羽田美智子のいってらっしゃい

2024.07.26

2024年7月22日週 テーマ「体操」

朝、起きた時などにする『体操』についてです。

■今週(7/22~7/26)のテーマ:『体操』

 

7/22(月) 『体操とは』   

体操は“身体の発育”や“健康を保つ”、“体力アップ”などを目的に日常生活を豊かにするために行う運動です。

“体操”という漢字は“体を操る”と書きますが、

“体を思うように操れる”ということは、それだけ健康的ということなんですよネ。

 

体操をすることにより、普段使っていない筋肉を動かしたり、

筋肉や脳に刺激を与えたりすることができます。

それによって血行を良くしたり、腰やヒザなどの慢性的な関節痛、

高齢者の方に多く見られる転倒や、認知症の予防などが期待できるそうです。

 

また体操をすることで、日々の生活に刺激を与え、気持ちを明るくする効果もあるとされています。

さらに誰かと一緒に体操することで、コミュニケーションがとれて、日常生活に楽しみができるといわれています。

 

“体操”と聞くと、“オリンピックの競技”を思い浮かべる方、いらっしゃるかと思います。

確かに“体操競技”という言葉もありますが、それは“体操”というジャンルの中のほんの一部だそうです。

 

スポーツの場合、“他の人と競い合う”のが基本ですが、

体操の場合、あくまでも基本は“自分自身のため”で、“いつでも・どこでも・誰もができる”のが一番の特徴だそうです。

 

【感想】

体操は自分自身のため・・・。確かにそうですよネ。

朝起きた時は身体がカチンコチンでも、少し軽い体操をすると動かしやすくなるんですよネ。

確かに身体が動いてくると、心も軽くなりますしネ。

私は朝起きるとラジオ体操をするんですが、明日はその話をしたいと思います。

 

7/23(火)   『ラジオ体操』

『ラジオ体操』の始まりは1925年、アメリカの会社『メトロポリタン生命保険』が、

ピアノの伴奏に合わせた健康体操をラジオで放送したのが始まりです。

 

日本では1928年(昭和3年)。

郵便や通信を管轄する機関・逓信省(ていしんしょう)の簡易保険局が、

『国民の体力向上』と『健康増進』を目的に、アメリカの健康体操を参考に、『国民保健体操』をスタートしました。

 

そしてこの体操は、NHKラジオで放送されたため、『ラジオ体操』と呼ばれるようになったそうです。

ちなみに、この時の体操ですが、現在のラジオ体操とは内容が異なっていたそうです。

 

その後、『ラジオ体操第3』まで作られましたが、終戦後、ラジオ体操は放送中止となってしまったそうなんです。

それでも1951年、郵政省とNHKが現在の『ラジオ体操第1』、翌1952年には『ラジオ体操第2』を作りました。

 

ちなみに『第1』も『第2』も、それぞれ13種類の運動が組み込まれていて、

『第1』は特に『血行』や『肩こり』、『体のゆがみ』に効果的とされるのに対し、

『第2』は『筋力アップ』と『内臓の働き』に効果的とされているそうです。

その後、ラジオ体操が夏の間に行われるようになったことから、現在は“日本の夏の風物詩”として浸透しています。

 

【感想】

ラジオ体操、テレビでやっていても“ラジオ体操”と呼んでしまうのは私だけでしょうか。

私、ラジオ体操第1と第2、やってますよ。

朝、体操すると、どこが固いのかがよく分ったり、そこがほぐれてくるのが分かってくるんですよネ~。

これ、皆さんにもぜひオススメです。

 

7/24(水)  『オリンピックの体操競技①』

オリンピックの体操競技は1896年、第1回アテネ大会から行われている歴史ある競技です。

男女とも『種目別』、『個人総合』、『団体総合』でメダルを競い合います。

 

男子と女子では“種目の数”に違いがあって、

男子は『ゆか』、『あん馬』、『つり輪』、『跳馬(ちょうば)』、『平行棒』、『鉄棒』の6つです。

それに対して女子の種目は、『ゆか』、『跳馬』、『段違い平行棒』、『平均台』の4つです。

 

『あん馬』、『つり輪』、『平行棒』、『鉄棒』が“男子だけの種目”なのに対して、

『段違い平行棒』、『平均台』は“女子だけの種目”です。

 

男女とも『ゆか』と『跳馬』が共通の種目ですが、ルールなどに微妙に違いがあります。

例えば『ゆか』の場合、広さは12m四方で同じですが、演技の時間が男子は『70秒』なのに対して、女子は『90秒』です。

また女子の演技の際には、音楽が使われますが、男子では使われません。

 

