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2025.09.21

サンデー早起キネマ『ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”

9/21の2本目は、ビートルズ命名65周年、解散から55年。世界最高のバンドの陰の立て役者の生涯を描く
『ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男』

「5人目のビートルズがいたとしたら、それはブライアンだ」とポール・マッカートニーに言わしめた男、ブライアン・エプスタイン。
わずか32年の誠実な彼の人生は一体どんなものだったのでしょうか?

ブライアン・エプスタインは、祖父の代から続く家具店で働き、忙しい毎日を送っていました。店舗に増設したレコード部門は、2年後には店の看板部門に成長。
ある日、リヴァプールのクラブ「キャヴァーン」で、駆け出しのローカルバンド「ビートルズ」と出逢います。4人が奏でる音楽に心を奪われ、思わずバンドのメンバーにマネージメント契約を打診。
そして、お辞儀をちゃんとするなどステージマナーを教えこみ、スーツを着せ、髪型も整えます。当初はレコード会社に見向きもされなかったビートルズが、ブライアンの奮闘でついにデビューを遂げ、瞬く間に世界中でその名を知らぬ者がいないほどの存在になっていきます。
ブライアンは過酷なマネージャー業務を鮮やかにこなす一方、業務過多から薬物中毒に陥り、さらに同性愛者であることの苦悩と周囲の偏見から次第に精神のバランスを崩していくのです。

ブライアン・エプスタインを演じるのは、『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』などのジェイコブ・フォーチュン=ロイド。生前のエプスタインにそっくりだと話題になりました。
映画を見ている私たちに話しかけながら物語が進む演出に、グイグイ引き込まれます。
そして、若きビートルズの面々が、顔はもちろん、しゃべり方や雰囲気、仕草まで似ていて驚きました。

ビートルズファンには周知の事実でしょうが、私は、エプスタインの存在は知っていても、彼自身の苦悩や亡くなった経緯などは全く知りませんでした。
有能なビジネスマンでしたが、私生活では愛を求めて彷徨う満たされない人生だったのかもしれません。
この作品の原題は、MIDAS MAN。ミダスは触ったもの全てを黄金に変える能力を持ったギリシャ神話の王様です。
ビートルズと共に歩んだ5年10ヶ月。音楽で世界を変えた男の波乱と驚きに満ちた32年の短い生涯…それを想うとあまりにも切なくなります。

『ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男』
9月26日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

公式サイト:有限会社ロングライド
監督:ジョー・スティーヴンソン 
出演:ジェイコブ・フォーチュン=ロイド、エミリー・ワトソン、エディ・マーサン
2024年/イギリス/英語/112分/スコープ/カラー/5.1ch/原題:MIDAS MAN/日本語字幕:斉藤敦子 字幕監修:藤本国彦
配給:ロングライド
©︎STUDIO POW(EPSTEIN).LTD

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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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