今度の日曜日・5月11日は『母の日』です。
そんな『母の日』に贈るお花、『カーネーション』についてです。
■今週(5/5~5/9)のテーマ:『カーネーション』
5/5(月) 『カーネーションとは』
カーネーションは、『ナデシコ科』の植物です。
キクやバラと並んで、“3大切り花”として人気で、フラワーアレンジやブーケなどに利用されることが多いです。
カーネーションの原産地は、南ヨーロッパや西アジアの地中海の沿岸地域といわれています。
17世紀頃にはイギリスやオランダで、園芸の愛好家の皆さんによって300以上もの品種が栽培されていたそうです。
現在、栽培されている品種は、19世紀にフランスで育て始めたものが始まりとされています。
現在、“カーネーションの世界的な生産地”として知られているのは、南米のコロンビアです。
コロンビアは“世界最大のカーネーション輸出国”で、全世界のカーネーションのおよそ65%が、
コロンビアから輸出されているそうです。
コロンビアは赤道直下にありますが、標高が高いので涼しく、
年間を通してカーネーションの栽培に適した気候だそうです。
日本の場合、2023年の『都道府県別の出荷量』によりますと、
最も多かったのは長野県で、割合にしますと21%です。
2番目に多かったのは愛知県で、19%。3番目が千葉県と兵庫県で、それぞれ9%。
5番目が北海道で、8%でした。この5つの地域で、全国の6割以上を占めています。
【感想】
『母の日』といえば、カーネーションですよネ。
もっともポピュラーなお花ですが、花びらのフリルや赤やピンクといった母性的な色は、
やはり“母”を連想するお花ですよネ。
コロンビアが赤道直下にあって、
カーネーションの栽培地として有名とは結び付きませんでしたが、世界最大なんですネ。
5/6(火) 『「母の日」とカーネーション①』
“『母の日』にカーネーションを贈る”という習慣ですが、
アメリカのアンナ・ジャービスさんという女性の方によって、始まったとされています。
アンナさんのお母さまは南北戦争の際、傷ついた両軍の兵士たちを看護され続けた方でした。
そんなお母さまでしたが、1905年5月に亡くなりました。
アンナさんは尊敬するお母さまを偲んでいるうちに、
“お母さんに感謝の気持ちを表す、何か記念日を作りたい”と思うようになりました。
そしてアンナさんの考えに、共感してくれた方々の協力もあって、
1908年5月10日、『母の日』をお祝いするセレモニーが開かれました。
その時、アンナさんはお母さまが好きだったという白いカーネーションのお花を祭壇に捧げました。
これが『母の日』の始まりといわれています。
そして、アンナさんのお母さまを思う気持ちと行動によって、
白いカーネーションが“『母の日』のシンボル”として認識されるようになりました。
“『母の日』=赤いカーネーション”のイメージがあるかと思いますが、
実は“白いカーネーションからのスタート”だったんですネ。
こうして始まった『母の日』の輪は、やがてアメリカ全土に広がり、
1915年からは法律で“5月の第2日曜日”が『母の日』と定められました。
【感想】
そんな前から『母の日』が制定されたんですネ。
私の子どもの頃はあったのかなぁ・・・。
私は小さい頃、母にカーネーションを贈った記憶がないんですよネ。
ウチだけセレモニーなしの家庭だったのでしょうか。
それともアメリカから伝わってくるのが、時間がかかったのでしょうかねぇ。
また『父の日』は、その後にできた記憶だというのは合ってますでしょうかネ?
