徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー

2025.12.13

昭和歌謡黄金時代の重鎮・前川清登場!

今回は、前川清さんをゲストにお招きし、昭和歌謡黄金時代の想い出などについてのトークをお届け。また、前川さん特有の直立不動スタイルでの歌い方や、藤圭子さんとのエピソードも飛び出しました。

もともとは、「バンドボーイでその場しのぎで歌をやってたから」と冗談混じりに話す前川さん。その流れで“努力が嫌い”“本番に弱い”と自虐ネタで笑いを誘う前川さんに徳光さんが「前川清ブランドを作り上げましたよね」と切り出しました。

徳光:前川さんは、直立不動スタイルで、それでまた歌い方もですね。

   その粘りのある歌い方と、語尾をぐっと伸ばして

   バイブレーションを入れる歌い方というね。

   この歌い方はやっぱり前川さん以外いないし、

   前川さんの真似をしようと思っても、みんなそれで途中で途切れちゃう。

   これは作り上げた訳でしょう?

前川:自分の中で作り上げたというよりも、

   まず努力しない人間は遠回りってしたくないんですよ。

   “人と同じことをやっちゃいけない”という、

   違うアンテナがあるわけですよ。

   そこで私が本当に申し訳ないですけども、ロス・インディオスさんの

   あの歌い方をやめよう。

徳光:(ボーカルの)棚橋さんの?

前川:♪知りすぎたの…ってありますよね。

徳光:あります。

前川:あれはやめよう。ロス・インディオスさんのおかげです。

   ロス・インディオスさん、歌い方甘いんですよ。

改めて“歌詞、主人公は女性で、歌い方は男”という前川スタイルを「それは努力じゃないですか?」と話す徳光さんに対して前川さんが「努力しなくてのアンテナです。人と一緒のことやらない方が得だな、楽だなということを考えついたんです」と振り返りました。

 

また、前妻の藤圭子さんの話題にも。結婚に至ったきっかけについて回顧。

前川:藤圭子さんの育ての親・作詞家の石坂まさをさんの家に

   藤圭子さんが下宿をしていたんです。

   そこから抜けて、こそーっとして僕と会ってた訳ですよ。

   その時、塀があった訳ですよ。

   それでね、その塀を乗り越える時に膝をすりむいたんですよ、彼女が。

   それだけなんですよ。

   「いちいち塀を越えて、なんでこんなして、

   週刊誌とか何かね、もうそういうのがもう面倒くさい。

   籍入れようってなったんです」

徳光:じゃ、塀を取り払ったわけですか?

前川:うまいですね。

その後、宇多田ヒカルさんの話題についても真摯に答えてくれました。

 

桑田佳祐さんとの貴重な秘話などはタイムフリーでもおたのしみいただけます。放送はこちらから

https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20251213054100

 

■ お知らせ

前川清ディナーショー2025 ~Velvet Nights~

日時:2025年12月14日(日)

会場:ロイヤルパークホテル日本橋

詳細はこちら

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    徳光和夫
    (とくみつ かずお)

    1941年東京都出身。趣味は野球観戦、駅伝観戦、音楽鑑賞、落語鑑賞など。高校時代、長嶋茂雄が東京六大学野球新記録(当時)となる本塁打を放ち、嬉しさから小躍りしながらベースを回る姿を見て「人生のすべてを長嶋茂雄にささげよう」と決意したほどの長嶋ファン。

  • 石川 みゆき<br> (いしかわ みゆき)
    石川 みゆき
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    石川 みゆき<br> (いしかわ みゆき)

    石川 みゆき
    (いしかわ みゆき)

    東京都出身。ニッポン放送入社後、『高嶋ひでたけのお早う!中年探偵団』などでアシスタントを務めた。1989年にフリーになった後も、ニッポン放送『ショウアップナイターネクスト』始め様々な番組を担当する。その明るい声と安定した語りは、ラジオリスナーから強い支持を得ている。

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