渡部陽一 明日へ喝!

2025.11.30

2025年11月30日(日)

※渡部さんは、和歌山県田辺市あけぼのの田辺工業高校で講演しました。
 紛争地の子どもたちの写真を見せ、教育や最前線の医療現場の状況を説明。
 南アジアの国々では宗教上の理由で女子の自由な勉学が禁止されている
 地域があることや、戦争が始まると一番初めにライフライン(空港や駅、港、病院など)が
 破壊されること、化学兵器の影響で生まれてくる子どもの健康に被害が出る「第2の戦争」が
 今も続いていることを伝えました。そのほかのことも…
※B級ウオッチ
 大エジプト博物館がついにオープン
※「宮﨑千尋のラーメン応援団!
 頑張るラーメン店やラーメン文化を応援するコーナー!
 ラーメン店「ソラノイロ」創業者で、ラーメンコンサルタントの宮﨑千尋さん登場です。
※プレゼンショー
 今回は50歳以上のベテラン棋士による、公式戦をご紹介します。
 しかも、一般の方が観戦できる、公開対局なんです。
※B級ウォッチのコーナーで、「エジプト」の話題がありましたが、観光地としての
 エジプトには、どんな魅力がありますか?

すっかり寒くなりましたね。

「宮﨑千尋のラーメン応援団!
頑張るラーメン店やラーメン文化を応援するコーナー!
ラーメン店「ソラノイロ」創業者で、ラーメンコンサルタントの宮﨑千尋さん登場です。

M&Aとは企業の合併や買収の事を言いますが、
「M &Aをした後の飲食店はなぜ、おいしくなくなるのか?」というテーマについて
お話しされています。
なぜラーメン店を始めとする個人の飲食店が大手に買収されるのか、その背景を説明します。

帝国データバンクの「全国企業倒産集計 2024年報」によると、
倒産件数が増加している小売業の中でも、飲食業は894件と
最も倒産件数が多く、2000年以降でも最多の倒産数となっています。
昨今は、米の価格をはじめ原材料費の高騰で値上げを強いられる状況が
続いており、経営存続が困難な事業者が多いのが実情です。

昨今、飲食店が直面する課題は大きく2つあります。
・労働人口の減少に伴う、働き手の不足
・低価格化競争と原価の高騰によるコストの増加
今後はさらに日本の労働人口が減少するため、従業員不足は
一層深刻な問題になることが予想されます。

そんな中、増えているのがM &A、企業の合併や買収です。
例えば、原料を調達する会社との資本提携や、
異なる業界・異業種店舗の運営をする企業を子会社化することで、
原価コストの削減や顧客ニーズに対応し、より幅広い層の顧客獲得に取り組む企業もあります。

M &A 企業の合併や買収のメリットは?
譲渡する個人店側の主なメリットは3つあります。
1つ目は後継者問題の解決です。
後継者が不在の場合、M&Aを行うことで売却先が経営を
引き継いでくれるため、会社を廃業せずに後継者問題を解決できます。
後継者がいない、人材はいるけれども経営スキルのある人物がいないときは、M&Aを検討す
る旨みはあるかもしれません。

次に2つ目のメリットとして、従業員の雇用を守れることが挙げられます。
従業員もそのまま引き継ぐことを前提として売却すれば、
雇用条件が変わる可能性はあるものの、
従業員の失業という事態を回避できます。

そして3つ目が高額で売却できる可能性があるという点です。
評判が良い人気店を譲渡する場合、高価格で売却できる可能性もあり、
売却益を別の事業に挑戦する資金や老後資金として
活用できるかもしれません。

次にデメリットは?
ーメン店で目立つのが、味の劣化です。
具体的なお店の名前は出しませんが、個人店の時においしかったお店が
M &Aの後、質が低下したケースはよく目にしています。
お客様もそこは敏感なので、M &Aの後、超一等地に出店したラーメン店が
ガラガラだった、不味くなってしまった・・・。
そんな事を最近痛感してします。

その原因は?
大きな原因は2つあります。
1つは、「利益を追求する事で素材が落ちてしまう事」。
個人経営のラーメン店は利益ド外視で「美味しい」ラーメンを
作っているケースが多いので、買収した企業からは効率を
求められ、妥協してしまう・・・。創業者の理念が崩れる。
もう1つは、「作り手の問題」。お店を増やし過ぎる事で教育が追いつかない。

 

50歳以上のベテラン棋士による、公式戦をご紹介します。しかも、一般の方が観戦できる、
公開対局のご紹介!