いろいろ記録が錯綜しています。
5/7(水) 『「母の日」とカーネーション②』
“お母さんに感謝の気持ちを表す、何か記念日を作りたい”という思いからアメリカで生まれた『母の日』ですが、
同時に“『母の日』のシンボル”として、白いカーネーションが認識されるようになりました。
そしてこの輪は、明治時代の終わり頃、日本にも伝わり、広がっていきました。
白いカーネーションには、『純潔の愛』や『尊敬』といった花言葉がありますが、
その一方で“亡き母を偲ぶお花”ともいわれています。
そのため、お母さまがご存命でない方は、『母の日』には白いカーネーションを捧げるといわれています。
ちなみに、“カーネーション全体の花言葉”は『無垢(むく)で深い愛』です。
この言葉は、“相手への愛を表す言葉”として使われるため、
“お母さんに感謝を表す言葉”としてはピッタリということで、
『母の日』にカーネーションを贈るのが定番とされています。
またカーネーションは、イエス・キリストが十字架に架けられた時、
“聖母マリアさまが落とした涙のあとに咲いた花”という言い伝えもあるそうなんですネ。
そして“イエス・キリストが流した血の色”は、
“赤いカーネーションを象徴している”ともいわれているそうです。
いずれにしてもカーネーションには、『母性愛』といった意味が込められているんだそうです。
【感想】
無垢で深い愛・・・。母って偉大なる存在ですよネ。
子どもを思う母の想いは、強くて深い。
お母さんには感謝してもしきれませんよネ。
本当は毎日感謝するのがイイと思うんですが、遠く離れて暮らすお母さまに、
1年に一度、しっかりお礼を伝えるのに、カーネーションをぜひ贈ってあげてくださいネ。
5/8(木) 『カーネーションの花言葉』
カーネーション全体の花言葉は、『無垢で深い愛』という意味ですが、
色によって様々な花言葉があります。
例えば赤のカーネーションの花言葉は『母への愛』や『母の愛』、『真実の愛』です。
ピンクのカーネーションは、『温かい心』や『感謝』、『気品』、『上品』、『美しい仕草』です。
黄色いカーネーションは、『友情』や『美』。
オレンジのカーネーションは、『純粋な愛』や『清らかな慕情』。
紫のカーネーションは、『誇り』や『気品』。
そして青のカーネーションは、『永遠の幸福』です。
ちなみに青のカーネーションには、『ムーンダスト』という名前があるそうなんですネ。
この名前は“月の光のように、やわらかな包容力のある花に”という思いから、付けられたのだそうです。
そんなカーネーションですが、お花の咲き方によって、
『スプレー』と『スタンダード』の2つのタイプがあります。
『スプレー』とは“先が分かれていて、お花や葉のついた小枝”という意味で
“1つの茎から2つ以上のお花が付いているもの”を指します。
それに対して『スタンダード』は、“1つの茎から1つのお花が咲くもの”を指します。
【感想】
私、お墓参りに行く時に、カーネーションが入ったお花を買うことが結構あるんですネ。
そうするとスタンダードは、1つのお花が大きいので見栄えはイイんですけども、
スプレータイプというのは、いくつもお花があって可愛くて、わりとゴージャスに飾れるんですよネ。
だから両方混ぜて飾ることがあるんですが、やっぱり赤とかピンクとかオレンジとか、
色もすごく美しくて、お墓がパーッと明るくなる感じがするんですよネ。
やっぱりカーネーションというと赤とかピンクで、青とか紫っていうのは“強いな”という感じがしますよネ。
5/9(金) 『カーネーションの豆知識』
カーネーションは“お花の色”によって花言葉が違いますが、
実は“贈る本数”によっても、花言葉が変わる場合があるそうです。
例えば“1本”の場合、『感謝』ですとか『あなたが運命の人』。
“3本”の場合、『愛しています』。
“4本”の場合、『一生愛し続けます』。
“8本”の場合、『思いやりに感謝しています』。
“9本”の場合、『いつまでも一緒にいましょう』。
“40本”の場合は『永遠の愛を誓います』。
そして“108本”の場合、『結婚してください』・・・だそうです。
そんなカーネーションですが、切り花の中でも、“日持ちが良い”といわれているそうです。
それでも“より長く楽しむための、お手入れのポイント”というのがいくつかあるそうで、
例えば『不要な葉を取り除く』です。
カーネーションには細長い葉が付いてますが、傷みやすく、
“お花全体に水分が行き渡らない”という原因にもなるそうなんですネ。
そのため“不要な葉は思い切って取り除く”というのがポイントだそうなんです。
他にも、カーネーションの茎には、関節のように太くなっている『節(ふし)』と呼ばれる部分がありますが、
とても折れやすいので丁寧に扱う必要があるそうです。
【感想】
本数で意味が変わるんですネ。
できれば・・・108本もらってみたいですネ。
確かにカーネーションの節の部分は折れやすいです。
私も何度かやってしまったことがあります。
お花の美しい季節ですよネ。
心華やかにお母さまに感謝の気持ちを持って、今週末、お母さまにお花を届けてみてくださいネ。
【今週の感想】
“カーネーション=母の日”というイメージがありますが、
その理由とかよく分かっていなかったので、勉強になりました。
同じカーネーションでも、お花の色や贈る本数によって、いろんな意味があることも分かりました。
お母さんへの感謝の想いが込められたカーネーション。
きっとお母さんはいくつになっても、もらえたら嬉しいと思うので、私も母に贈りたいと思います。
【お知らせ① 次週(5/12~)からのテーマ】
“飛行機を利用する時に使う施設”、『空港』についてです。
【お知らせ② 番組で使用しているBGM】
◆オープニング ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング ♪To Be / モントルー
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