この違いですが、一説には男子の演技は“技のダイナミックさ”などが求められるのに対して、

女子の場合、それに加えてバランス能力やエレガントで芸術的な演技が求められているそうです。

 

【感想】

そういう違いがあったんですネ。

私、男子の『あん馬』好きなんですよねぇ。それと女子の『ゆか』と『平均台』。

男子の力強い演技も魅力的だし、女子の流れるような美しさも素敵ですよネ。

相当な筋肉量だけど、チカラづくではない演技力がモノをいう競技ですよネ。

体操競技、好きだなぁ~。モチロン、“見る”のがですけどネ(汗)

 

7/25(木)  『オリンピックの体操競技②』

『ゆか』と同じように、男女共通の種目、『跳馬』ですが、器具の高さに違いがあります。

男子は1m35cmなのに対して、女子は1m25cmと、10cm低くなっています。

 

男子だけの種目の『あん馬』ですが、台の高さは1m5cmです。

『つり輪』は2本のつり輪を使いますが、床から高さ2m80cmのところにあります。

 

『平行棒』は高さ2mのところに、2本の棒が平行・水平に設置されています

そして『鉄棒』ですが、鉄棒の高さは『つり輪』と同じく、2m80cmです。

 

女子だけの種目、『段違い平行棒』ですが、高い棒は高さ2m55cm、低い棒は1m75cmのところに設置されています。

ちなみに棒と棒の間の距離は、選手の好みで調整が可能だそうです。

そして『平均台』ですが、平均台の大きさは幅10cm、長さ5m、高さは1m25cmです。

男子と女子で種目に違いがあるのは、“体のつくりの違い”によるものだそうです。

 

【感想】

学生の頃、学校の平均台に乗ったことがあるんですけど、

乗るだけで必死で怖くて、あんな細い棒のようなものの上で、よくあんなことができるなぁ・・・と思いますよネ。

鉄棒も想像以上に高い!2m80cm・・・。私には体操選手は超人に思えます。

 

7/26(金)  『オリンピックの体操競技③』

いよいよ日本時間の今夜、明けて27日午前2時30分、パリオリンピックが開会します。

日本の体操競技はこれまでオリンピックで、男子が33個の金メダルを含む、101個のメダルに輝いています。

前回2021年の東京オリンピックでも、

橋本大輝(はしもと・だいき)選手の『個人総合』と『鉄棒』の2つの金メダルを含む、

5個のメダルを獲得しています。

橋本選手にはパリオリンピックでの“個人連覇”の期待が寄せられています。

 

女子は1964年の東京オリンピック、『団体総合』の銅メダルが“唯一のメダル”という状況が長年続いていました。

それでも前回、村上茉愛(むらかみ・まい)選手が『ゆか』で57年ぶりとなる『銅メダル』に輝きました。

 

そんな体操競技の採点方法ですが、長年、『10点満点制』が採用されていました。

ところがだんだんと“明確な差”というのがつけられなくなり、さらに2004年のアテネオリンピックで、

誤った採点によってメダルの色が変わってしまった事件をキッカケに、2006年から採点方法が変わったそうです。

 

現在は“技の難しさ・難易度”などをもとにした点数『Dスコア』と、

“出来栄え”など“演技の完成度”をもとにした点数『Eスコア』の合計点で採点されているそうです。

 

【感想】

いよいよ今夜、開会ですネ!体操もモチロン、楽しみです。

これから眠れなくなる日々が始まりますが、頑張っている選手たちをぜひ応援していきましょう。

 

【今週の感想】

実は以前から、“体操”をテーマにお話したいな・・・と思っていたのですが、

ラジオなので難しいかな・・・と思っていたんです。

でもスタッフの方々に相談したら、“大丈夫ですよ”ということになり、

“どうせならラジオ体操が始まる夏休みに入った時期や、

オリンピックが始まるこの週にやりましょう!”ということで、

今週は『体操』がテーマになりました。

場所や道具がなくても、どこでも1人でもできるのが体操。

毎日3分でも5分でも体操することで、頭も身体もシャッキ!とすると思います。

朝じゃなくても、気分転換の時でもイイですしネ。

私も毎朝のラジオ体操、これからも続けていきたいと思います。

そしてオリンピックでの体操競技、応援したいと思います。

 

【お知らせ① 次週(7/29~)からのテーマ】

夏によく食べるもので、ツルツルとしてノドごしが良い『素麺』についてです。

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング  ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング  ♪To Be  /  モントルー

パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/