今回のゲストの方は、公益社団法人 日本将棋連盟を代表して、行方 尚史九段に伺います。
行方九段は1973年生まれ。青森県のご出身。藤井聡太名人・竜王が「非常に格好いい先生」と語り、
対戦を熱望した棋士のお一人です。
ダンディな佇まいで、お好きなのが、ロックと、お酒。
無頼の香りを漂わせる、素敵な棋士でいらっしゃいます。
小学校6年生のときに小学生名人戦で3位になり、トイレで悔し涙を流していたところ
大山康晴十五世名人に声をかけられ、その縁で入門に至りました。

行方九段も登場する、注目のイベントを今日はご紹介します。
「第3回達人戦 立川立飛杯」

https://www.shogi.or.jp/match/tatsujinsen/lp/main/tatsujinsenlp.html

この達人戦は、行方九段が去年、準優勝されました。

達人戦立川立飛杯は、将棋界を牽引してきた50歳以上の棋士による公式戦です。
将棋の大会では珍しく、一般のファンが観戦できる公開対局。
静寂な中で繰り広げられるトップ棋士同士の戦いを、舞台を見るような感覚で観戦できます。

観覧席を設けて、プロ棋士の対局を一般のファンに公開します。
会場の立川ステージガーデンの舞台上に対局場が設置され、
会場内の大型スクリーンには、対局の様子と人気棋士たちによる大盤解説会が投影されます。
イベント専用のイヤホンで大盤解説を聞きながら、臨場感のある対局を楽しむことが出来ます。

立川立飛杯は、50歳以上の棋士限定の公式戦で、本戦シード4名と予選通過4名による
トーナメント戦を2日間で行います。

「達人戦 立川立飛杯」本戦の会場は、東京都立川市の「立川ステージガーデン」。
こちらのイベントでは、対局以外のイベントも沢山あるそうですね?
将棋グッズから立川の美味しいスイーツまで、様々なブースが勢ぞろいしています。
将棋体験や、立川の魅力に触れられる企画も多数開催されますので、
将棋に詳しい方もそうでない方も、1日楽しめるイベントです。ぜひ、お越し下さい。

本戦開催は、12月6日・7日の2日間。
観戦チケットの販売など、くわしくは「達人戦 立川立飛杯」の
ホームページをご覧ください。

https://www.shogi.or.jp/match/tatsujinsen/lp/main/tatsujinsenlp.html

本戦の会場は、東京都立川市の「立川ステージガーデン」です。JR立川駅の北口から徒歩8分ほど。
多摩モノレール立川北駅から徒歩7分ほどです。

  • らでぃっしゅぼーや
パーソナリティ
  • 渡部陽一<br>(わたなべよういち)
    渡部陽一
    (わたなべよういち)
    渡部陽一<br>(わたなべよういち)

    渡部陽一
    (わたなべよういち)

    1972年9月1日、静岡県富士市生まれ。
    明治学院大学 法学部 法律学科卒業
    学生時代から世界の紛争地域の取材を続ける戦場カメラマン。

    著作:
    『報道されなかったイラクと人びと』(新風舎)
    『世界は危険で面白い』(産経新聞出版)
    『MOTHER-TOUCH 戦場からのメッセージ』(辰巳出版)
    『ぼくは戦場カメラマン』(角川つばさ文庫)
    『硝煙の向こうの世界 -渡部陽一が見た紛争地域-』(講談社)
    CD(絵本付):
    『渡部陽一の世界名作童話劇場 日本篇』(ビクターエンタテインメント)
    『Father’s Voice』(ビクターエンタテインメント)
    渡部陽一公式ホームページ
    http://yoichi-watanabe.com/