寿司屋さんの職人『梅さん』、

その『梅さん』の“恋のライバル”『南先生』などです。

 

その後、1981年9月からは『新・ど根性ガエル』が放送されました。

 

【感想】

この歌も今でも唄える名曲です。懐かしいなぁ~。

このひろしの髪型にサングラス、梅さんのねじり鉢巻きとか、

ホントにキャラクターが色濃く描かれ、なんともさわやかなアニメですよネ。

ピョン吉が本当にいたら楽しい世界だったなぁ・・・と思いますし、

洗濯する時どうしてたのかな?とか、いろんなことを思い出しましたネ。

それまでちょっと苦手だったカエルが、

このアニメのおかげで見方が変わったなぁっていう、そういうアニメでもありました。

 

8/28(木)  『母をたずねて三千里』

◆♪ 草原のマルコ / 大杉久美子

 

『母をたずねて三千里』は、『アペニン山脈からアンデス山脈まで』というイタリアの小説が原作です。

テレビアニメは1976年(昭和51年)1月から12月まで放送されました。

『フランダースの犬』や『あらいぐまラスカル』、

『赤毛のアン』といった作品と同じ、『世界名作劇場』の1つでもあります。

 

イタリアの港町・ジェノバに住む少年『マルコ』は、両親と兄と暮らしていました。

ところが父親がだまされ、借金を背負うことになり、

母『アンナ』は返済のため南米・アルゼンチンへ出稼ぎに行きました。

 

寂しさをこらえながら、母・アンナの帰りを待つマルコでしたが

やがて母・アンナからの便りが途絶えてしまいます。

そこでマルコは“お母さんを捜しに行きたい!”と父親に訴えました。

 

最初は反対していた父親でしたが、マルコの固い決意に折れ、マルコはアルゼンチンに向けて旅立ちます。

それは長く苦しい旅でしたが、それでもマルコはたくさんの人との出会いや助けによって、

ついにアルゼンチンの町で母・アンナと再会する・・・という物語です。

 

【感想】

当時、子どもだった私は、この距離感がよく分らなかったんですけど、

“ひたすら遠いなぁ~”っていうイメージでしたネ。

今これを知ると、イタリアからアルゼンチンまで9歳の男の子が・・・。とてつもなく長い旅路ですネ。

でも、旅は人生そのもの。

悪い人もいれば神のような人もいて、良いことがあったと思えば悪いことも・・・。

でもお母さんに会えた時は、本当に心から“良かった~”って思いましたネ。

母に対する想いは世界共通ですよネ。

 

8/29(金)  『宇宙戦艦ヤマト』

◆♪ 宇宙戦艦ヤマト / ささきいさお

 

『宇宙戦艦ヤマト』は、1974年(昭和49年)10月から1975年(昭和50年)3月まで放送されました。

 

西暦2199年、異星人『ガミラス帝国』による侵略で、地球に“滅亡まであと1年”という危機が迫ります。

そんな中、はるか遠く離れた『イスカンダル星』から、“地球を救うためのメッセージ”が届きました。

そしてイスカンダル星に向かうための宇宙戦艦『ヤマト』が造られ、旅立ちます。

そんな“人類最後の希望”を託された『ヤマト』の“果てしない旅”と“戦い”を描いた作品です。

 

1977年8月には、『宇宙戦艦ヤマト(劇場版)』が公開。

さらに翌1978年8月には、『さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち~』が公開され、大ヒットとなりました。

“涙なしでは観られない・・・”という伝説のラストシーンは、今も多くのファンに語り継がれています。

 

【感想】

これ、先日見直してみたんですけど、このアニメは最高傑作ですネ。

地球を守るための愛の戦士たち。

“友情”とか“愛”とか“仲間”とか、敵までも認めさせるというか、

号泣ポイントがたくさんあって、本当に感動します。

(『さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち~』の)

最後の沢田研二さんの『ヤマトより愛をこめて』という歌が

エンドロールとともに流れた時、観客はほとんどの方が涙が止まらず・・・という伝説がありますよネ。

いやぁ~、イイですネ。泣けます。皆さん、見直してみてください。

 

【今週の感想】

このテーマも今回で早くも3回目となりました。

私もそうですが、リスナーの皆さまも楽しんでくださったみたいで、

反響が大きかったと聞いて、嬉しかったです。

中には“アニメは観たことないけど、歌は知ってます”という方が

結構いらっしゃるみたいで、私もその1人です。

そして、『宇宙戦艦ヤマト』。

実は『さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち~』の直後に、

“ドラマ版のアナザーストーリー”が作られて、その続編が次々と誕生しているそうなんですネ。

知らなかったので、観てみたいと思います。

ちなみに、これまで番組でご紹介したアニメは下記になります。

第4弾、あるのかなぁ・・・?思い出しますネ(笑)

 

『エースをねらえ!』、『オバケのQ太郎』、『銀河鉄道999』、

『アルプスの少女ハイジ』、『フランダースの犬』、『ハクション大魔王』、

『サイボーグ009』、『キャンディ キャンディ』、『ルパン三世』、『タッチ』

『科学忍者隊ガッチャマン』、『魔女っ子メグちゃん』、『ど根性ガエル』、

『母をたずねて三千里』、『宇宙戦艦ヤマト』

 

【お知らせ① 次週(9/1~)からのテーマ】

9月1日は『防災の日』です。そこで『防災』について。

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング  ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング  ♪To Be  /  モントルー

パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/