ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2024.11.03

サンデー早起キネマ『十一人の賊軍』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
11/3は、人が生きて行くことについて考えさせられる3本をご紹介。

名脚本家が残した幻の物語が60年以上を経て遂に映画化。山田孝之さん・仲野太賀さんW主演、白石和彌監督がおくる集団抗争時代劇
『十一人の賊軍』

『仁義なき戦い』などを手がけた名脚本家・笠原和夫さんが、自ら破り捨ててしまったという脚本。唯一残されたプロットに描かれていた世界観を『孤狼の血』シリーズの白石監督と製作スタッフが集結し、唯一無二のエンターテインメントに仕上げました。

日本の近代史における最大の内乱、戊辰戦争。
激戦地・北陸では、旧幕府軍による数々の応戦が巻き起こっていました。そんな戦況を一変させ、新政府軍に勝利をもたらしたのは、新潟の新発田藩による歴史的な裏切りでした。
密かに官軍への寝返りを画策する新発田藩の目の前には、官軍の到着が迫っています。
そんな折、旧幕府軍が出兵を求め新発田城へ軍を率いて押しかけてきました。
城から動かない旧幕府軍と迫りくる官軍が鉢合わせれば、新発田の地は戦火を免れない!絶体絶命!新発田藩の家老・溝口内匠は一計を案じ、官軍の進撃を食い止める起死回生の一手として【砦の護衛作戦】を命じます。
集められたのは、殺人、賭博、火附け、密航、姦通などで収監された、死罪になるべき十一人の罪人たち。圧倒的不利な命懸けの過酷ミッションとは、【官軍が砦へ侵攻するのを防ぐこと】。勝てば“無罪放免”という約束を信じ、生きるという一縷の望みのため罪人たちは突き進みます。果たして、彼らは未来を掴み取ることができるのでしょうか!?

W主演の山田孝之さん、仲野太賀さんと共に戦いへ送り込まれる賊たちに尾上右近さん、鞘師里保さん、佐久本宝さん、千原せいじさん、岡山天音さん、松浦祐也さん、一ノ瀬颯さん、小柳亮太さん、本山力さんと、超個性派キャスト陣が熱演。
そして、新発田藩家老・溝口内匠に阿部サダヲさん、新政府軍参謀・山縣狂介を玉木宏さん、岩村精一郎に浅香航大さんなど、豪華な出演陣が脇を固めます。

白石監督は「語呂がいいので正義と悪って括ってしまいがちだが、実のところ悪は存在しなくて、あるのは正義ともう一つの正義だと思う」と話していますが、この作品を観ると、罪人たち、新発田藩、官軍、旧幕府軍と、それぞれに正義があって、それぞれが守るべきもののために戦う理由を知ると、本当に何が正しいのかわからなくなります。
そんな内面の戦いと共に、実際の砦を守る戦いは、殺陣あり、火縄銃の撃ち合いあり、爆破ありとすごい迫力!カッコいいです。
私たちも無我夢中で賊軍と共に闘う気分になれるあっという間の155分。戦いの後、胸に湧き上がってきた思いを大切にしたいと思いました。

『十一人の賊軍』
2024年11月1日(金)全国公開

公式サイト:https://11zokugun.com/
【出演】
山田孝之 仲野太賀
尾上右近 鞘師里保 佐久本宝 千原せいじ 岡山天音 松浦祐也 一ノ瀬颯 小柳亮太 本山力
野村周平 田中俊介 松尾諭 音尾琢真 / 柴崎楓雅 佐藤五郎 吉沢悠 / 駿河太郎 松角洋平
浅香航大 佐野和真 安藤ヒロキオ 佐野岳 ナダル / 木竜麻生 長井恵里 西田尚美
玉木宏 / 阿部サダヲ
【スタッフ】
監督:白石和彌
原案:笠原和夫 脚本:池上純哉 音楽:松隈ケンタ
配給:東映
©2024「⼗⼀⼈の賊軍」製作委員会

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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