羽田美智子のいってらっしゃい

2024.06.14

2024年6月10日週 テーマ「クセ」

“無意識にやってしまうもの”、『クセ』についてです。

 

■今週(6/10~6/14)のテーマ:『クセ』

6/10(月) 『クセとは』

 

『クセ』を辞書で調べますと、『無意識に出てしまうような、かたよった好みや習性。

習慣化している、あまり好ましくない言葉や行動』とあります。

 

『無くて七癖(ななくせ) あって四十八癖(しじゅうはっくせ)』という言葉がありますが、

これは“あまりクセがないと思われる人でも、多かれ少なかれクセがある“という意味です。

このように、“人には何かしらクセがある”といわれています。

 

そんなクセですが、出てしまう原因ですとかメカニズムというのは、未だに解明されていないそうなんですネ。

それでも、“何らかのストレスによって出やすくなる”ということは分かっているそうです。

 

例えば『唇をかむ』、『爪をかむ』といったクセは、

“言いたいことが言えない”、“イライラしている”といったように、何かストレスを感じる時に出やすいそうです。

そのためお子さんのクセを見た時、“やめなさい!”って叱るのは、

ストレスのもとになってしまうので、逆効果なんだそうです。

 

クセの場合、“自分では気づいていない”ということが多いので、まずは“自分にどんなクセがあるのか”、

そして“そのクセを周りの人がどう感じるか”を知ることが大事だそうです。

 

【感想】

いや~、自分のクセって、なかなか分からないですよネ。

家族や友人に言われて初めて知ることが多いのかな・・・と思いますネ。

私の知り合いには考えている時、髪の毛を何本か束にして、くるんくるんくるんって、指先で遊ばせるクセの人がいますネ。

私はね、大きな耳たぶの人の“たぶ”の部分をさわりたくなるクセがあるんですネ(笑)

モチロン、いきなりさわったりはしませんけど、仲良くなってお断りしてから、

“さわらせて”って言ってからさわらせてもらって、ちょっと安心しています。

“なくて七癖”、いや~、ありますネ。

 

6/11(火)   『髪の毛をさわるクセ』

“髪の毛をさわるクセ”には、様々な心理が潜んでいて、それは“自分自身でも気づきにくい心理”なのだそうです。

 

具体的には、どんな心理かといいますと、例えば、『安心したい・リラックスしたい』。

極度に緊張したり、不安を抱えている時、

“安心したい”、“気持ちを落ち着かせたい”という思いから、髪の毛をさわったり、なでたりするそうです。

また、このクセは“子どもの頃、親から頭をなでてもらうと安心しました”という記憶が強く残っている人に、

よく見られるといわれています。

 

続いて、『考えている・迷っている』。

例えば物事が上手くいかない時、髪の毛をさわることで、感情のコントロールを図ろうとしているそうです。

 

続いて、『照れ隠し』です。

好きな人・好意を持っている人に、自分の気持ちがバレないように髪の毛をさわることで、照れ隠ししているのだそうです。

これは性別に関係なく現れるクセだそうです。

 

他にも、『キレイに見られたい』。

髪の毛の位置で、顔の印象って変わりますよネ。

そのため特に女性の場合、“少しでもキレイに可愛く見せたい”という気持ちから、前髪をさわったりしているそうです。

 

【感想】

昨日お話した私の知り合いは、考えている時に髪をさわってたんですネ。

“どうしようかな~”、“こうしようかなぁ~”、“ああしようかなぁ~”、

“こうしようかなぁ~”って、きっとクルクルクルクルさわってたんでしょうネ。

女子トイレの鏡の前では、ほとんどの方が前髪を直しているような気がするんですネ。

これはもう誰もが“キレイに見られたい・・・”それ、自然な思いですよネ。

私も無意識にやっているかもしれないですネ。

前髪をこうやってさわる・・・。やっぱりそういう女性多いですよネ。

 

6/12(水)  『貧乏ゆすり』

『貧乏ゆすり』とは、座っている時、ヒザを絶えず細かく揺することです。

 

この名前の由来ですが、諸説ありまして、例えば『貧しい人が空腹や寒さから、身体を小刻みに震わせる様子から』という説や、

『江戸時代、足を揺すると、貧乏神に取りつかれる・・・といわれていたから』という説。

 

他にも、『貧しい人は落ち着きがなく、セカセカ動き回っているように見えるから』という説。

さらに、『江戸時代、高利貸しが貧しい人から借金を取り立てる時にイラだって、足を小刻みに揺すっていたから』という説です。

 

貧乏ゆすりの原因のひとつに、『緊張や不安を解消させるため』というのがあります。

いずれも“心理的に落ち着かない状態”ですが、そこに意識を向けてしまうと、

ますますその状態が高まってしまうので、無意識に身体を揺することで、気を紛らわせているそうです。

 

また怒っている時やイライラしている時、それを言葉や態度、行動に出してしまうと、

周りの人に迷惑をかけることになります。

そこで貧乏ゆすりをすることで、怒りやイライラを小刻みにして出しているそうです。

その一方で、貧乏ゆすりの場合、周りの人を不快にさせたり、“落ち着きがない”と見られてしまうことが多いそうです。

 

【感想】

小さい頃は貧乏ゆすりをしている人を見ていらち(せっかち・気が短い)な感じがして、

イヤだなと思ってたんですけど、母がヒザを痛めて通院していた時の先生が、

”貧乏ゆすりのような、身体を小刻みに揺する体操”を教えてくれて、

“この動き、実は体にすごくイイんだ”っていうことを聞いてから、

“アッ、あれはただの運動だったんだ”と思うようになりました。

でもなんか今ドキ、貧乏ゆすりをしている人、

あまり見かけなくなった気がするんですけど、皆さんの周りにはいらっしゃいますか?

