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11/2の3本目は、第二次世界大戦下のドイツで、牧師とスパイの二つの顔を持ち暗躍した実在の人物を描いた
『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』

ナチスやヒトラーに関する映画はこれまで沢山作られてきました。毎回、知らない事実があったのだと驚かされますが、まだ残っていたのです!
ドイツ人牧師ディートリヒ・ボンヘッファー。ドイツでは誰もが知る歴史上の人物で、今もなお人々の思想に大きな影響を与え続けているそうです。

第二次世界大戦下、ナチスはユダヤ人を迫害したり教会を弾圧するなど、圧政を進めていました。そんな中、独裁者ヒトラーを神のように崇拝する群衆に危機感を抱いた牧師ボンヘッファーは「教会は聖域であり、権力の場ではない」と反発、ヒトラーを全人類の脅威と見なしました。
そして、ドイツ教会を守るためスパイとなりナチスに潜入、ユダヤ人の大虐殺を行なうナチス政権を崩壊させるため「ヒトラー暗殺計画」に加担します。
信仰と信念を貫き、命をかけて闘う彼に、究極の運命が待ち受けていました…。

彼の死から80年の今年、家族思いの青年であり、勤勉なキリスト教信者であり、そして抵抗運動の闘士と化して生き抜いた39年間の短くも濃厚な生き様と、“20世紀を代表するキリスト教神学者の一人”と呼ばれる英雄の知られざる人物像が明らかになります。

ボンヘッファー役は、『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』のドイツ人俳優ヨナス・ダスラー。
監督・脚本・製作は『ハドソン川の奇跡』や『博士と狂人』など実話をもとにした人間ドラマに定評のある名シナリオライター、トッド・コマーニキ。

ボンヘッファーの生い立ちや生き様を見ていると、人の信念はこうやって作られていくのだとわかります。
それでも、命と引き換えに自分の正義を貫ける方がいたことに驚き、それが人を導く牧師さんであることに大きな意味があると思いました。
何より、どんどんヒトラー色に染まっていくドイツの人たちの変化が恐ろしかったです。
人は、こうして長いものに巻かれていくのだと、渦中にいない分冷静に見られました。
ただ、自分が渦中にいたら、巻かれない自信はありません。
だからこそ、冷静になれるこういう作品を見ておくことが大切なのだと思いました。

暗雲立ち込めていくドイツの様子や、レジスタンスの人たちの動きに常にドキドキハラハラ!
伝記、戦争、スパイ、サスペンス、ヒューマンなど多くの要素が詰まった作品。世の中が不安定な今だからこそ、是非ご覧頂きたいです。

『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』
11月7日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国公開
公式サイト:映画『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』公式サイト
監督・脚本・製作:トッド・コマーニキ
出演:ヨナス・ダスラー、アウグスト・ディール、デヴィット・ジョンソン、モーリッツ・ブライブトロイ
2024 年|アメリカ・ベルギー・アイルランド|英語|132 分|5.1ch デジタル|スコープサイズ|カラー|映倫:G |字幕翻訳:大塚美佐恵|字幕監修:小川政弘
配給:ハーク|配給協力:フリック
© 2024 Crow’s Nest Productions Limited

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