ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2025.01.05

サンデー早起キネマ『サンセット・サンライズ』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
1/5は、気分が良くなる新年にふさわしい3本。

3本目は、新しい年の始めにとっても元気がでる泣き笑い移住エンタテインメント
『サンセット・サンライズ』

原作は、楡周平さんの同名の小説。
自身初のコメディ作品に挑んだ岸善幸監督、脚本は話題作を連発し続ける宮藤官九郎さん、主演は菅田将暉さんという奇跡の豪華タッグで描くのは、近年注目されている“移住”をテーマに、現代を生きるわたしたちの〈新しい幸せのカタチ〉。

舞台は、新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年。
東京の大企業に勤める晋作は、リモートワークを機に、空き家情報サイトで、宮城県・南三陸の4LDK・家賃6万円という神物件を発見!海が近くて大好きな釣りが楽しめる三陸の町で、気楽な“お試し移住”をスタートさせます。
移住と同時に始まった二週間の自主隔離期間、食事など日々の面倒を見てくれたのは、地元の役場に勤める大家の百香とその父・章男でした。
晋作は、仕事の合間に海へ通って釣り三昧の夢のような日々を過ごしていますが、特に百香への思いをこじらせた“モモちゃんの幸せを祈る会”のメンバーは気が気ではありません。
一癖も二癖もある地元民の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力でいつしか溶け込んでいく晋作。その先にはまさかの人生が待っていたのです!

晋作を演じたのは菅田将暉さん、百香には井上真央さん、その父の章男は中村雅俊さん、百香の同僚で幼馴染の仁美に池脇千鶴さん。
モモちゃんの幸せを祈る会のメンバーは、三宅健さん、竹原ピストルさん、山本浩司さん、好井まさおさん。
晋作の会社の社長には小日向文世さんとはまり役の俳優陣!

最初から最後までずっと笑いが絶えないのですが、その笑いがとても温かいのです。
主演の菅田さんがこの作品の笑いについて語っている言葉が、ドンピシャでした。「人を楽しませる笑いというより、傷をいやすような笑いが多かったと思います。岸さんは“泣き笑い”で、宮藤さんは“笑い泣き”のような…撮影中はその間を行ったり来たりする感じでした。」

以前から取材などで被災地の人々と対話を重ねてきた岸監督は、「どんなに苦しい時でも人は日々の小さな会話や出来事で笑う瞬間がある」ということを感じてきたといいます。
そこに、宮藤さんの誰にでも響くユーモアセンスが加われば百人力です!
そして、三陸の海の幸・山の幸にお腹がすくこと間違いなし!

コロナ禍、震災、空き家など社会問題を背景に映し出す人々の力強さや温かさ…なんて人間って素敵なんだろう、笑って泣けるってなんて素晴らしいことなんだろうと改めて実感させてくれます。

『サンセット・サンライズ』
1月17日(金)全国ロードショー

公式サイト:映画『サンセット・サンライズ』公式サイト|2025年1月17日(金)公開
菅田将暉、井上真央、中村雅俊、三宅健、池脇千鶴、竹原ピストル、山本浩司、好井まさお、小日向文世ほか
脚本:宮藤官九郎  監督:岸善幸
原作:楡周平『サンセット・サンライズ』(講談社文庫)
配給:ワーナー・ブラザース映画
Ⓒ楡周平/講談社 
Ⓒ2024「サンセット・サンライズ」製作委員会

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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