ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2025.09.07

サンデー早起キネマ『風のマジム』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”

9/7の1本目は、伊藤沙莉さん主演、実話を元にした原田マハ氏の大人気小説の映画化
『風のマジム』

豆腐店を営むおばあと母親と3人で暮らす平凡な契約社員・伊波まじむは、ある日、行きつけのバーでラム酒の美味しさに目覚めます。聞けば、原料はサトウキビだというのです。
「サトウキビなら沢山あるのになぜ沖縄にはラム酒がないの?」
その日から、マジムの中に、“純沖縄産ラム酒を作る”という夢が生まれました。折しも、社内ベンチャーコンクールが開かれるという渡りに船の状況に!
まじむの思いつきから始まった企画は、契約社員と社員、沖縄本島の人と離島の人、若い世代と高齢者、個人経営と企業など、様々な立場や価値観の違いを浮き彫りにしつつ、その違いをも巻き込み大きな渦となって思いがけない方向に進んでいくのです。

主人公の名であり、本作のタイトルにもある「まじむ」とは、沖縄の方言で「真心」のこと。
無謀な夢に真心込めて体当たりで挑む主人公・伊波まじむ役には、伊藤沙莉さん。夢に向かって突き進む、爽やかで力強い姿を、柔らかで温かみのある沖縄の方言で瑞々しく演じました。

まじむと一緒に暮らす祖母に高畑淳子さん、母には富田靖子さん、まじむがラム酒と出会うバーのマスターに染谷将太さん、伝説の醸造家・瀬那覇を滝藤賢一さん。
他に、尚玄さん、シシド・カフカさん、橋本一郎さん、小野寺ずるさん、眞島秀和さん、肥後克広さんなど魅力的なキャスト陣が脇を固めます。

メガホンを取ったのは、広告やショートフィルムで非凡な才能を発揮し続け、常に新たなチャレンジを試みる芳賀薫監督。これが初監督作品です。

とっても素敵な作品です!クスっと笑って感動の涙が流れた後には心に爽やかな風が吹き抜けるようです。
何もなかったまじむがやりたいことを見つけて純粋に突き進む姿に胸が熱くなります。
そんなマジムを応援する人たち…おばあ、お母さん、バーのマスター、伝説の醸造家、南大東島の人々…1人の情熱がこれだけ多くの方達に伝播していくのだと、改めて感動します。
人は人で磨かれると言いますが、本当なんですね。まじむもその方達によって育てられるのです。
ひとりの夢が、あたりまえを変えてゆく。夢に向かって駆け抜ける彼女を、あなたもきっと応援したくなりますよ。

『風のマジム』
9月12日(金)全国公開  9月5日(金)沖縄県先行公開

公式サイト: https://majimu-eiga.com/
出演:伊藤沙莉/染谷将太/尚玄 シシド・カフカ 橋本一郎 小野寺ずる/なかち 下地萌音 川田広樹/眞島秀和 肥後克広/滝藤賢一/富田靖子/高畑淳子
監督:芳賀薫 
脚本:黒川麻衣
原作:「風のマジム」原田マハ(講談社文庫)
主題歌:森山直太朗(ユニバーサル ミュージック)「あの世でね」
製作・配給:コギトワークス 
2025/日本/DCP/カラー/シネマスコープ/ 5.1ch/105 分/G
©2025 映画「風のマジム」
©原田マハ/講談社

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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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