ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2026.01.25

サンデー早起キネマ『クスノキの番人』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”

1/25の2本目は、国民的ミステリー作家・東野圭吾氏の小説が初めてアニメ化されました
『クスノキの番人』

原作は、累計発行部数100万部を超えた東野圭吾氏の同名の小説。頭の中で映像を思い描き文章にするという東野氏が、実写化するのは難しいと考えながら書いた作品が、アニメ化されたのです。
“その木に祈れば願いが叶う”と伝えられるミステリアスな1本のクスノキとその番人になった青年のもとで紡がれていく人間ドラマです。

理不尽な理由で仕事をクビになった身寄りのない青年・直井玲斗は、追い詰められて過ちを犯し逮捕されてしまいます。
突然現れた弁護士は「依頼人の指示に従うなら、釈放する」と告げます。その条件を呑んだ玲斗の前に現れたのは、柳澤千舟。大企業・柳澤グループの発展に大きく貢献してきた人物であり、亡き母の腹違いの姉、叔母だというのです。
千舟が玲斗に命じたのは、月郷神社に佇む<クスノキの番人>になることでした。番人となった玲斗は、さまざまな事情で境内を訪れる人々と出会い、少しずつ変わっていきます。
しかし、玲斗はクスノキが持つ<本当の力>をまだ知りません。やがてその謎は、玲斗の人生をも巻き込みながら、彼を思いもよらぬ真実へと導いていくのです。

直井玲斗の声は、高橋文哉さん。流されて生きてきた玲斗が迷いながらも自分の道を見つけていく、その変化が見事でした。
玲斗の運命に深くかかわる叔母・柳澤千舟には、天海祐希さん。「愚かですねぇ」と言いながらも玲斗を導く姿がカッコよくて、私も大切なことを教わりました。
他に、大沢たかおさん、齋藤飛鳥さん、宮世琉弥さんと錚々たるメンバーが揃いました。

声優さんたちも素晴らしかったし、アートを意識したという絵もとても繊細で美しく引き込まれました。
特に、クスノキの周りに光が飛んでいる様は祈りを捧げたくなるほど神々しかったです。

「クスノキの秘密が何かという謎ときが最重要ではない」という伊藤智彦監督は、人との出逢いで醸成される関係性を大切にしたファンタジー性のあるヒューマンドラマとして描きました。
それでも、玲斗と一緒にクスノキの謎を解いているような気分になりましたし、秘密が解き明かされていくたびに、その神秘性と偉大な力に畏怖の念を抱かずにはいられませんでした。
人の想いを繋ぐ、想いを誰かに届ける…クスノキが実際にあったらいいのにと思いました。
心の底が澄み渡ってシンとなるような作品でした。
そして、個人的には、登場するフクロウの可愛さにズキュンでした。

『クスノキの番人』
1月30日(金)全国公開

公式サイト:映画『クスノキの番人』2026年1月30日(金)公開
キャスト:高橋文哉/天海祐希
     齋藤飛鳥 宮世琉弥/大沢たかお
原作:東野圭吾「クスノキの番人」(実業之日本社文庫刊)
監督:伊藤智彦
脚本:岸本卓
キャラクターデザイン:山口つばさ 板垣彰子
音楽:菅野祐悟
美術監督:滝口比呂志
配給:アニプレックス
©東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会

最新番組ブログ
    パーソナリティ
    • ひろたみゆ紀
      ひろたみゆ紀
      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

    • 過去のホームページ
    • 中山秀征の有楽町で逢いまSHOW
    • 週刊 なるほど!ニッポン
    • ウィークエンド・ケアタイム 「ひだまりハウス」 ~うつ病・認知症について語ろう~