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5/18の3本目は、世界最高峰の最新のオペラが日本の映画館で楽しめる
『ＭＥＴライブビューイング・モーツァルト《フィガロの結婚》』

ニューヨークのリンカーン・センターにある世界屈指のオペラハウス、メトロポリタン歌劇場、通称MET（メト）。
その最新公演を映画館で上映する「METライブビューイング」は、世界のトップ歌手たちの夢の競演、最高のオーケストラ、刺激的な演出の数々が、リーズナブルな価格で楽しめる画期的なオペラ・エンターテインメントです。
先月はベートーヴェンの唯一のオペラをご紹介しましたが、今回はフィガロの結婚当日の恋と仕返しをめぐるドタバタ喜劇をモーツァルトの極上の音楽で描いた最高傑作！《フィガロの結婚》。

舞台は、スペインのセヴィリャ。
アルマヴィーヴァ伯爵の召使いフィガロは、小間使いのスザンナとの結婚を控えて幸せいっぱい。しかし、2人の雇い主・伯爵がスザンナに言い寄り、以前廃止した「花婿より先に花嫁と性交する“初夜権”」を復活させようと目論んでいることが発覚。
怒り心頭のフィガロは、冷淡な夫に悩んでいる伯爵夫人の助けを借りて、伯爵に一泡吹かせようと計画を練りますが、フィガロに想いを寄せる女中頭のマルチェッリーナや小姓ケルビーノらがからんで大騒動に！
果たしてフィガロとスザンナは無事結婚することができるのでしょうか？

クラシカルでゴージャスな廻り舞台がとっても素敵。
指揮は、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督など、ベルリンの主要なオーケストラを率いる初の女性指揮者として世界から注目されるヨアナ・マルヴィッツ。

主演のフィガロ役は、この役が十八番！バスバリトンのマイケル・スムエル。
フィガロの結婚相手、小間使いのスザンナには、コミカルな演技も素晴らしいソプラノのオルガ・クルチンスカ。
伯爵夫人は、高貴な歌唱に見た目も麗しいソプラノのフェデリカ・ロンバルディ。
伯爵邸で働く少年ケルビーノを若手メゾソプラノのサン=リー・ピアースなど、新進気鋭の若手指揮者＆歌手陣が勢揃い！

自分の恋を達成するために罠を仕掛け合う登場人物たちの必死さが滑稽で可愛く見えてきます。
クスっと笑えるドタバタ騒動の果てのフィナーレでは、スカッと爽快感が味わえる喜劇オペラの最高峰を映画館でお楽しみ下さい。
拍手や演技に反応するお客さんのノリも楽しい！自分もメトロポリタン歌劇場で一緒に鑑賞している贅沢な気分に浸れますよ。

『ＭＥＴライブビューイング・モーツァルト《フィガロの結婚》』
◆上映館：東劇・新宿ピカデリーほか全国 21 館
◆上映期間：5 月 30 日(金)～6 月 5 日(木) ※東劇のみ 6/12(木)まで 2 週上映

公式サイト：モーツァルト《フィガロの結婚》 | 演目紹介 | METライブビューイング：オペラ | 松竹
指揮：ヨアナ・マルヴィッツ
演出：リチャード・エア
出演：マイケル・スムエル、オルガ・クルチンスカ、ジョシュア・ホプキンス、フェデリカ・ロンバルディ ほか
MET 上演日：2025/4/26
上映予定時間：3 時間 40 分（休憩 1 回）