ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2024.11.24

サンデー早起キネマ『正体』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
11/24は、生きる力が湧いてくる邦画を3本ご紹介します。

1本目は、号泣必至!横浜流星さん主演、藤井道人監督とのタッグが紡ぐ極上のサスペンス
『正体』

原作は染井為人氏の傑作小説。「ぼくが描かなかった部分をあえて主軸に置いていて、映画『正体』は小説『正体』のアンサー作品だと思います」と話す染井氏。
読んでから見ても見てから読んでも楽しめる作品なのです。

日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木が刑務所から脱走しました。
潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香、和也、舞、そして彼を追う刑事・又貫。
又貫は沙耶香らを取り調べますが、それぞれが出会った鏑木は、名前はもちろん、その容貌もまったく別人のようでした。
まさしく「5つの顔を持つ逃亡犯」が、間一髪の逃走を繰り返す343日間。
彼は一体何者?その正体とは?そして顔を変えながら日本を縦断する鏑木の【真の目的】とは?
 

【5つの顔を持つ】逃亡犯という難しい役・鏑木を演じたのは、横浜流星さん。藤井監督とのタッグは、『青の帰り道』、『ヴィレッジ』に続き、長編では3回目です。
横浜さんは常々「演じる」ではなく「(役を)生きる」と表現していますが、その言葉通り、姿勢・仕草・声色・目線など細やかな部分はもちろん、纏う雰囲気まで一変!
藤井監督も「流星は、人間になりきる力が圧倒的に高い。『正体』では彼の、まさに“七変化”が観られます」と大絶賛!そうなんです。わかっていても「本当に同じ人?」と思ってしまうほどです。

ほかに、鏑木が出会う人々…雑誌記事の仕事をくれる沙耶香に吉岡里帆さん、工事現場で共に働く和也は森本慎太郎さん、(昨夜のSixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャルでも映画のお話をされていましたね。)そして、高齢者施設の同僚・舞に山田杏奈さん、さらに鏑木を追い詰める刑事・又貫には山田孝之さんと、出演を熱望した“主演級”の豪華なキャストが集結。
“この人にはこの役”というピッタリなキャスティングに応える素晴らしい演技を見せてくれました。

脱走してから鏑木、名前と顔を変え、日本全国を転々と移動していくのですが、とてもテンポがいい畳みかけるような展開、次はどうなるのかドキドキしてひと時も目が離せません。
やがて明らかになっていく真実に、後半は涙が止まりませんでした。
純粋でひたむきな心が人を動かし、さらに人を信じるということがいかに尊く人に力を与えるものなのかを教えてくれました。

『正体』
11 月 29 日 (金) 全国公開

公式サイト: https://movies.shochiku.co.jp/shotai-movie
原作:染井為人『正体』(光文社文庫)
出演:横浜流星
吉岡里帆 森本慎太郎 山田杏奈
前田公輝 田島亮 遠藤雄弥 宮﨑優 森田甘路
西田尚美 山中崇 宇野祥平 駿河太郎 / 木野花 田中哲司 原日出子 松重豊
山田孝之
監督:藤井道人
脚本:小寺和久、藤井道人
配給:松竹
©2024 映画「正体」製作委員会

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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