あさナビ

  • TOP
  • ブログ一覧
  • 秋葉牧場の秋葉秀威社長に聞く!インド進出の舞台裏。
2025.03.14

秋葉牧場の秋葉秀威社長に聞く!インド進出の舞台裏。

千葉県成田市にある「成田ゆめ牧場」を運営している

株式会社 秋葉牧場

代表取締役社長の秋葉秀威さんが登場。

千葉を代表する観光牧場である「成田ゆめ牧場」の特徴や楽しみ方、

先代からの事業継承と秋葉さんの牧場、酪農への思いなどを伺うとともに

この春からのインドへの進出についても伺いました。

 

 

秋葉牧場ホールディングス HP コチラ

成田ゆめ牧場 HP コチラ

 

「成田ゆめ牧場」とは

「成田ゆめ牧場」は酪農をベースにした、千葉県を代表する

観光牧場。敷地面積は東京ドームおよそ7倍。

牛や羊、ポニーなど触れ合える動物がたくさんおり、

バーベキューや、体験、子供たちの遊ぶ施設などを併設している。

乳絞りや、アイスクリーム作り、キャンプなどを自然の中で体験できる。

もともとは搾乳専用牧場だった。

明治20年に酪農を創業し、今年で138年になる。

アニメーションとのコラボや、ひまわり畑でのアイドルのイベントなど、

多岐にわたり、牧場をベースに、新しい価値を創出している。

自分は7代目。継ごうと思ったのは高校時代。

進路を考えた時に、自分にとって何がいい道なのかを考え、

やはり100年以上続いてる牧場というのはなかなか日本にないので、

その火を絶やさない方がいいだろうと、自分なりに意味付けをして

継ぐことを決めた。

しかし、父から、いろいろな知識、経験を積んでから

戻ってきた方がいいのではとアドバイスもらい、

すぐには入社しなかった。

営業と経理、英語、この3つをものにしようとテーマを持ち、

印刷会社で営業をやったり、テーマパークで経理の仕事をしたり。

海外に行ってビジネスクール行くなど経験を積んだ。

これにより、視野が広がり、今、いろいろな判断に役に立っている。

 

 

社長就任と事業継承

2018年に社長に就任。

父が残した「常に牛をそばに置きなさい」という言葉がある。

これは、「牛は飼うというのは大変な作業。

朝4時頃起きて、夜11時、12時まで仕事をする。

その大変な思いを捨ててしまうことは簡単にできるが、

合理性だけでなく、そこからいろいろなことを学べるので、

常に大変な苦労を隣に置き、新しいことをしなさい」

という意味で理解している。

苦労することで社内も、会社も着実に力をつけることができる。

常に牛と向かい合い、前に進めていくことが重要だと思っている。

日本の農業が今、人手不足や、後継者がいないという

問題がある中で、1つ芯をもって、酪農をきちんと続けながら

拡大していくことで、日本の未来に少しでも足跡を残せれば、

社会への貢献になるのではないかと考えている。

社長就任の際は、準備はしていたので、

不安より、楽しみの方が大きかった。

就任時の牛の数よりも必ず多く飼うということを1つ決め、

コロナの時に新しく牛舎を建て、父の時の数を超えた。

1つ父への恩返しができたかなとその時思った。

 

 

インドへの進出

今年の春から、インドで酪農家の支援をしながら、

乳製品の製品開発をしたり、それを実際に市場に流していく

という事業展開を計画している。

インドでは、乳製品は広く親しまれ、

日常生活の中に溶け込んでいる。

インドは、行く前は。未知な世界だったが

実際に足踏み入れてみて、色々見聞きするうちに。

これまでの日本の酪農家の経験が非常に役に立つと感じた。

インドの酪農家と一緒に、生産性の改善をし、

彼らの所得が上げられるように取り組みを進めていきたい。

「成田ゆめ牧場」で作った乳製品を輸出するには、

インドはハードルが高く、なかなかかなわない。

一方、日本で培ってきたノウハウは輸出できる。

インドは人口14億人。人の数に対して

乳製品の供給が追いつかないという現状があり、

供給量を増やすところにビジネスチャンスがあると思っている。

酪農家は何万世帯いるが、ノウハウがない。

底上げが急務になってる。

インド進出はチャレンジではあるが、楽しみ。

 

 

企業のリーダーとして

日本の国内ではこれから子供の数も減ってきて、

日本の乳製品を消費してくださる方も減ってくると思うので

外に目を向けないと生き残っていくのが大変だと感じている。

インドとシンガポールをベースに、そこでの成功モデルを

他の国に展開していきたい。

企業のトップリーダーとしては、倫理観を持って、

人のために役に立つことかどうかというところを

最上位に置くということを大事にしている

インド進出についても、インドの酪農家が低所得という問題に対して

所得向上して豊かにしていくというところに

自分たちがどのように貢献できるかということが

1つのモチベーションになっている。

インドの格差の壁を橋渡しすることができるのではないかと

思い描いている。

3ヶ月に1回はインドにいき、長期滞在している。

行くと、いろいろなところでさらに縁をもらえる。

やはり行動しないといけない。

行動しながら、色々チャンスをいただきながら、

また感謝しながら前に進めていきたい。

 

 

これからの夢・目標

「成田ゆめ牧場」は750本以上の桜が咲き、

ピンク一面に染まるのでお花見が楽しめる。

春は羊やヤギの出産がラッシュ。

赤ちゃんヤギや羊を楽しみに来て、触れ合ってほしい。

夏にはひまわり畑が全面に咲き誇る。

ここでは大人の方は童心に帰る。

お子さんたちは、朝から夕方まで1日中遊べる。

小さい時から自然に動物に触れ、体を十分に動かすことは大事。

今後、リーダーとしては

チャレンジすることが仕事の醍醐味になってるので、

100年間は常にチャレンジし続ける会社を目指していきたい。

1番近いところのチャレンジはインド進出。

これをどうしてもやりたいというチャレンジを見つけていくことが大事。

牧場にずっといるわけだけでなく外に出て、

みんなでチャレンジをみつけていきたい。

人の「縁」、「運」、「恩」を非常に大事にしている。

人のご縁をいただいて、ご縁で運が巡ってきて、恩を返していく

そのような流れを大事にしていくこと。

そして、それが大きなモチベーションになってると思う。

最新番組ブログ
    パーソナリティ
    • 黒木瞳
      黒木瞳
    • ルチア