KYOCERA 近未来story 中川翔子のG<ギザ>サイエンス! JOLF AM1242/FRIDAY 24:30〜25:00 ON AIR! メールはこちら
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京セラ 株式会社
株式会社 日経サイエンス
研究内容
参加ゼミ
2008.06.27 放送
東京工業大学大学院
総合理工学研究科
知能システム科学専攻
茂木 健一郎 研究室
日々刻々と変化する感情や目の前に広がる世界。言葉や想像、記憶や直感。脳は様々な処理を行い、その結果私たちの内的世界構築や環境との相互作用を可能にする。しかし、脳内の千億の神経細胞が作るネットワークの動作原理はほとんど不明である。道を切り開くためには、新しいアイデアや総合的な分析が必要である。茂木研究室では各学生が自分で研究テーマを決め、心理実験,脳計測,理論的解析などの手法を用いて,脳のメカニズム解明を目指している。
本日の研究レポート
アハ!うふふ!なんで?そして時間の感じ方。モジャモジャさんの教え子さん。

茂木健一郎さんって言えば、皆さんご存知だろうの。
モジャモジャ頭で面白いことを教えてくれる、本当の博士だ。(ワシは嘘博士)
ワシ、他局だけど某N○Kの「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」が大好きだ。
茂木先生の専門はまさに「脳」。
そして、茂木先生は東京工業大学で自らの研究室を持っており、様々な学生さんが
集って、それぞれにユニークな研究を行っておる。
今回は、その茂木研から
野澤 真一(のざわ・しんいち)さん
須藤 珠水(すどう・たまみ)さん
箆井 智充(へらい・ともみつ)さん
の3人が来てくれたぞ。ありがとう。

そもそも脳とは摩訶不思議な存在だ。人間を人間たらしめる大きな要因のひとつに
この、首の上に乗っかってる不思議な丸い頭があるのだが、
(ちなみに、ワシは頭の大きさが60センチある。ほとんどの帽子がはいらない。)
その能力たるや、ある意味においてスーパーコンピューターが束になっても適わない。
しかも、その凄さの中の白眉は、「我々は無意識のうちに行っている」ということだ。
例えば。
今、鉛筆を持とうと思う。何故今なのか。なぜ3秒後ではなく、4秒前でもなく今なのか。
意思を持つ自発性は、今の科学ではほとんど解明されておらん。
そこに脳が介在することだけは確かだが、入り口と出口だけが実に明快で、その間は
ものすごいブラックボックスとなっている。
例えば。
時間の感じ方も一定ではない。客観的には一秒間という時の流れは物理状態として
全ての人に同様に働く。しかし、その一秒間をどの様に感じるかは人間それぞれに個体差
があるのではないか。臨死体験をした人が、走馬灯の様に人生を振り返ってしまったが、
後から考えればその時間はほんの数秒だったという話を聞けば、
脳の中の「時間を感じる能力」は、伸縮自在かもしれぬと思える。
翻って考えるに、歴史上に生まれた数多くの天才たちは、そんな「時間の感じ方」が、
人よりも長いのかもしれない。同じ1時間を5時間くらいに使えて、その中で考える事が
出来るなら、彼らに与えられた時間は、生きた年数が数十年だったのに、
実際は100年、200年になっているのかもしれないからだ。

茂木研の皆さんは、そんな「脳の不思議」を実に地道に地道に研究している。
話を聞けば、それはまだまだ基礎の基礎を作っている状態ではあるが、
研究テーマとしては、まさに荒野に第一歩を踏み入れるフロンティアの志である。
壮挙だ。まさに「その志や壮なり」である。
モジャモジャ先生の教え子さんたちは、人間的にもユニークでそして魅力的だった。
中川君も感心しておった。
一度、その講義や研究の場を見てみたいの。

ところで、ワシもひとつの現象を発見したぞ。
「今、モジャモジャが流行ってる。」茂木先生もそうだし、月9のドラマ
「CHANGE」では、キムタクさんがもじゃもじゃだ。
そう言えば、かのアインシュタインももじゃもじゃだ。

今、もじゃもじゃが熱いお。ワシもやろうかな。
そしたら、たぶん頭の大きさは70センチを超えるな。人間じゃないな。