ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2025.09.21

サンデー早起キネマ『ブラックバック』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”

9/21の3本目は、『オーシャンズ』シリーズなど数々のヒット作を生み出したスティーヴン・ソダーバーグ監督の最新作。ドキドキハラハラ!大人のスパイ・サスペンス
『ブラックバッグ』

舞台は、イギリスの国家サイバーセキュリティセンター<NCSC>。テクノロジーを駆使した諜報機関です。
そして、タイトルの【ブラックバッグ】とは、最高機密。極秘任務のこと。

ある日、<NCSC>のエリート諜報員ジョージに<ブラックバッグ>が課せられます。それは、世界を揺るがす不正プログラム<セヴェルス>を盗み出した組織内部の裏切者を見つけ出すこと。
容疑者は5人。<NCSC>の同僚で友人でもある4人に加え、5人目はジョージの最愛の妻・凄腕諜報員のキャスリンだったのです。
ミッションのタイムリミットは1週間。
ある夜、ジョージは裏切者の動向を炙り出すべく、容疑者全員をディナーに招待します。食事に仕込まれた薬とアルコールの作用で、容疑者たちの意外な関係性が明らかになる中、ジョージは彼らに“あるゲーム”を仕掛けるのですが…。

エリート諜報員ジョージ役は、『SHAME -シェイム-』『それでも夜は明ける』などのマイケル・ファスベンダー。疑いをかけられた妻を前に一切の動揺を見せず、任務遂行に徹するポーカーフェイスがカッコいいのです。
ジョージの妻で二重スパイの容疑者の一人キャスリンには、魅惑的かつミステリアスな圧倒的存在感を放つケイト・ブランシェット。
そのほか、容疑をかけられた4人には、トム・バーク、マリサ・アベラ、レゲ=ジャン・ペイジ、ナオミ・ハリス、さらに、<NCSC>の上層部はピアース・ブロスナン!

みんな大人で秘密があって、ザ・イギリスのスパイ映画という雰囲気がいいのです。
ただし、銃撃やカーチェイスなどアクションシーンは一切なく、会話劇です。
その会話がスリリングで、巧妙に仕掛けられた嘘と罠に犯人が誰なのかわかりません。
ひたすらスタイリッシュで素敵な会話で運ばれていく心理戦にかえってドキドキハラハラ!
妻が国家を裏切った容疑をかけられ、結婚生活への忠誠と祖国への忠誠の板挟みになるジョージ…さあどうする?スパイという特別な仕事をする夫婦の愛が試される“ブラックバッグ”は成功するのでしょうか?

『ブラックバッグ』
9月26日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開

公式サイト:Universal Pictures Japan
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本・製作総指揮:デヴィッド・コープ
出演:ケイト・ブランシェット、マイケル・ファスベンダー、マリサ・アベラ、トム・バーク、ナオミ・ハリス、レゲ=ジャン・ペイジ、and ピアース・ブロスナン
2025年/アメリカ/スコープ・サイズ/94分/カラー/英語/5.1ch/日本語/字幕翻訳:松崎広幸/原題『BLACK BAG』/配給:パルコ ユニバーサル映画
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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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