ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2026.01.18

サンデー早起キネマ『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4Kレストア版

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”

1/18の3本目は、世界的音楽家・坂本龍一、若き日の幻のドキュメンタリーが、約40年の時を経てついに公開!
映画『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4Kレストア版

1984年5月の東京で、わずか1週間で撮影された作品には、4枚目のソロアルバム『音楽図鑑』を制作し始めた頃の32歳の坂本龍一さんの姿が収められています。
監督は、1983年のカンヌ国際映画祭で『戦場のメリークリスマス』を観て坂本さんの音楽とスクリーンの中の姿に心底打ちのめされたというフランス人のエリザベス・レナード。
同じ感想を持った人たちと出会い、フランスのテレビ向けのドキュメンタリーを作成することになりました。

作品完成後の1985年には、いくつかの国際映画祭と第1回東京国際映画祭で上映され、翌年フランスでテレビ放映されたのち、VHSやDVDが発売されましたが入手困難が続きます。
しかし近年、監督の家の倉庫に眠っていた16mmフィルムが発見され、修復・デジタル化されたのです。

『Tokyo Melody』のコンセプトは、「“東京の音”を、坂本龍一という人物のポートレイトとともに描く」というもの。
60分余りの映像には、坂本さんの貴重なインタビューやスタジオでのレコーディング風景に加え、彼が出演したCM、YMOの散開コンサート、映画『戦場のメリークリスマス』の印象的な場面などが収録されています。

とつとつと話すインタビューでは、坂本さんの音楽に対する考え方の基本が語られているように思えます。
そして、当時の機材を使って『音楽図鑑』を制作する様子や、どのようにして『戦場のメリークリスマス』を作曲していったのか語るシーンなど、坂本さんの音楽を知る上でとても重要な要素が散りばめられています。
当時の奥様・矢野顕子さんと「東風」を連弾するシーンも素敵でした。

特に印象的なのが、東京の街の様子です。
渋谷のスクランブル交差点、新宿アルタ前の大型ヴィジョン、原宿のローラー族や竹の子族。
また、駅の改札口で駅員さんが、切符を切る軽快なリズムが忘れられません。昔はそうでしたね。
それから浅草のお祭りの太鼓や笛の音、掛け声。パチンコ屋さんのジャンジャンバリバリの音。

こんな“東京の音”の中から、坂本さんの音楽が生まれたのだなぁ~と素直に思えます。
坂本龍一さんと共に1980年代を生きた方なら懐かしさマックス!知らない方には、新鮮な体験ができる素晴らしい作品です。

映画『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4Kレストア版
1月16日(金)全国順次公開

公式サイト:映画『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4K レストア版
出演:坂本龍一、矢野顕子、細野晴臣、高橋幸宏 
監督:エリザベス・レナード 
撮影:ジャック・パマール 
編集:鈴木マキコ 
音楽:坂本龍一 録音:ジャン・クロード・ブリッソン 
プロデューサー:ミュリエル・ローズ
スーパーバイジング・プロデューサー:キキ・三宅
制作会社:INA、KAB Amercia Inc.、KAB Inc.
1985年|62分|フランス、日本|日本語、フランス語、英語 [英語字幕付き]
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ 
レイティング:G
©Elizabeth Lennard

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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