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巻貝から生物の謎を探る!何故に心臓は体の中心じゃないのだ?
人間の体は、実に不可思議な謎に満ち溢れている。
生命活動を司り、人間のエンジンとも言える心臓はなぜ中心ではなく、
左によった場所に位置しているのだろうか。
雪の結晶や、美しい構造体は、驚くほどに幾何学的に美しい対称性を
持っていることが多い。
なのに、何故人間の中身は左対称に出来上がっていないのだろうか。
そして、それはどのように決まったのだろうか。
そんな左右対称の謎に立ち向かっている研究室が存在する。
東京大学大学院・理学系研究科・生物科学専攻・黒田玲子研究室。黒田玲子教授率いる
こちらの研究室から、今回は
中 嘉子(なか・よしこ)さん
阿部 真典(あべ・まさのり)さん
本間 泰平(ほんま・たいへい)さん
が来てくれた。まりがたしまりがたす。ういっしゅ。
巻貝という貝を知っているかね?螺旋状に(螺旋という単語を書くたびに、
グレンラガンを思い出し、そして哲学を思う。不思議だ。)巻かれた貝殻を持つ貝だが、
これが、右巻きと左巻きが存在する。ほとんどが右巻きなのだが、たまに左巻きが
あるらしいのだ。これが何故か分かってない。正確に言うならば、とある遺伝子の
作用らしいのだが、それがどの遺伝子なのか把握しきれていない。
何故、右巻きと左巻きが生まれるのか左右対称でない存在が生まれる理由が分かれば
いつか、何故に人間の体の中は左右対称でないのか、
そのメカニズムも解明できるかもしれない。
美しい貝殻を中川君のお土産に頂いてしまいありがとう。とても喜んでおった。
そして、今回唯一の女性だった中さん。とてもスタイルがよろしくて中川君は
鼻息を荒くしておった。カップまで聞いてしまい申し訳ない。
足が長い!ラムちゃんのコスプレをしてもらいたい!ああ、なんで私は胴が長いんだ!
と、収録が終わったあともずっと興奮しておった。
人間の体の中がなんであんな風なのか、ワシなど今まで一度も疑問に思ったことは
なかった。「そういう風に出来ているんだろうな」と思っておった。
しかし、そこに疑問があればそれを解明する。科学者とは実にすごいものだ。
しかも、最初はただの疑問で始まったことでも、そこから大きな発見が
生まれる可能性を秘めておる。これも素晴らしい。
なんでもいいのだ。どんなことでも「あれ?」と思ったらそれはサイエンスだ。
大きな意味でサイエンスだ。
そう考えるならば、理系だ文系だと分類する必要などない。全てが理系で全てが文系だ。
これから将来を考える中高生の諸君。「なんでも見てやろう!知ってやろう!」
これこそが尊いぞ。
自分を規定するな。自分はこんなもんだと思うな。いつだって人は変われるのだ。
最近説教くさいかな?ワシったら。 |
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