 

6/13(木)  『クチぐせ①』

普段の会話や、人前で何か話したりする時、自分では気づかぬうちに、ついつい出てしまう言葉があります。

 

それが『クチぐせ』ですが、例えば『えー』とか、『あの~』です。

このクチぐせなんですが、“次の言葉がなかなか浮かんでこない人”によく見られるといわれています。

こういう人の場合、言葉が詰まった時の沈黙が怖いのと、上手く話す自信がないため、

次の言葉が浮かぶまでの“場つなぎ”として『えー』とか、『あの~』という言葉を、無意識に入れているのだそうです。

 

他にも、よく見られるクチぐせに、『要するに』、『つまり』、『結局』などがあります。

いずれも“言葉をまとめる”という意味ですが、この言葉がクチぐせになっている人の場合、

“自分に自信があって、その場を仕切りたがる性格”といわれているそうです。

 

周りでみんなが意見を言っているのを、『要するに』や『つまり』、『結局』という言葉で、

まとめてしまおうということですから、まさに“仕切り屋タイプ”だそうなんですネ。

 

その一方で、“せっかち”だったり、“面倒くさがり”の人も長々と人の話を聞いているのがイヤなので、

話の途中であっても、『要するに』や『つまり』、『結局』という言葉で、割り込んでいく傾向にあるそうです。

 

【感想】

いらっしゃいますよネ。『要するに』、『つまり』、『結局』。

あとね、『逆に』って言う人もいますよネ。

全然逆じゃなくても“逆に・・・”っていうふうに話している人を見ると、ちょっとおもしろく感じるんですけども。

クチぐせって、性格が出るんですネ。私にはどんなクチぐせがあるんだろう?

会話の中に『なんか』、『なんか』っていうのがあるような気が自分ではしています。

あとは“分からない時に、笑ってごまかすクセ”があるかもしれません。

皆さんのクチぐせは何ですか?

 

6/14(金)  『クチぐせ②』

よく耳にするクチぐせのひとつに、『ちなみに』があります。

これがクチぐせの人は、“人に何かを教えるのが大好き”で、“情報をみんなで共有したい”という気持ちが強いそうです。

 

知りたい情報を教えてくれるので、親切には違いないんですが、“ちなみに・・・”と他の情報まで提供してくるんですネ。

“そこまでの情報はいらないんだけどなぁ・・・”と思っていても、自分が得た知識を伝えたくて仕方ないそうです。

 

クチぐせの多くは、人にネガティブな印象を与えるといわれています。

例えば、『だけど』や『でも』、『だって』がクチぐせの場合、“すぐに言い訳をする”、

“人の意見やアドバイスを聞こうとしない”と見られてしまいます。

 

こういった“ネガティブな印象を与えるクチぐせ”は直す必要がありますが、

クチぐせは無意識に出る言葉ですので、自分では気づいていないことがほとんどです。

そのため、“自分にどんなクチぐせがあるのか”を知ることが必要だそうです。

 

それには周りにいる人、特に家族やお友達など、よく会話をする人に“私のクチぐせって何?”と聞くのが良いそうです。

まずは“自分に認識させること”が大事だそうです。

 

【感想】

私の友人のクチぐせは、『やっぱり』って言う人がいたんです。

会話の中に“やっぱりなんとかだから”、“やっぱりね”ってずっと言っていて、

それを伝えたら意識したせいなのか、ピッタリ止まったんですよネ。

今では“やっぱり”って言って欲しいなぁっていうぐらいです。

『でも』とか『いや』とか、『だけど』って否定から入る言葉って本当に気をつけたいですよネ。

本人はそんなつもりなくても、言われるほうは意外と“アッ、否定されてるな”と思ってしまうので、

気をつけたほうがイイですよね。

私も使っていないか、友達に聞いてみます。

 

【今週の感想】

クセってホントにありますよネ。

でも人のクセはよく気づくのに、自分のクセってなかなか分からないんですよネ。

でも周りの人を不快にさせるようなクセは、頑張って直したいですよネ。

まずは“自分のクセを認識すること”、これが大事ですよネ。

私も認識するようにします。

それと水曜日に『貧乏ゆすり』のお話をさせていただいた時、私が“いらち”って言ったのを聴いて、

“羽田さん、それって全国区の言葉じゃないですよ(笑)”っていうご指摘を何人もの方からいただきました(汗)。

“いらち”って、“せっかち”とか“気が短い”って意味なんですけど、そっかぁ・・・。

これも無意識に使ってしまうクセなんでしょうか。ご指摘ありがとうございます。

 

【お知らせ① 次週(6/17~)からのテーマ】

“コーヒーや紅茶などをいただきながら、くつろぎの時間を過ごせる場所“、『喫茶店』についてです。

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング 

♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング

♪To Be  /  モントルー

パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/